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2016年3月25日金曜日

1049:【四級審判員の憂鬱】6年生の最後の試合はボクにとっても最後の試合〜後編〜の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマン、かつサッカー四級審判員のひろ☆さの(@Hirosano)です。

3月19日(土)に予定されていた強豪クラブチームが集うチャレンジングな大会は、残念ながら雨天中止となってしまいました。

真☆煩悩の赴くままに: 1048:【四級審判員の憂鬱】6年生の最後の試合はボクにとっても最後の試合〜前編〜の巻
試合が中止になるまでの模様をお送りしております。←必要?

さて、残る試合は3月20日(日)に行われる実力伯仲したサッカー少年団同士の大会のみ。ここで行われる3試合でホントに最後の最後。もうすぐ卒団しようとしている6年生の選手たちは、自分たちが培った練習の成果を発揮できたのでしょうか?


3月20日(日)の試合は強風の中で

この日の朝も早起きでして、5時半に起きて外の様子を伺います。天気予報では快晴になるとのこと。ただし、風が少し強めで試合への影響大と読んでおりました。

昨日の雨は予報が外れて昼過ぎには止み、午後には日差しも出て道路も乾きました。ひょっとしてちょっと無理すりゃあ試合出来たんじゃね?

ま、過ぎた事を憂いても仕方ありません。今日行われる試合に集中する事にしましょう。

朝食を食べてワンコを叩き起こしてボクの気分と都合で強制的に散歩に出るのは昨日と同じ。気温は春めいて来たのですが、冷たい風が吹いているので体感温度は低め。近所の神社に立ち寄り、このまま天気がもつようにってことと、子供たちにケガがないようにお祈りするのもいつも通り。

昨日と違うのは、ボクと長男だけ別に、愛車VOXYで試合会場へと向かうという点。というのも、昨晩から下の娘が高熱を出して寝込んでおりまして、インフルエンザの疑いがあるから。すでにボクと長男は保菌者になっている可能性が高く、休み明けには卒業式を控えている選手たちに感染したらマズいとの判断です。決して、最後の試合に向かう道すがら、親子水入らずで会話を楽しみたかったとかそんなワガママを言ったワケじゃあございません。ま、結果的に非常に楽しいドライブになったんですけどね。

一旦ホームグラウンドの小学校に集合して、ボールケース、ベンチ、ブルーシート、AEDやら救急箱を車に積みこみます。今回は3台のワゴン車に分乗して、いざ8時20分に出発です。

今日の試合は鴻巣のサッカー少年団が主催する交流試合。全部で4チームのサッカー少年団が集まり、総当たり戦を繰り広げます。偶然にもさいたま市・上尾市・桶川市・鴻巣市からそれぞれ1チームずつの参戦となりますので、心意気だけはさいたま市を代表しての参加という事になります。ま、ホントはたまたまチーム同士のお付き合いがあったのがウチのチームだったというだけの話なんですけど。

試合会場は比企郡吉見町の荒川河川敷にある吉見総合運動公園サッカー場。車を使ってもだいたい1時間ちょっと掛かります。普通は大宮バイパスから国道16号線を通って国道17号線を行けば、目的地へと辿り着くのですが、3連休の中日の朝だというのに軽い渋滞が始まっている模様。お彼岸なのでお墓参りに出掛ける方たちも多いって事なんでしょうね。

仕方がないので、最短距離で行ける裏道を使って目的地へ向かうことにしたのですが、これが功を奏し、50分くらいで目的のグラウンドへと到着しました。もちろん法定速度はちゃんと守ってますよ。

到着した試合会場はホントに広々としたところでした。

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道路脇にはタンポポが咲いていたりツクシが生えていたりと、のどかな雰囲気を醸し出しております。見渡す限りコンビニの一つも見当たらない河川敷のだだっ広い野原って感じ。途中でコンビニに寄ってきてよかったわ。

さて、試合の方は4チームの総当たり戦なので全部で6試合、各チームは3試合ずつとなります。それぞれに審判の割り当てがありまして、当該チーム以外のチームから主審を1人、当該チームからそれぞれ副審を1名ずつ出すルールになってます。ウチは第1試合の主審(要するにウチのチームの試合ではない)と、第2・第3・第6試合の副審(要するにウチのチームの試合)を務めることになってます。それに対して帯同している審判員はボクを含めて3名。ジャンケンで一番勝った人が第1試合の主審と第6試合の副審、次に勝った人が第2試合の副審、一番負けた人が第3試合の副審、という分担にすることにしました。

3名の審判員は全員6年生の選手のお父さん。ボクは4月から審判員を引退して指導者になる予定なので、この試合で務める審判が実質的に最後になります。が、他のお父さん方も子供の卒団と同時にチームとは疎遠になる可能性も高く、やはり審判を務めるのは実態として最後になります。

もちろん「最後だからジャンケンに勝って、人よりも多く審判を務めたい」とそう思うと思うでしょ?

でもね、実際にはキツいんすよ。前後半20分+20分=40分間の試合で、常に走りっぱなしではないにしろ、自分の意思ではないストップ&ゴーをただひたすら繰り返すワケですから、40代半ばの老体には堪えるんです、はい。

普段のボクはジャンケンには強くない方なので「副審1回やればイイか」と思ってました。でも、そういう時に限って「ない実力」を発揮してしまうもんなんですね。もちろん、勝ち上がって初戦の主審と最後の第6試合の副審を務めさせていただくことになりました。トホホ。


試合は2勝1敗で最後にしてはまあまあの成績

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第1試合はボクが主審として笛を吹きました。

当該チーム以外から主審を出すルールですので、これからウチのチームが対戦する桶川と鴻巣それぞれのチームをスカウティングしながらのジャッジとなります。

どちらも強豪ってほど強くはない感じ。グラウンドがデコボコなので足元にボールが収まりにくい状態なのは確かですが、パスやシュートの精度も走りの速さも至って普通。桶川のチームのメンバーの方が若干小粒に見えるのは、6年生に5年生が混じっているからなんでしょう。この時期の6年生と5年生では明らかに身体の作りが違います。もうすぐ中学生になろうとしている6年生の子供たちは体格も心肺能力も著しく成長する時期なので、明らかに5年生を要する桶川のチームは不利な状況。案の定2-0で鴻巣の勝利となりました。

主審としては無難に試合を裁けたと思います。オフサイドが多かった試合でしたが、それは副審のお仕事。特にファールもありませんでしたし、荒れることなく試合は無事に終わりホッとしました。

第2試合はウチと上尾のチームとの対戦。相手チームはかつて川口で行われたミニカップ戦で決勝に残った実力のあるチーム。どこまでウチのチームが通用するのかと思いましたが、蓋を開けてみたら結構互角の戦いを繰り広げます。

ちなみにウチのチームは小学生の8人制サッカーで行われる大会に、6年生8人で臨むというギリギリの人数での参戦。交代枠はあっても交代する控えの選手がおりません。前後半40分間走りっぱなしというキツい戦いになりますが、最近の彼らの成長っぷりだと十分にこなしてくれると信じてました。怪我をしないでくれってことだけが心配。

試合の方ですが、1点先制した直後に同点に追いつかれるといういつもの悪いパターンが出たものの、その後なんとか点を追加して2-1の辛勝。

以前に比べればボールを保持している相手への寄せも速く、諦めずにしつこく粘るディフェンスが功を奏した感じです。エースである10番が得点を決め、要である9番のキャプテンがしっかり守る。当たり前のことが当たり前のように出来るようになった彼らの成長の跡が伺える試合内容でした。

第3試合はウチと主催者である鴻巣のチームとの対戦。初戦を勝った者同士の対戦になります。第1試合では相手のFW17番が5回くらいオフサイドを取られてましたので、ディフェンスラインを上げて攻めの姿勢で臨みます。

ボールポゼッションは8割がたウチのチーム。有利に試合を進めますが、ゴール前で時間をかけ過ぎなのか、今ひとつ決定力に欠け、なかなか得点に結びつきません。なんとか先制点を奪ったものの、その直後に簡単に相手の突破許し、同点に追いつかれてしまいます。またこのパターンかい。

でも、今のは点の取られ方が悪過ぎでした。ボールを取られた10番が、そこで諦めて相手を追いかけなかったために失点繋がったもの。連戦で足が重くなっている感じはしますが、ここでどれだけ踏ん張れるか、その真価が問われるのです。

後半も動きが鈍くなりながらもボールをキープして攻め続ける我がチーム。しかし、決定力不足と言いますか、ゴールが見えるのにシュートを撃たないいつもの消極性を遺憾なく発揮して、自ら試合を膠着状態に持ち込む試合巧者っぷり。盛り上げますねぇ〜。

結局、この後は悪い癖が出て自滅することになります。ディフェンスラインを高く上げていたものの、その裏にボールを放り込まれてカウンターでアッサリと2失点。相手FWがディフェンスラインの裏に飛び出した瞬間に走ってゴール前まで走って戻らにゃならん場面で、チンタラやってるから失点してしまうのです。自業自得と言われても仕方ありません。連戦で疲れていたなんて言い訳は通用しませんよ。だって、中学生になったらピッチの広さは大人と同じで今の倍になりますし、試合時間も前半30分+後半30分=60分になるんですから。

第4〜第5試合は選手も審判も出番なし。空いた時間を使って昼食を取り、その後少し身体を動かしながら最後の第6試合に備えます。ボクも副審として参戦しますんでね。

第6試合は桶川の6年生と5年生の混成チーム。相手はここまで2戦2敗で無得点11失点。ということで、可哀想ですが勝たせていただきましょう。

この試合がウチの子供らにとってホントにホントの最後の試合になります。6年生8人でするサッカーの試合はこれが最後。

みな同じ小学校に通っている同級生ですが、学区の関係で中学校は2つに別れてしまいます。また、うち4人は中学の部活ではなくクラブチームに加入してサッカー人生を続けることが決まってます。残りの4人はサッカー部に入るかどうかは判りません。たぶん2人はサッカーを続けると思うんですけどね。中学のサッカー部とクラブチームが対戦する機会もあまりないでしょうから敵として相見えることもない、ってことになると、これまで苦楽を共にしてきたチームメイトと同じピッチに立つことすら最後になってしまうんですよ。

彼らがこの試合に臨むにあたって何を考え、何を感じながら試合をするのか、ピッチサイドのタッチライン上から見守りながらの試合になりました。

最後の試合は、まずポジションからいつもと違いました。

夏の清水への遠征試合直前からGKにコンバートされた背番号1番が本来の背番号5番のユニフォームを着てFWとして試合に臨みます。彼は春先から成長痛に悩み、思ったように走れなくて5年生に先発を譲るなど不遇な時期を過ごしていました。それでも彼の反射神経の良さと物怖じせずに味方にコーチングできる能力を買って監督がGKを任せたのです。これまで守護神として期待以上の活躍を見せていたのですが、最後の試合は彼の希望を最優先し、フィールドプレーヤーとしてFWのポジションにつきます。彼にパスを回して彼にゴールをさせるというミッションを遂行することにしたのです。

代わりにGKに入ったのは左SBの背番号7番。彼は副キャプテンでチームを影から支えた1人です。お父さんがサッカー経験者の厳しいコーチで、練習でも家でも厳しい指導を受けているせいか、非常にクレバーで的確なサッカーをします。得点能力も高く、いつもなら前線で相手をかき回しながら守備の時には最後尾まで走って戻る献身的なプレーをするのですが、先ほどの試合で足を傷めたせいもあって、最後の試合はGKとしての参戦になりました。

左SBに入ったのはチーム一のテクニシャン、エースナンバーを背負う背番号10番。足下のテクニックで右に出る者はなく、彼に自然とボールが集まってしまうのは、良くも悪くもウチのチームの特徴になってしまいました。ただ、彼は一旦ボールを持つと球離れが悪いので、そこに付け込まれてボールを奪われてしまう場面が多くなったこともあり、夏の清水への遠征試合ではCBにコンバートされた時期もありました。顔を上げて周囲の様子を伺い、空いている味方やスペースになるべく速くパスを出す。これが彼に課された試練でしたが、この課題をクリアーし、視野が広くなった気がします。途中途中で手を抜く(走らない)サボリ癖さえ何とかなれば、クラブチームに行ってもレギュラーになれると思います。

右SBにはチーム一の俊足、背番号19番がいつも通りにつきます。彼は50mを7秒1で走る俊足の持ち主で、副審をやるこちらも大変。今では対戦チームから必ず「19番に気をつけろ」と言われる存在になりました。ここに来て足下の技術もシッカリとしてきたので、走り込んだ前線でボールをキープし、その後に飛び込んでくる味方にパスも出せるようになりました。いつの間にやら身長もチームで一番高くなり、身体のバランスを取るのに苦労しているようですが、最近では体幹を鍛え始めているそうで、頼もしい限り。家でゲームばかりやっていた内気な少年もいっぱしのサッカー選手に成長しました。

トップ下には我らがキャプテン、背番号9番が入ります。彼は器用で、5年生の時には6年生チームに飛び級で参加しGKを務めてました。6年生になると生来の身体の強さとポジショニングの良さを買われて主にCBとしてこの1年間を過ごしました。市のトレセンでは爆発的で強烈なキック力がトレセンコーチの目に止まり選抜チームのゴールゲッターを任されたり、ドリブルの突破力を活かしてSBなどもこなしたりもしました。ボクがさんざん「日本人で一番サッカーが上手いのは小野伸二」と言っていたせいもあって、YouTubeで見た小野伸二を真似た優しいスルーパスで何度もアシストをしてます。右でも左でもロングフィードのパスを出せるし、この1年間は雨が降らない限り朝練を欠かしたことがない真面目さでサッカーに取り組んできました。その彼の憧れのポジションがトップ下。最後の試合ではどんなパスを出してくれるのでしょう。

ボランチのポジションには背番号23番。チームの6年生では一番身体が小さく、後輩の5年生に先発を譲ることの方が多かった彼も、今日に限ってはフル出場です。少年団へと入団が一番遅かったこともあり、最初はかなり引っ込み思案でなかなかチームに馴染めなかったのですが、なぜかセカンドボールをよく拾うポジショニングの良さと中盤でのボールキープやポストプレーが上手く、ここ最近は試合のキーマンになることもしばしば。消極的だった彼がボールを持った相手選手に一番に詰め寄る姿を見ることも多くなり、成長の跡が伺えます。

CBは2枚。背番号6番はピッチ上での縁の下の力持ち。ことごとくピンチの芽を摘み取る確実なディフェンスに何度も助けられました。身体はそれほど大きくはないのですが、芯がシッカリしているのか、ちょっとやそっとでは倒れないし、相手にぶつかり負けることもありません。試合で一度も相手に抜かれなかったこともあるくらい、的確なボール奪取を信条としたプレーヤーです。

もう1人のCBが背番号24番。気まぐれ屋で普段は何を考えているかわからない謎の男。右利きだからか、左脚でボールをキープすることも出来ないし蹴ることも出来ない不器用さも併せ持つ、いろんな意味でデンジャラスな存在。ただ彼を一旦乗せてしまうとこれほど頼りになる男はいません。相手チームのエースにマンツーマンでつかせると、相手に仕事をさせずに潰してくれるエースキラー。リフティングは20回くらいしか出来ないけれど、身体の強さを活かして守備に貢献するメンバーです。

こうして各選手の特徴をツラツラと書いていると「どんだけ凄いチームなんだっ!」って思えてくるのですが、そこはチームスポーツの面白いところで、全然強くないんですよ、ウチのチーム。最後の試合も何となく心配だなぁ。

そして、最後の試合の始まりを告げるホイッスルが河川敷のグラウンドに鳴り響きます。

作戦通り、最前線のFW背番号5番にゴールさせるために、ジリジリと相手陣内へとボールを運びます。トップ下の背番号9番からのパスを受けた右SB背番号19番がゴールラインすれすれまでボールを運び、それを左SBの背番号10番がダイレクトにシュートするも、相手GKの正面でボールが弾かれます。それに走り込んだFW背番号5番がインサイドで確実にゴール右隅にグラウンダーのシュートを決めて、あっさり先制。しかも試合開始1分でミッション達成。おいおい、この後の39分はどうすんだよ。

「これは簡単に点がとれるぞ?!」と選手たちはみな思ったのでしょう。極端に前掛かりな攻めの姿勢で試合を進めますが、この前の試合での失敗が全く活かされてません。前の鴻巣戦ではカウンターを喰らって簡単に失点した事を忘れてしまったんでしょうか。副審をしながらも声に出して注意したくてたまりません。前掛かりになり過ぎるから、簡単にオフサイドを取られます(取ったのは副審のボクですけど)。

一瞬の隙を突かれて相手に攻め込まれ、あっという間に自陣ゴール前に人が集まります。急造GKの背番号7番(GK用ユニフォームを着ているので本当は背番号1番なんですけど)は手元が覚束なく、簡単なシュートもファンブルしてしまいます。そこに相手の小さなFWがたまたま居合わせて同点ゴール。先制点を取りながらすぐに追いつかれるのは今日の試合に共通する我がチームの欠点。しかも相手はこの日初得点。そりゃあ大喜びですよ、相手がね。

このまま波に乗られると手こずると思い直したのでしょう。通常の布陣に戻って、前線からの守備でボールを奪取する基本通りのチーム戦術に戻りました。

そこからは怒涛のゴールラッシュ。キャプテンである背番号9番がドリブルで中央突破を図り、GKの位置をちゃんと見て空いたスペースにボールを軽く流し込んで追加点。その後、水を得た魚のように背番号9番が相手陣内深くへとドリブルで攻め込み、左SBの背番号10番にマイナスの横パスを送って追加点。FWの背番号5番にもスルーパスで追加点。右SBの背番号19番が中央に切れ込んできてそのままシュートして追加点。前半最後にまたまた背番号9番が中央を突破してシュートして追加点。前半は6-1で終えます。

後半に入るとポジションチェンジ。これまで走り続けていた背番号19番がGKになり、背番号7番が前線へ。その背番号7番が立て続けにゴールを2点決めると、今度はボランチの位置から上がってきた背番号23番がゴール。GKは背番号9番に変わり背番号24番が前線へ。その背番号24番が右サイドのクロスに合わせてシュートするとこれもゴール。

こうなると、ゴールを決めていないのは背番号6番のみとなります。もちろん今度はCBだった背番号6番を前線に上げて彼にボールを集めます。左サイドからのグラウンダーのクロスに合わせて飛び込んだ背番号6番でしたが、惜しくもGKに弾かれます。再びサイドからのクロスを上げますが、これは相手DFに当たってオウンゴール。もう時間がありません。

残り時間が1分を切った頃、チームのエースである背番号10番が得意のフェイントを駆使して相手陣内へと攻め込みます。右サイドに流れながらゴール前に上げるクロスのタイミングを図っている様子。もちろん背番号6番は中央で待ち構えてます。

その時でした。

あまり得意でない左脚を使って、背番号10番がフワッと浮いたボールをゴール前に上げたのです。そのボールは、誰が触れることもなく、ゴール左上の隅に吸い込まれました。またしてもゴール。ただし、クロスではなく、明らかに狙ったシュートでしたけど。空気読まねぇな、おい。

ここで試合終了。最後の試合で全員得点、とは行きませんでしたが、12-1の快勝です。相手チームの選手がちょっぴり可哀想でしたが、勝負の世界の出来事なので致し方ありません、よね?


終わってみれば、3試合で2勝1敗、得点15失点5というまずまずの成績でした。主催者である鴻巣のチームが3戦3勝だったのも良かったですかね。

今回は総当たり戦でしたが、チームの順位をつける大会ではなく、単なる交流試合。優勝とかビリとからありませんでしたが、最後の試合をのびのびと行うことが出来て非常に良かったと思います。

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これで彼ら6年生8人が揃って、同じピッチで、しかも味方同士でサッカーをすることは、もうありません。彼らのサッカー少年団での活動は、もはや残すところ卒団式のみとなりました。

彼らの小学生時代のサッカーは終わりますが、それぞれ中学生として、サッカーなり他のスポーツなりに励んでくれることでしょう。彼らを見守ってきた大人たちは少しだけ感傷的になってましたが、彼らは少しもセンチメンタルになることなく前を向いています。そう、彼らにはまだこの先の方が長いのです。

そして、ボクもこの日をもって審判員としては引退です。4月から、今度は指導者として、低学年の子供たちと一緒にサッカーを楽しむことになります。サッカー経験のないボクが教えて上げられることなど少ないと思いますが、彼ら彼女らの能力を引き出すことに専念したいと思います。そのための勉強も急ピッチで進めなきゃなりませんね。がんばります。

真☆煩悩の赴くままに: 1038:【戯れ言】異動の内示は、ある日突然に......の巻
審判から指導者へ。

こんな長いブログを書いてる暇なんかないんだけどな、ホントは。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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