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2014年12月8日月曜日

869:【続々報】あの個人情報漏洩で一躍名を馳せたベネッセコーポレーションがまたまた大変なことになっております!の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

かつて、予期せずボクとボクの家族の個人情報がダダ漏れになってしまったというお話をしたことがありました。

真☆煩悩の赴くままに: 810:渦中のベネッセコーポレーションからお手紙が届いちゃったので個人情報漏洩確定!の巻
事の発端とその感想を綴ったシリーズ第一弾!

真☆煩悩の赴くままに: 814:【続報】お手紙が届いたのは渦中のベネッセコーポレーションからだけじゃなかったので、ますます個人情報漏洩確定!の巻
そして衝撃の事実を告げる第二弾が間を置かずして公開!

その後の経緯はニュースなどで報道されたとおりなのですが、しばらく何もお伝えしておりませんでしたので、年を跨ぐことなくこの辺りでこの一連の事件の流れを振り返って経緯をまとめておきたいと思います。


その後に届いたお手紙は3通あった

すでに報道などでご承知の通り、個人情報漏洩元となるベネッセコーポレーションからは個人情報漏洩対象となる各対象者宛に9月頃にお手紙が出されてます。

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以前届いた手紙とあまり変わりない見栄えの似たようなお手紙が時期を違えて合計で3通も届きました。またまた「ベネッセコーポレーションからの重要なお知らせ」みたいなので、白ヤギさんだろうが黒ヤギさんだろうが読まずに食べたりしてはいけませんよ。

ちなみに、この写真の撮影日は2014年9月24日になってました。だいたいその頃を境に前後して合計で3通の同じ封書(対象者はそれぞれで異なる)が届いたと思って下さい。

その中身はと言いますと、例の件の例のアレでした。

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事件発覚から2ヶ月ほど経過した頃でしたので、事件の全貌もかなり明らかになっておりましたので、当事件の直接の被害者の特定と漏洩した個人情報の種類が明らかになっておりました。

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もちろん、このお手紙が届いたってことは、その当事件の直接の被害者ってヤツにボクとボクの家族もバッチリ該当しちゃったということですな。

ま、すでにベネッセから名簿業者を通じてジャストシステムには個人情報が渡っていたみたいなのは確認済みなんですけどね。一応お約束なんで、ビックリしておくことにしましょう。

しかひ、totoやBigや宝クジはなかなか当たらないのに、こういう時だけ引きがイイっていうのもどうなんかなぁ......と、少し複雑な心境になるのもお解りいただけますかね?

漏洩した個人情報は報道にある通り、2015年末頃に配布されるマイナンバー制度でも基本4情報とされている氏名・住所・性別・生年月日の他にメールアドレスとか子供の続柄とかも含まれておりますが、ベネッセ側が「機微な情報」としていたクレジットカード番号は漏洩を免れたとの報告でした。

このベネッセ側の甘い認識が後々に尾を引き摺るキッカケになるんですがね。この時はそんな事も思わなかったんでしょうな。

そして、今後の個人情報の取り扱いに関する話もありました。

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ウチの場合は、下の長女は未だにこどもチャレンジをやっておりますが、上の長男はとっくに進研ゼミをやめているので、とっとと個人情報を削除してもらおうという流れになりますな。

そして、これが問題のお詫びの品のお話。

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お手紙1通当たりで500円相当の金券(楽天Edy、Amazon、nanaco、図書券のうちどれか)が貰えるんです。

が、その他の選択肢として例の......

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ホントに子どもらの未来を託してイイのかどうか判らない謎の財団法人への寄付というのもありましてね。

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一応その怪しい財団法人の活動に関する説明文なんかもあったりするんですが、

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いったいどのツラ下げて「子どもの安心・安全を守る活動」なんていう寝言をほざけるのか理解に苦しむと世間ではもっぱら評判になりましたなぁ、ははは。

もちろんボクはカミさんと相談の上、Amazonのギフト券をチョイスさせていただきましたよ。とっくに使っちゃって残ってないっす。


その後の展開もおさらい

「えぇ〜、たったの500円ぽっちでこの不祥事は闇に葬り去るつもりかいな。」と思わなくもなかったのですが、相手は超一流の大企業。例え世間様から後ろ指刺されるようは粗相をしでかしたとしても、強引な寝技でこの難局を乗り越えちまうんだろうなと、恐らく大抵の被害者の方はみな諦めモードになっていたのではないかと思います。

かく言うボクはどうかと申しますと、まだまだこれから二転三転と面白いことが起きるんじゃないか?と密かにことの成り行きをそっと見守っておりました。

そしたらやっぱりあるんですな、その後の展開ってヤツが。

まずは記憶に新しいところだと思いますが、こちらの処分が11月末に下されました。

ベネッセのプライバシーマーク取り消し 顧客情報流出受け - ITmedia ニュース
まぁ取り消されても仕方ないですね。

大手企業は何らかの形で個人情報(主にここでは顧客情報のこと)を扱っているはずですから、大抵はこのプライバシーマークを取得するために個人情報保護に必要な措置(個人情報を適正に管理するための社内規定制定とその運用方法確立など)を講じ、広くステークホルダーにアピールしていることかと思います。

なので、件のベネッセとしても結構苦労してこのマークを取得し定期的に行われる監査にも耐えていたんだとは思いますが、ひとりの不届き者のせいで取り消されちゃいました。っつってもその不届き者の管理がなってなかったから悪いのはベネッセなんですけどね。

まぁ、これは予想の範疇と言いますか、あって当たり前の処分ですから、あんまり驚きはしませんでしたよ。

次に、これも予想してたには予想してたんですが、まさかホントにやっちまう輩が現れるとは思ってなかったこちらになります。

ベネッセ集団訴訟「1人あたり1~10万円」請求へ 「500円金券では誠意感じず」(弁護士ドットコム) - BLOGOS(ブロゴス)
絶対に誰かが集団訴訟をやると思ってたんだよなぁ。

一応、善意の第三者的な弁護士団が構成されてまして、いわゆる手弁当(訴訟提起時の実費や着手金はない状態)で集団訴訟をやってしまうらしいです。成功報酬的なものは後でちゃんと貰うみたいなので、別に物好きでもボランティアでもなく、キチンとしたお仕事なんですけどね。失敗したら何もないからお仕事ってよりはギャンブル性が高いのかな?

こちらに被害者の会なる説明文が掲載されておりますので、中身を確認してみましょう。

ベネッセ個人情報漏洩事件 被害者の会
詳しくは目をかっぽじってこちらの内容をよくご確認下さい。

500円相当の金券で2,070万人にお詫びをした費用がザックリと10億円相当だったのに対し、今回の集団訴訟では当面の目標とする損害賠償金は15,000円/人だそうで、ベネッセが敗訴した場合に負担する損害賠償金総額は300億円を超えることになりますねぇ。

うーん、金額の桁が多過ぎて計算が面倒だわ(笑)。

さてさて、そこで問題になるのが被害者のあなたがこの集団訴訟に伸るか反るかになってきます。

もちろんボクとその家族も被害者ですから、どうしようか思案中ではありますが、カリスマ性のあるボクの決断を書いてしまうとイタズラに世論を誘導してしまうことにもなりかねませんので、ここでは何も語らないことにしたいと思います。←かなり勘違い?

ま、被害者の方々はご家族でよ〜く話し合って決めていただきたいと思います。

それにしても、やっぱり今年はちょっと変な年でしたな。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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