前回から始まりましたこの時期恒例【夏の思い出】シリーズ。今年のネタはこちらになります。
真☆煩悩の赴くままに: 966:【夏の思い出】全国少年少女草サッカー大会(通称:清水カップ)奮闘記〜基礎知識編〜の巻
なんのこっちゃわからない方は、まずはこちらで概要を押さえておいて下さい。
現地静岡市清水区に前日入り
まずはじめに、何故ゆえに大会前日に移動するかというところか話を始めますと、もちろん大会当日移動だと第一試合に間に合わないからという単純な理由になります。
大会は5日間で開催されますが、静岡県外の全国各地からやってくる参加チームのほとんどは前日までに現地に到着しているんじゃないでしょうか。海外から参加するチーム(今年は台湾と香港)はもう少し前に来日しており、清水エスパルスの選手などとの交流をしているかも知れません。が、ほとんどのチームはこの8月13日(木)が移動日になっているかと思います。
んで、厄介なのがこのお盆休み真っ只中で移動しなきゃならないという点。自家用車に分乗しようが大型バスを借りようが、高速道路は帰省ラッシュでどこもかしこも渋滞しているに違いありません。
毎年参加しているウチのチームも参加を決めた2月末より移動手段に一番頭を悩ませました。というのも、前日夜までに現地入りすればイイといくワケではなく、前日午後に地元のサッカー少年団との交流試合を行うことが毎年の通例になっているため、少なくとも昼過ぎにはJR清水駅に到着していなくちゃならんのです。
検討の末出した結論としては、
- 監督・コーチ・選手の子供たちは、時間の読める新幹線で移動する。
- 大きな荷物と試合に必要な道具類は保護者の自家用車で運ぶ。
保護者の中で旅行業界と繋がりがある方がいらっしゃったので、早々に東海道新幹線の指定席を押さえてもらうことが出来ました。参加選手の人数に多少の変動があったしても致し方なし。とりあえず行きと帰りの新幹線チケットを数ヶ月前から確保しておきました。
前日入りしますので大会最終日まで5泊6日という長丁場になります。着替えのパンツやら何やらだけでもかなりの荷物になります。その他に選手の子供たちはサッカーボールやスパイク、ジャグ(約2リットルくらいの大きな水筒)などを持参しなければなりません。そこで、現地入り当日に行われる交流試合に必要な道具は各自リュクサックに入れて持参することとして、その他宿泊先のホテルで使う荷物は別のバッグに分けることに。その当日夜まで使用しない荷物は大会全日日程に参加できるお父さんが自家用車で現地まで運ぶことになりました。この時、サッカー少年団が保管するその他の荷物(ボールケース、作戦ボード、タープ、ブルーシート、折りたたみ式のテーブル、ベンチシート、大きなジャグ、携行薬品の入った薬箱、AED、2リットルのミネラルウォーター多数......などなど)も運ばにゃなりませんので、ワンボックスカー1台では全然足りません。なので都合2台のワンボックスカーとその所有者である保護者の方2名が大渋滞の犠牲者になることに......。
この移動方針が決まったのが5月のゴールデンウィーク明けくらいでしたかね。選手の人数が多く2チームエントリーだった昨年は大型の観光バスを借りた方がコスト的に安価だったのですが、今年は15名(途中離脱する選手もいる)と少なめだったので、新幹線&自家用車の併用策になりました。
自家用車で移動する保護者っつっても、チームのスタッフとして参加しているお父さんが候補の中心。お盆休みを挟んで8月13日(木)から18日(火)まで仕事を休める人が自ずとその候補になること必至。
もちろんチームのスタッフであるお抱え審判員であるボクは、いち早く5月のゴールデンウィーク明けには会社に休暇を申請し、ドライバーの1人として名乗り出ました。昨年買い換えた自家用車(ヴォクシー)はこの日のために用意したと言っても過言ではありません。
なんせ、6年生であるウチの長男の集大成とも言える大会参加ですからね。最初から最後まで見届けて記録(写真やビデオ)にも記憶に残しておきたいじゃないすか。バカ親が親バカだってなだけの話なんですがね。
さぁ静岡に向けて出発だっ!
そして迎えた8月13日(木)当日の朝。荷物車のドライバーであるボクは愛車ヴォクシーに自分の荷物と共に颯爽と乗り込んで、集合場所であるいつもの小学校へと向かいます。
集合時間は7時15分。車に積んで持っていく団の荷物と、新幹線移動する監督・コーチ・選手の荷物を積み込んだ上で、小学校を出発するのが7時45分。折しも8月12日(水)頃から関東近郊の高速道路は帰省ラッシュの大渋滞が始まっているようで、8月13日(木)当日朝のめざましTVでは、ボクも通る東名高速道路下り線は大井松田付近を先頭に約40kmの渋滞予想が出るという、何とも幸先の良いスタートとなりました......。
もう1台の荷物車のドライバーのお父さんと、連絡係として同乗してくれるお父さんと3人で「どの道を使って静岡まで行くか?」を検討した結果、あえて東京都内(首都高とか環状8号線)は使わずにさいたま市から北上して、桶川北本ICから圏央道に乗って行くことにしました。一見、静岡とは正反対の方角に行くように見えますが、そこは「急がば回れ」方式とでも申しましょうか、きっと予想外の行動に渋滞の神様(?)も驚いて、そんな変態野郎共には渋滞という名の足枷を課すこともなかろう(要するに神頼み)と多少楽観的な考えの下に、これから始まる長い長い渋滞の旅へと旅立ちます。
大宮バイパスから国道16号には入らずに上尾方面へと市街地を抜けまして、圏央道・桶川北本ICまでは順調に進みました。国道16号線で川越方面を通り抜け狭山ICから圏央道に乗るという手もありますが、関越自動車道・川越IC付近での混雑があるだろうと勝手に予想し、これを避けた判断が功を奏しましたな。
無事に圏央道には乗れましたが、この先いくつかの関門が待ち受けているはず。関越自動車道と交わる鶴ヶ島JCと中央自動車道と交わる八王子JCで分岐方面への渋滞がすでに始まっているとの報道もありましたので、その付近に近づいたら極力右側の追い越し車線を走ることに。確かに左側に分岐がある走行車線は徐々に渋滞気味になりましたが、右側の追い越し車線は意外とスムーズに流れており、鶴ヶ島JCも八王子JCも拍子抜けするくらい軽くパスできました。
次なる関門は海老名JCから東名高速道路へと入った直後、大井松田付近を先頭にした渋滞がどの程度なのか?という点になります。が、これもいざその近くまで行くと渋滞が解消されつつある状態でして、時速60kmくらいで流れる程度の軽い渋滞で済みました。渋滞のピークが午前9時前後だったようで、早朝に家を出発した真面目な人々がことごとく渋滞にハマり、多少ノンビリと出かけたボクらは渋滞を避けられたという悪運の強さを発揮する結果となりました。
大井松田ICを過ぎたあたりでPAでトイレ休憩(という名の一服タイム)を取り、その後は渋滞らしき渋滞もなく、清水ICまでノンストップで走りました。
本日の目的地は、大会前日に組まれた地元清水のとあるサッカー少年団との練習試合会場になるサッカーの強豪である旧清水商業高校の近くにある小学校。清水ICを降りたボクらはその小学校に直行しまして、到着した時刻が11:15分頃でした。遠くさいたま市から車をすっ飛ばして来たとは言うものの、特に違法なスピードでかっ飛ばして来たワケでもないのに、全行程の所要時間が3時間半という奇跡がここに起きたことになります。
数年前の夏休み、伊豆方面へと家族旅行に行く時だったかと思いますが、高速台をケチって東名高速道路・用賀ICまで下道の環状8号線を使ったがために、東名高速道路に乗るまでに4時間強を要したあの頃が嘘みたいな結果になりました。もちろん、新幹線で移動する監督・コーチ・選手の子供たちもまだ到着しておりません。
意外と静岡も近いんだなぁと勘違いしてしまいそうでしたよ。
地元清水のサッカー少年団他と練習試合
毎年のように全国少年少女草サッカー大会(通称:清水カップ)に参加している我がチームの監督は顔が広く、大会参加が決まった直後から地元清水のサッカー少年団の監督さんと連絡を取り合い、大会前の調整のために練習試合を組んでくれておりました。
試合会場となったのは、とある小学校の校庭なんですが、まず驚いたのが小学校の校庭が全面天然芝だっていうこと。
さすがサッカー王国清水。こんなスゲェ環境でサッカーやってる子供たちはきっと上手いに違いないでしょう。それに、こんな素晴らしい環境で練習試合をやれるウチの少年団の子供たちも何と恵まれているのか......と思ったのですが、この小学校は明日からの大会の試合会場のひとつになるようでして、最後の芝の手入れがあり使わせてもらえませんでした。トホホ。
ちなみに、サッカー王国清水の小学校はどこも天然芝の校庭を備えているかというとそうでもなくて、ごくごく限られた小学校の校庭のみが芝になってるんだそうです。かつてJリーグ100年構想(全国に芝のサッカーグラウンドを作る)ってのがありましたけど、アレってどうなったんですかね?
残念ながら天然芝のグラウンドではサッカーできませんでしたが、この日はその小学校のお隣にある中学校の土のグラウンドにて、地元清水のサッカー少年団の他、東京・神奈川・埼玉(ウチ)のサッカー少年団が集まってのフレンドリーマッチが行われました。
いずれも日頃対戦することはまずあり得ないチーム同士の試合になりまして、互いの実力もわからないままいきなりの練習試合になります。もちろんこの大きな大会に参加して力試しをするようなサッカー少年団ですから、それなりに強いに決まってます。ウチはそこそこなんですけど(そんなに強くない)。
ま、結果はひとまず置いとくとして、この日は20分ハーフの前後半の試合を総当り戦でたっぷり3試合もさせていただきました。前日の調整としてはありがたい量の練習試合となりました。
なお、大会本番では地元清水の高校生がボランティアで審判を務めてくれるのですが、この日は前日に個別に組まれた練習試合ってことで、ボクもグラウンドで審判として心地よい汗を流させていただきました。
いゃあ、それにしてもどこのチームの子供たちも上手いな、ははは。
練習試合が終わりましたら、これから5泊もお世話になるJR清水駅近くのホテルへと移動し、フロ(というかユニットバスなのでシャワーだけ)、夕食、ミーティングを済ませて、子供たちは早々に眠りにつきます。
監督・コーチと帯同するスタッフ(つまり大人たち)はその後どうしたかと言うと......もちろん、近くの居酒屋で大会とは全く関係のない勝手な前夜祭を開催するという流れに決まってますがな。初日の夜から二日酔いになるくらい飲んじゃいましたよ。
ということで、大会前日の様子はこんな感じでした。
この大会を経験している監督とコーチを除いてたスタッフと子供たちはまだまだ旅行気分だったのですが、この後いかに過酷な大会であるかということをイヤというほど思い知らされることになります。
その続きは次回にでも書かせていただくことに致しまして、今回はこの辺でお開きとさせていただきます。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
0 件のコメント:
コメントを投稿