前回はついつい熱くなっちまいまして、金もないのに無謀にも分不相応な高級音楽再生機に手を出しそうになっちまいましたよ。
真☆煩悩の赴くままに: 1070:【Walkman】飽くなきイイ音の探求〜音楽ファイルはそのままでイイ音を再現するのに必要なモノとは?〜の巻
高嶺の花っていうよりは高値の花って感じかな。
いやいや、そんないやらしい話は置いときましょう。
っつうか、iPhone片手にいろんな情報(製品仕様)ばかり見てあーだこーだ言ってたって仕方がないので、ここはひとつ、ホンモノのハイレゾの性能とやらを見せてもらおうジャマイカってな感じで、実際に音質のイイ音ってヤツを体験してみることに致します。
誰か高級音楽再生機器をお持ちのお金持ちなお友達がいれば話は早いんですが、そんなセレブなお友達はボクには一切おりません(こう言い切るのも友達に失礼なような?)ので、持ち前の機動力を活かしまして、大宮にあるとある家電量販店に出向いてみることにしました。←おっさん、元気だな。
家電量販店の店頭で思う存分試聴しちゃおう!
ということで、やってまいりましたマイホームタウン......の隣の駅に。通勤定期券の範囲を超えているので、わざわざ電車賃133円を払ってでも来ちゃいました。もちろん帰りは自宅まで歩きますけど。
駅前のよくあるバーガーショップに駆け込んで期間限定のハンバーガー的なものを食べて腹拵えが済んだら、いよいよ作戦開始です。
でも試聴する前に、まずは作戦を立てておきましょう。
店頭に置いてある試聴用のWalkmanたちには試聴用のサンプル楽曲が内蔵されてます。そんな初めから内蔵されているサンプル曲の中からチョイスするのは、ボクがよく聴くジャンルに一番近いコレ。
こちらの写真はボク自身が所有しているNW-F807でして、同じ曲を聴き比べてみようってな魂胆ですな。
その候補曲ってのが、ボクも持ってるこのアルバムに収録されている曲ってことになります。
Red Hot Chili Peppersのアルバム「Californication」の1曲目にあります
「Around The World」って曲になります。うるさい曲ですみません。でもこのジャンルの曲を試聴しないと意味がないもんで。
それでは、いよいよ試聴してみることにしましょうか。
まずは値段的に一番現実的なコレから試してみることにしてみたいと思います。
所有しているWalkmanの正当な後継機種であるコレを試さずしてどないすんねんっちゅう話ですがな。
本体に内蔵するストレージ容量でお値段が違うのは当たり前ですが、16GB単位で5,000円ほど違うみたいっすね。わかりやすいっちゃわかりやすいのかな。
前回もお話ししたとおり、コイツにはmicroSDXCカードをぶっ刺してストレージ容量を増やすことができますので、一番安い16GBを購入してmicroSDXCカードをAmazonあたりで安く買った方が安上がりってことになりますかね。安い時ならclass10のmicroSDXCカードで64GBなら2,000円弱、128GBでも5,000円くらいですからね。
それでは早速試聴と行きたいところですが、店頭に置いてあるヘッドフォンをそのまま使うのも芸がないので、そこはもちろん、持参したコレを使って思う存分ハイレゾ音源を聴きまくってやりたいと思います。
さ、お待たせしました。店頭のデモ機に持参したXBA-A3をぶっ刺し全ての準備が整いましたので、いよいよ試聴です。
さてさて、ハイレゾってのはどんなもんなん......
あれ?
いやいや、そんなはずないでしょう。ハイレゾってのは、すんげーイイ音のはずですよねぇ。
もう一度、改めて聴いて......おや?
なんか、全然感動しないんですけど、コレってどゆこと?
あ、あれかな、今日はちょっと調子が悪いのかな、もちろんこの店頭に置いてあるWalkman NW-A20シリーズの調子が悪いのであって、ボクの体調とかじゃないですよ。
うーん、おかしいな。設定画面をいじってみたんだけど、S-Master HXもDSEE HXもオンになってるんですけどねぇ。
ま、所詮は単なる後継機種。多少は性能も良くなってはいるんでしょうけど、実際にはこんなもんなのかも知れませんね。ボクの耳が腐ってない限りの話ですが。
そんじゃあ、気を取り直して次に行こ、次。
はい、それでは改めまして、今度こそガチなハイレゾってヤツを体感してみたいと思います。
それはコイツの試聴になります。
それでは場所をちょこっとだけ移動しましょう。
なんか「お買い得」って書いてあるんですけど、正気か?
たかが音楽再生機器のお値段が65,800円もするのにお買い得って、どんなセレブ御用達の家電量販店なんだよ。
どうやら、この写真の上の方にある66,800円ってのが通常価格で、それよりも1,000円も安いので「お買い得」って話みたいなんすけどね。焼け石に水だわな。
ところで、このNW-ZX100って機種の特徴なんですが、思い切ってAndroid非搭載にして、しかも動画再生機能も省いちゃったホンモノの音楽再生専用機になったみたいなんすよ。それにも関わらず、思いっきり分厚く大きなボディーになってます。きっと中に高音質な音楽を再生するための技術がたんまりと詰まっているっつーことてしょう。
さぁ、それでは自前のXBA-A3をイヤホンジャックにぶっ込んで、試聴してみますよ。
ふむふむ、イントロのベースとギターのガナリ音は......あれ、そんなに変わらんかな?
ドラムのスネアを思いっきり叩く音はどうかっつうと......これもあんまり変わらんかな?
そんじゃあボーカルの声はどうかっていうと......おっ!
おぉ、ここでようやくハイレゾっぽいところが見つかりましたよ!
なんかね、ボクのちゃちい音源だと、ボーカルの声が前面に出ていてノペーッとしてるんですけど、ハイレゾだと立体感があるっつうか、もうちょっと奥まった所から声が出てる感じで臨場感があるんですよ......。
でもね、ただそれだけ。判った違いってのは、たったそんだけ。それ以上でもそれ以下でもないのよ。
なんだかなぁ〜。大金払ってハードも曲も買い換えたとして、違いがたったこんだけってなったら、ちと残念かなぁ......。
いや、残念どころじゃないわ。何も考えずに買ってから気がついたとしたらおそらく発狂するだろうな、たぶん。
うーん、なんなんだろ、このモヤモヤってした感じ。アレだけ「ハイレゾ」「ハイレゾ」って騒いでいるのに、この程度なのか?
こんなもんをみんなありがたがってるのか?
それじゃあ、せっかくなんで、ついでに、NW-ZX100の隣に置いてあるコイツでも試聴してみようかな。
これは更にお値段の高い最高級品ですのよ、奥様。
お値段はなんと、こちらになりますっ!
イヤーんっ!コレを買える金があったら、iPad ProとSmart KeyboardとApple Pencilをセットで買うわっ!っていうか、音楽の話がどっかに行っちゃうから。
しかし、どんな金持ちがコイツを買うんだっつうの。高いなぁ、絶対に買えないわ。
でも、聴くだけならタダですので、遠慮などせずに一応試聴しておきましょう♡
どれどれ......
う、うーん......ま、やっぱそうか。
そりゃあ、先ほどのNW-ZX100とそんなに大きく変わるはずは、ないよな、うん。
あれだな、やっぱり「ハイレゾ」ってのは難しいもんなんだな......。
いやぁ、ど素人が迂闊に手を出しちゃイケない領域なんだろうな、きっと。
うん、そうに違いないよ。
うん、うん。
なんか残念な実証実験結果になってしまいましたが、実際に自分の耳で聴いてみた結果がコレなんだから、致し方なし。
結果として、「音楽ファイルを焼き直す必要もなけりゃ、ハードを買い換える必要もない」という、非常にリーズナボーな結果となりましたので、小遣いが心許ないボクとしては願ったり叶ったりの結果でむしろ喜ばしいことなんじゃないかと、そう思うことにしときますよ、えぇ。
ホントに耳がおかしいワケじゃないよな?
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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