前回は、親バカ炸裂、自分勝手な理由にてスポーツ少年団認定員養成講習会を受けるに至る動機みたいなものを、ツラツラと述べさせていただきました。
真☆煩悩の赴くままに: 825:スポーツ少年団認定員養成講習会を受講した!〜そのキッカケとか動機とは?〜の巻
相変わらず長ぇ〜よ。
その前に「スポーツ少年団」って何?
どこの地域にも少年サッカーとか少年野球とか言われてるものがありますよね。
主に小学生の子供たちが休日に小学校の校庭で練習したり河川敷のグラウンドで試合したりしてるアレなんですけど、アレが一番小さな構成単位であるスポーツ少年団になります。
競技を特定することなくスポーツ活動に勤しんでいる様々な団体を指す総称としてスポーツ少年団って団体があるというと、イメージが掴みやすく何となくお解りいただけるんじゃないかと思います。
公益財団法人 日本体育協会ってのがあるのは皆さんご存知かと思いますが、日本におけるスポーツ振興を統括する団体でして、「スポーツ基本法」が施行された平成23年(2011年)に日本オリンピック委員会と共に創立100周年を迎えた古くからある団体ですね。創立者は嘉納治五郎だそうで、何となく「柔道の人?」って覚えがあるんじゃないかと思います。
その日本体育協会の中に日本スポーツ少年団ってのがあります。そこに施行規則で決められた登録規定に基づいて登録した団体がいわゆるスポーツ少年団と呼ばれるものになります。
実際には各都道府県単位で都道府県スポーツ少年団、そしてその下部組織として市区町村単位に市区町村スポーツ少年団っていう取りまとめる団体があったりするんですが、一番細かい単位が、野球やったりサッカーやったりミニバスケットやったりしてる小学生のチーム=単位スポーツ少年団というものになります。
日本スポーツ少年団に登録することが大前提になりますので、いわゆるサッカースクールとかは入りません。あれは塾みたいなもので、月謝などを徴収して技術的な指導を行う営利団体になります。中にはスクールの延長線上に登録したチームを持っている「クラブチーム」みたいなところもありますけどね。ここで言うところのスポーツ少年団ってのは、小学校の校庭などで練習してる子供たちとそれの指導にあたるお父さん方(コーチだったり監督だったり)を含めたあの団体のことだと思って下さい。
スポーツ少年団は「スポーツを通した青少年の健全育成」という理念を掲げておりまして、
- 1人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する。
- スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる。
- スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する。
そのスポーツ少年団は、小学生以上の男女である団員と、それをサポートするリーダー(概ね中学生から高校生)、20歳以上の成人が務める指導者(団のOBやOGだったり団員の保護者だったり)、そして団員の保護者や地域の有志などにより構成される育成母集団からなる団体となります。
主な活動はもちろんスポーツ活動になるんですが、大抵の場合はサッカーだったり野球だったりと主に活動する競技が決まっているケースが多いですね。そのスポーツ活動を通して、競技に必要な技術力の向上を図るばかりでなく、集団での行動様式やルール・規則・約束事を守る基本姿勢を身に付けるといった社会性を育むことも求められていたりします。
その他にも、主たる競技以外のレクリエーションや野外活動により様々な年代の人たちと交流を図る活動を積極的に行ったり、学生の本分である学習活動や、時には地域との交流を目的とした社会活動(ボランティアや奉仕活動)などにも参加することになります。
ただ単に野球やサッカーを楽しんでるだけじゃないってこと、お解りいただけたでしょうか?
まるで絵に書いたような理想を掲げているだけ、なんか青臭い説教じみたことを言っているように感じられるかも知れませんが、頭の中が筋肉だらけの体育会系のノリだけじゃないってことなんですよ。
なんせ中心は小学生の子供たちですからね。まだまだ社会に飛び立つかなり前の段階ですから、スポーツの競技的なこと以外にもいろいろと学ぶことがたくさんあるってことでして、そういうスポーツ以外のことも身につけることができるってのがスポーツ少年団の存在意義でもあると思います。
「スポーツ少年団認定員」ってのは何なんでしょう?
そんなスポーツ少年団の構成員の中に指導者ってのがあったかと思います。
野球だったりサッカーの監督やコーチがそれに当たるんですが、各競技別の公認資格(例えばサッカーで言うところの日本サッカー協会公認指導者ライセンス)を持っていればイイというワケではないんです。スポーツ少年団で子供たちの指導に当たる場合には、この日本体育協会公認のスポーツ少年団認定員という資格を持つことが望ましい(必須ではない)んです。
というのも、スポーツ少年団として登録して活動する場合には、最低限クリアーしなければならない条件ってのがありまして、
- 団員(小学生以上の男女)が10名以上
- 指導者(有資格指導者)が1名以上
この最低限の条件をクリアーしないと、その地域(市区町村単位だったり都道府県単位だったり)のスポーツ少年団やサッカー協会が主催するイベント=試合に出場出来なかったりするんです。
また、指導者が複数人いる場合には、その全員がスポーツ少年団認定員としての資格を持っている必要はない(望ましいだけだから)んですが、このスポーツ少年団認定員の資格を取得していない指導者は、公式戦でベンチに入れなかったりと制約を受けることもあります。
もちろんチーム同士の練習試合だとか、どこかのクラブチームが主催する交流試合などは、スポーツ少年団であろうがなかろうが参加出来る場合もあります(大会規定による)し、その時にはスポーツ少年団認定員じゃないコーチや監督でもベンチに入れたりしますから、必ずしも指導者がスポーツ少年団認定員と資格を取得する必要はないんです。
ですが、そもそも指導者が子供たちの指導をするに当たって、一体何を根拠に指導を行うのかが理解出来ていなかったりすると、それこそ子供たちにとっちゃいい迷惑以外の何物でもないってことになりかねませんからね。スポーツ少年団に大事なお子さんを預ける親としてみりゃあ、公認の資格を持つ指導者に指導して貰いたいと思うでしょうから、やはりちゃんとした資格を持っておいた方がイイに決まってます。
なので、ボクの場合は、単なる審判員として子供たちに接するよりも、まずは指導者としての基本姿勢を学び、サッカーの技術的なこと以外の様々なことを教えられるようにならなければいかんと思ったので、今回このスポーツ少年団認定員の資格を取得しようと思い至った次第でございます。
なんせ自分が子供の頃に経験していない(スポーツ少年団に入ってなかった)ですし、教師になろうと専門的な勉強をしたワケでもないもんでね。
だから、この歳になっても1から勉強せにゃならんのですよ。トホホ。
これでだいたいのことは理解していただけましたでしょうか?
それでは次回はいよいよ、実際にスポーツ少年団認定員養成講習会に参加して試験を受けてみた感想なんぞも交えながら、何を学んだのかをご紹介させていただきたいと思います。
ホントはiPhone6の話とかしたいのは山々なんですが、その辺りは他の人たちがこぞって情報収集したりブログに書いたりすると思いますので、お任せしたいと思います。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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