突然ですが、理由は解らないんだけど、無性に泣きたくなる時ってないすか?
そんなに無理をしなくても、歳をとって涙もろくなってるのもあって、比較的簡単に泣けたりもするんだけど。
でも、何なんだろう。とにもかくにも、取りあえず「あぁ〜思いっきり泣きたいっ!」ってなる時がありますよね。ないかな?
今回は、なぜそんな感じになるのかはさておき(考えても解らないからね)、泣きたいと思った時に役立つ補助的なアイテム、映画とか小説とか漫画とかの話をしたいと思います。
いつもながらに、特に何かの役に立つワケではありませんので、あらかじめご了承願います。
どういうものがボクの心の琴線に触れるのか?
「泣きたい」時に「泣ける状態に持って行くのに必要なモノ」ってあるじゃないすか。アイテムっつうか補助魔法みたいな代物が。
現実に生きる世界でアイテムなしに自分を泣ける状況に追い込むってのは、なかなか難しかったりもするし、本当にそんな状況を作り込んでしまうと、後々トンデモなく面倒で厄介なことになったり、それこそ取り返しのつかないことにもなりかねないので、止めておいた方が無難です。
その代わりと言っちゃあなんだけど、常に簡単に泣ける状態に持って行くことが出来るアイテムみたいなものを幾つか用意しておきたいもんですよね。
そんな時に役立つのが、映画だったり、マンガだったり、小説だったり、音楽だったりしませんかね。
この場合の「泣きたい」ってのは、途轍もない感動的な超大作を求めてたりするワケじゃないのね。歓喜に打ち震えてたり、ハッピーエンドを求めているワケではないのよ、ボクの場合は。
あと、「父ちゃん、情けなくて涙が出てくらぁっ!」ってな感じのあばれはっちゃく的な話でもないのよ。
どちらかと言うと、「うぅ、なんて悲しい話なんだっ!」っていう類の不幸な話が適していたりもするんですよ。「身近な人との別れ」なんてテーマだったら、それこそ大好物。それだけでご飯3杯はイケるかも知れない。
この時の「不幸な話」ってのは、「他人の不幸は蜜の味」ってのとはちと違う。それでほくそ笑んだり、いい気味だって思ったりするワケじゃないから。
むしろ、その不幸に苛まれる主人公に思いっきり感情移入して擬似的に不幸を体験するような、そんなバーチャルな話が合ってるんだと思います、ボクの場合はね。
だから、あまりにも現実離れした悲しさはダメ。日常でも起こり得るような、でも自分には起きて欲しくないくらい悲しい出来事じゃないと、なかなかのめり込めない。
それがフィクションじゃない本当にあったリアルな話だったりすると「なんて不謹慎なっ!」ってことにもなりかねないんだけど(いるよね〜、そういうお節介な輩が)、決してふざけているワケじゃないのよ。
そういう悲しい物語を知って、その「悲しみ(哀しみ)」を少しでも共有してるってことになるんだから、どちらかというと「その重荷をボクも背負ってあげたい」とか、そんな共感を覚えて「泣ける」ってことね。それこそ余計なお節介なのかも知れないけど。
ということで、ボクが「泣きたい」と思った時に頼りになるアイテムを幾つか紹介してみたいと思います。
泣ける映画
まずはこちら。
いきなり古っ!しかもいきなりアニメ枠からかいっ!
いやいや、侮っちゃイケませんよ。「かつてこれほど泣ける映画ってあったのか?」ってくらい泣けますよ。なんせボクが幼かった頃からの定番中の定番な「泣ける映画」ですから。
この続編のコレはもっと泣けるからたまらない。
ちなみに、これらはAmazonのプライム会員なら、こちらのアプリからいつでもタダで観ることが出来ます。
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カテゴリ: エンターテインメント, ライフスタイル
あと秀逸なのは「さよなら銀河鉄道999」の方のエンディングにかかる曲。これがあるとないとでは大違い。あって良かった、そんな感じ。
普通はね、音楽ではいくら感情移入しようとしても泣けないんですよ。いくら歌詞がイイっつったって、そこまでの思い入れがなかったら、涙腺のスイッチをオンするまでには至らないのね、ボクの場合はですけど。
でも、この続編の方のエンディング曲はヤバい。映画のストーリー(特に最後のオチみたいなところ)を知っているからだと思うんすけど、このエンディングの曲だけ聴いても、すぐに泣ける。もう自信満々に断言出来ちゃう。そんくらい泣けるっつうこと。
もちろんTV版の最終回もイイんだよね。確か小学4年生の頃にオンタイムで観たんだったかなぁ。夕食食べながら観てて、子供ながらにボロボロに泣いた記憶があるんだよねぇ。もう36年も前の話だけど。
ちなみにマンガは泣けなかったと記憶してます。原作なのにね、不思議。
あとは、これかな。
コレも普通の人は「泣ける映画」というお題で持ってくることはないと思うのよ。ジャンル的にはアクションに分類されるのかな?
でもね、コレが泣ける。もう、ボロボロ泣ける。映画館で着ていたTシャツにシミが出来るくらい泣いたし、今でもコレを観ると止めどなく涙が溢れ出てくる。
この映画の場合も、泣けるのは最後の方。主人公のお兄さんの奥さんに思いっきり感情移入しちゃって下さい。
泣ける漫画
まずは定番から。
もちろん読むのは、てんとう虫コミックスの第6巻の最後の話ね。ついでに第7巻の最初の話を読んでもイイけど、悲しさの種類が違うからご注意あれ。
あとは、コレも定番かな。
文庫本だとどこら辺かは解らないんだけど、単行本で言うところの第18巻あたりが最高。すぐに泣ける。でも、そこに至るまでの登場人物たちの関係性を理解していないと泣けないから、まだ読んだことのない人はちゃんと第1巻から読むように。
あとはね、ド定番だけど「タッチ」の第7巻辺りとかね。ごめん、リンクは貼れなかった。
もちろん、無音(っていうか漫画だから音なんか出ないんだけど)のまま、ただその情景が流れるような、あの場面ね。多摩川の河川敷なのかな?小田急線の高架下?あそこよ、あそこ。
あれは最初読んでた時に「こんな早くにこの流れ、本当に必要だったのか?」って作者の意図が解らなかったんだけど、後から考えてみたらあのタイミングしかなかったってことに大きく頷けるから不思議。
あと最近読んでいて泣けたのが、またまたド定番だけど、コレ。
どちらかと言うと「悲しさ」成分は足りないと思っていたんだけど、なんかジワジワくる「寂しさ」がある感じ。「ここっ!」っていうシーンがあるワケじゃないんだけど、何故か泣けた。後半になるに連れて泣けて来た。なんだか不思議。
「泣ける漫画」はまだまだありそうだけど、取りあえず定番中の定番だけにしておきますかね。
泣ける小説
まずはコレ。もはや定番かもね。
昨年デビューした時の作品とは思えないほどの完成度。しかも泣ける。
どなたかのブログでレビューを拝見して、速攻で電子書籍をポチって読んだけど、全体的に面白いし、泣けるし、もう最高。電車の中でもドトールの喫煙コーナーでも泣ける。買ってから4〜5回読んでるけど、何回読んでも同じところで泣ける。話のスジを知ってるのに泣けるってのは貴重。
ちなみに最近出たこの作者の新作はまったく泣けませんので、ご注意下さい。
あとは、小説じゃないけど、コレも泣ける。
この本のことだけはキチンとコメントしておくことにしますね。だって、コレだけはフィクションじゃなくて、本当にあった話をまとめたものだから。だから余計に泣けるってのもあるんだけど、やっぱり不謹慎だって言われそうでツラい。
やっぱり、人にとって一番の不幸ってのは、「愛する者との永遠の別れ」だと思うんですよ。ズバリ「死」です。それが自分の血を分けた子供だったりしたら、どれだけ悲しいんだか想像なんかしたくないくらいに悲しいのは、どなたにでもご理解いただけるはずだと信じてます。
この本には、そんな「やるせない悲しみ」に満ちたお話がたくさんたくさん詰まってます。
TwitterだったかFacebookだったか忘れたけど、こちらのリンクが流れてきたので、この本の存在を知りました。
小児科医と病気を持つ子どもたちの物語(連載バックナンバー) | 日経DUAL
今のところ、3回目の話が一番泣ける。
出来れば電子書籍版が欲しかったんだけど、まだ売ってませんでした。帰りに地元の大型書店に寄ってみたんだけど、取寄せ扱いになってたから、早く他の話も読んでみたくて、その書店のフロアーでiPhoneからAmazonに注文しちゃいました。まったく、失礼な話だよな。
数日後に自宅に届いたその本は、もちろんすぐに読みました。「泣ける話」ばかりじゃなかったけど、いろんな不条理さがあってズドーンと哀しくなる。最後の18番目の話では見事に号泣させてもらいましたよ。読んだのが自宅で、家族が寝静まった深夜でよかった。
普段は表立って泣くことなんか出来ないじゃないですか、一応これでもいっぱしの大人を気取ってるもんで。そうやって己の感情を押し殺すのって結構なストレスだったりするんですかね。
だから、ある日突然、なんでだかわからないけれど無性に泣きたくなる時があるんですよ。情緒が不安定なのかも知れないけれど、泣くことで返ってストレスが発散するっていうか、自分をさらけ出せるっていうか。他人の見てる前じゃ難しいので、ひとりでコッソリとね。
自分の事とか周りの人たちの事では泣けない恵まれた環境にいさせてもらっている、今のこのありがたみを噛み締めるためにも、ボク自身にとっては非現実的な不幸な話(ボクの身近では決して起きて欲しくない話という意味)で思いっきり泣くのも、たまにはイイもんですよ。
ホントに不謹慎かも知れないけれど。ごめんなさい。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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