お暑うございます。不快な温度と湿度に満たされた毎日が続きますなぁ。子供たちは夏休みに入ってそれなりに楽しんでいるようですが、こちとらサラリーマンは嫌が応にも平日はスーツ着て会社まで出掛けにゃなりませんから、ホントに心身ともに疲弊しちゃいますわ。
少しでも何か楽しいことがないかと毎日画策しているのですが、なかなか都合のイイ話なんてのは、そこらに転がってるワケもな......いや、そういやありましたよ。
つい先日、仕事にかこつけて六本木界隈に出かける用事が出来まして、こりゃちょうどイイってなことで、六本木ヒルズでやってるとあるイベントに足を運んでみたんでしたわ。もちろん仕事をサボって涼んでいたワケではありません。←言い訳するところが怪しい。
今回はその話をさせていただきたいと思います。
『機動戦士ガンダム展 "The Art of GUNDAM"』 とは?
2015年7月18日(土)から六本木の森アーツギャラリーにて開催されているイベントであることは、熱狂的なガンダムファンならばすでにご承知のこととお慶び申し上げます。
「機動戦士ガンダム展」THE ART OF GUNDAM
詳しくはこちらをご参照ください。
こちらが六本木ヒルズの中にある森アーツギャラリー近くにて撮影したポスター。
かの有名な最終話「脱出」に出てくる宇宙要塞ア・バオア・クーでのガンダムとジオングの攻防におけるワンシーンですな。
この美術展(と言っても過言ではない内容)は、その展示物の希少性からか、ほとんどが写真撮影厳禁となっておりまして、こうしたブログでは非常にお伝えしにくい内容となっております。
展示物の内容は?
俗に言われる初代ガンダムを作った男たち3人(監督・脚本の富野由悠季氏、キャラクターデザイン担当の安彦良和氏、メカニックデザイン担当の大河原邦男氏)が所蔵する貴重な原画やら脚本のみならず、企画段階の幻の企画書とか準備稿のキャラクターデザインやらメカニックデザインなどが「これでもかっ!」ってなくらいたくさん展示されておりまして、できればこのままここに住み着いてしまいたいと思わせるほどの濃い内容になっております。
チケット(大人2,000円)を購入してすぐに入場できるワケではなく、まず最初に入口付近でいきなり足留めをくらいます。が、これは最初に10分弱の映像作品を観るための順番待ちと思って、周囲にある名ゼリフなどを眺めながらお待ち下さい。
その映像作品ってのが、第5話「大気圏突入」の有名な地球圏への降下シーンを地球方面軍第13独立部隊であるホワイトベースのブリッジから眺めるという、ガンダムファンならヨダレを垂らして喜び嗚咽を上げる体験ができるんですから、少し待つくらいは我慢しましょう。
後方の少し小さめのスクリーンにはキャプテンシートに座った艦長ブライト・ノアがいて、前方の大型スクリーンには操舵士のミライ・ヤシマがいて、その右横には通信士のセイラ・マスまでいるんですよ。もちろんモニター(映像の中のモニター)越しにガンダムのパイロットであるアムロ・レイも登場しますし、ブリッジ前方に広がる宇宙空間には3Dグラフィックのガンダムやらザクやらシャア専用ザクが戦闘を繰り広げるシーンなんかもご覧いただけるってんだから、待つことなんざ全然苦にならないはず.......です。
ま、映像を見終わった後だから言えるんであって、待たされてる最中は多少イラついちゃったりするんですけどね。
とにかく、この最初に観ることになる映像作品はお一人様一回限りとさせていただいておりますので、両の目をかっぽじって瞬きなどせずに最初から最後までよーくご覧いただければと存じます。
その後は貴重な資料(実物の企画書やら脚本やら絵コンテやら油絵と思われるポスター原画などなど)をひとつひとつジックリと見て回ることができます。しかしながら残念なことに写真撮影はほぼ全面禁止。なのでここでお伝えできないのが非常に心苦しいのですが、幸いなことに途中の一部ゾーンだけは写真撮影が解禁されておりますので、次に撮影してき写真の数々をただ並べるだけでブログ執筆的には非常に楽で手抜きな展開に挑戦してみたいと思います。
撮ってきた写真の数々
ファーストガンダムでは地球連邦軍派なボクなので、ここでも主に地球連邦軍寄りの写真をご披露させていただこうかと思います。
まずは、もちろん主役機になるモビルスーツ「RX-78-2 ガンダム」のデッサンになります。
これって見覚えがあるんですけど、昔のガンプラ(1/100ガンダム)の箱の絵じゃなかったでしたっけ?違うかな?
こちらはトリコロールの色がついた原画ですな。
こちらが地球連邦軍がV作戦で開発した画期的なコア・ブロック・システムを体現する宇宙戦闘機「コア・ファイター」です。
他にもジムとかガンキャノンとかの原画も撮影してきてはいるんですが、時間と紙面の都合上割愛させていただきまして、この展示会ならではの逸品をご覧いただきたいと思います。
それがこちらですっ!
実物大の「1/1ガンダム・ヘッド」とでも呼べばいいんでしょうか。この壊れた状態から類推するに、宇宙要塞ア・バオア・クーでのジオングとの戦闘にて、敵が放つメガ粒子砲にて破損したガンダムの頭部を現地から取り寄せたものになるかと思います。
芸が細かいことに、時々通信ノイズのような音とともに内部のモニターやランプらしきものが明滅する仕様になっておりまして、「こ、こいつ、動くぞ?!」ならぬ「こ、こいつ、まだ生きてるぞっ?!」的なセルフが自ずと口から発せられること間違いなしなリアルな造形に感嘆のため息以外のものが出てまいりません。
やはり、このような作品は一家に一台欲しいもんですな。
この他に、ガンダムの名シーンを再現するジオラマが展示されておりましたので、その数々をご覧いただきたいと思います。
まずは有名な「MS-06S シャア専用ザク」の雄姿から。
ショルダータックルをかましてくるシーンと言えば、前述の第5話「大気圏突入」の戦闘を思い出しますけど、その前のガデムの旧ザクが出てくる第3話「敵の補給艦を叩け!」だったかも知れません。
お次もかなり有名な第1話「ガンダム大地に立つ!!」の冒頭シーン。
スペースコロニーであるサイド7にひっそりと浸入してくるのは「MS-06F 量産型ザク」ですが、搭乗者はデニムとジーンでよかったんでしたっけ?
お次は地球圏に降下してしばらくした後、ガルマが死んだ後に登場するランバ・ラルが駆る「MS-07 グフ」の登場シーン。
確かに雷鳴轟く中での登場シーンだったと記憶しております。
お次も有名なオデッサ直前の黒い三連星率いる「MS-09 ドム」のジェット・ストリーム・アタックを再現したシーン。
ガイアとマッシュのドムは写ってますが、オルテガのドムが切れてしまいました。逆かな?
こちらはホワイトベースがどこぞに着陸しているシーン。
かなり破損していますので、場所はア・バオア・クーじゃないかと思うんですが、違いますかね?
そして、海中のシーンを2連発。まずは「MSM-03 ゴッグ」。
そして、その後方に控えるのは「MSM-07 ズゴック」。
ズゴックと言えば、シャア専用ズゴックがジムの土手っ腹を貫くジャブローでのシーンが有名なんですけど、それはありませんでした。
こちらは、通称「こんぺいとう」と呼ばれる宇宙要塞ソロモンで登場するドズル・ザビ搭乗のモビルアーマー「MA-08 ビグザム」が今まさにメガ粒子砲を撃たんとするシーン。
迫力がありますなぁ。こんなのが量産されてたら、ホントに連邦軍はどうなっていたかわかりゃしません。
そしてこちらは、ファーストガンダムきっての悲劇、アムロ・レイが同じニュータイプのララァ・スンが搭乗する「MAN-08(MAN-X8) エルメス」のコックピットをビームサーベルで貫いてしまうシーン。
いま思い出しても泣けるシーンですな。
そして最後は、「ラスト・シューティング」という名前もつくシーン。ア・バオア・クーでガンダムがジオング・ヘッドと闘うワンシーンです。
ちょっとポーズが......という気がしないでもないっすね。
帰りにはお土産も買おう!
美術展の最後には物品の販売コーナーが待ち構えておりますので、油断しちゃなりません。もちろん今回の美術展限定の品々が所狭しと置かれてまして、ボクもできれば限定のガンプラなんかを山ほど買いたかったんですが、なんせまだ作ってない買い込んだガンプラが押入れの中にこれでもかってなくらい残ってますので、今回はやむなく自重しました。
ってなことで、今回の戦利品はこのようになっております。
左半分はタダでもらえるパンフレット類でして、右半分が実際に購入した品々になります。
蒐集癖と言う名の病に侵されたマキシマリストのボクが喉から手が出るほど欲しかった限定のFWコンバージを2つも買ってしまいました。すでに持ってたりするものも含まれてるんですが、微妙に彩色が異なったりするんですわ。もう飾っておくスペースなんかどこにもないというのにねぇ......。
中でもオススメというか、絶対に買わなアカンってのが、こちらの機動戦士ガンダム展限定の展示作品集。
ほぼ写真撮影禁止でしたので、もう二度と見られないかと思いきや、こんな形で物販するなんて、ホントに商売上手ですな。2,500円ですよ、まったく。
この美術展に訪れた日は、残念なことにこの後に仕事絡みの会合が控えていたので、あまりジックリと鑑賞できなかったのが心残りです。
ですが、まだまだ開催しております(9月27日まで)ので、今度は余裕のある休日にでも再度訪れて、限定のガンプラなんかも買っちゃいたいなぁなんて無謀なことを考える今日この頃です。
でも、8月8日からは上野の森美術館で『大河原邦男展』も開催されちゃうんですよね。
メカニックデザイナー 大河原邦男展 | 上野の森美術館 | 見どころや巡回展、チケット情報など
こっちにも行かなきゃな。
あと、時間的に余裕がある方は、この美術展に行く前にこちらを読んでおいた方がイイかも知れません。
展示されている作品や構想段階の話などを事前に理解できますので、より理解が深まるかと、思います。
ってなことで、そんなプチ情報をお伝えしたところで、そろそろお開きにしたいと思います。
今回はここまでっ!
(おわり)
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