さてさて、前回まで計4回に渡ってスポーツ少年団認定員養成講習会と検定試験に関するエントリーをダラダラとお送りしましたが、今回の第5回目でようやく終わりを迎えることが出来そうです。
825:スポーツ少年団認定員養成講習会を受講した!〜そのキッカケとか動機とは?〜の巻
826:スポーツ少年団認定員養成講習会を受講した!〜スポーツ少年団認定員って何?〜の巻
827:スポーツ少年団認定員養成講習会を受講した!〜学習内容と事前準備〜の巻
828:スポーツ少年団認定員養成講習会を受講した!〜講習会での講義と検定試験〜の巻
はてさて、どうなったのでしょうか?
講習会の最後、検定試験を受ける直前に、試験に関する注意事項など諸々の事務連絡がありました。
その中に、合否に関する連絡についてもお話がありまして、だいたい1週間後には自宅宛に合否結果が郵送されてくるとのことでした。講習会が土日だったので、その翌週の週末には結果が判るという寸法ですな。なんだか怖い(笑)。
勝手に「きっと土曜日あたりに届くんだろうなぁ〜」と高を括って週末金曜日には呑んだくれてベロベロになって帰宅したところ、自宅郵便受けに見慣れぬ公共料金の請求書のような封書を発見致しました。
それがこちら。
モザイクかけてますが、明らかにボク宛のお手紙になります。差出人を確認しますと、
きたーーーーっ!
差出人は公益財団法人さいたま市体育協会って書いてありますよね?ね?
ここで一気に酔いが覚めまして、寝る前に見るか、このまま放置して明日の朝に確認するか、しばし思案することに。
とりあえずコップ一杯の水をゴクゴクと飲み干しまして、スーツから部屋着兼寝巻きに着替えまして、再び封書が置かれたテーブルへと戻ります。
中に書いてある内容によっては、この封書の存在自体をなかったことにしなくてはなりません。
なんせ誰でも受かるような試験の結果が書かれてるはずなんですから。万が一にも不合格なんてことになってごらんなさい。そりゃあ天と地をひっくり返したような大騒ぎになるんですよ、ボクの心の中がですけど。
なので、ホントは観るのもイヤなんですが、とりあえず今のうちに中身を確認して、万が一の時にはこいつをビリビリに破いて闇から闇へと葬り去る覚悟を決めましょう。
ということで、意を決して開封します。
中にはA4用紙が1枚のみ。お手紙のタイトルはやはり「さいたま市スポーツ少年団認定員養成講習会<前期>検定試験の結果について」という死刑宣告にも似た、事務的でイヤぁ〜なタイトルになっております。
封書にはさいたま市体育協会と書いてありましたが、本当の差出人はさいたま市スポーツ少年団本部の本部長さんからのようです。
さぁ、それではカメラをスーッと引いてみますよ。
なんかボールド(太字)で書いてありますね。2文字(合格)だったらOKですが、3文字(不合格)だったら最悪です。判別が簡単で良かったっすね。
ということで、結果はこの通り、
見事に合格となりました。
ありがとうございます。ありがとうございます。
鳴り止まない拍手喝采にボクも涙が溢れそうです。
それでは、スポーツ少年団認定員検定試験合格を祝しまして、お祝いのプレゼントの送り先などをご連絡したいと.......
えっ?!それはイイと。
はい、そういうことだそうですので、お祝いのプレゼントは置いておいて、話を先に進めたいと思います。
なんかこのエントリーの最初の方は必要以上に悲壮感たっぷりで神経質な感じを演出しておりましたが、ハッキリ言ってスポーツ少年団認定員養成講習会検定試験は落ちるはずなどない簡単な試験ですよ。だから試験を受けた後は結構余裕ぶっこいてました、ホントのところはね。
いやいや、結果論ではなくて、これが本音というヤツです。
テキストとワークブックを独り黙々とこなす自宅学習期間はあまりの情報量の多さにかなり不安になりましたが、2日間の講習会を受けてみたらそんな不安などぶっ飛びますって。
なんせ、出てくる講師の方々が漏れなく「試験に出そうなポイント」ってヤツを懇切丁寧にレクチャーしてくれますからね。試験はホントに講師の方々が仰ったその通りに出ます。ちゃんと話さえ我慢して聴ける人ならば、誰でも受かりますよ、こんな簡単な試験。むしろ落ちる方が難しい。落ちた人がいたらゴメンね♡
ちなみに、昨年は全員合格したそうで、一昨年は3人が不合格で再試験を受けたそうです。それでちゃんと合格したらしいっすけど、きっと追試も同じ問題なんでしょうね。
多少不安になるのは、己のケアレスミスくらいですかね。50問の問題の回答を一つずつズラして回答用紙に書き込んでしまった日にゃ、目も当てられませんぜ、旦那。
あとは「次の中から間違った記述を選択しなさい」って設問なのに、勘違いして正しい記述を選択しちゃうとかね。四択なんでうち3つの文章は正しいんですから、そりゃ簡単に正しい記述を見つけられますわね。
そんな凡ミスさえ繰り出さなければ、誰でもスポーツ少年団認定員になれちゃいますって。
なぜそんなに簡単にスポーツ少年団認定員になれちゃうのか?
それは先にも述べた通り、スポーツの裾野を広げるために必要な施策なのではないかと思います。端的に言うと、将来を嘱望されるようなトップアスリートの発掘に躍起になっているためにこのような仕組みを用いているんだと思います。
確かにそれも一つの目的であるのでしょう。必要なことですから。
ですが、スポーツは、特に団体競技を通じて子供たちに色々な事を学んでもらういい機会だと捉えるようにしています。
例えば、決められたルールはちゃんと守るとか、マナーや思いやりってのは大切なんだとか、人に言われる前に自ら考えて行動するとか、そういう簡単なことを学ぶ機会として、スポーツに触れるってのは非常に良い機会なんじゃないかと、実際に現場に立ち会ってみて感じたんですな。
最近の親は過保護ですから(人のことをどうこう言える立場じゃないですが)、何でもかんでも世話を焼きたがったりしますが、それじゃあいつまでたっても子供は子供のままになってしまいます。子供たちが自らの足で立ち、自らの頭で考えて、自ら能動的に行動できるようないっぱしの人間に成長してもらうために何をすればいいのか?と、そんなことを考えたらスポーツ少年団の指導者という立場でモノを言えるようにならなきゃなと思い至ったワケです。
ただの審判として所属するサッカー少年団で活動し始めたら、そんな大それたことを考えてしまうようになったんですな。別に審判のままでもイイんですがね。でも子供たちに何かを伝えるのなら、自らもそれなりに勉強しなくちゃ!と思ったというワケですよ、はい。
自分の子供たちの世話ですら大変なのに、これまた大それた事を考えてしまったもんだと思わなくはないですが、すでにサッカー少年団の子供たちと知り合ってしまったんです。彼ら彼女らの人生に関わってしまったんです。そうしたら黙って見過ごすなんて出来ませんよ、実際には。
子供たちと触れ合ってみると、小学生ってのは思っている以上に幼いものなんだと改めて感じます。彼ら彼女らは肉体的にも精神的にも劇的に成長する過程の入口に立っていて、その道中で何を学ぶのかが今後の人生に多大なる影響を与えるのだと思います。
競技の専門的な技術を身につけることももちろん必要なんですが、生きて行く上で必要な知識〜マナーやルールを守ると言った当たり前のことから、例え対戦相手であっても同じスポーツを愛する仲間である事を忘れてはいけないといった相手を思いやり尊重する気持ちなどなど〜を学ぶ場がスポーツ少年団にはあると、そう感じました。
それ相応の歳をとっております故、会社でも偉そうに若者たちに苦言を呈する立場だったりしますが、相手が小学生となるとまた話は違ってくるんですよね。
彼ら彼女らの自主性を伸ばすような解りやすい言い方をするように気をつけて、今後は心の指導者(如何せんサッカーは素人なもんで)として、子供たちとグラウンドで一緒に汗をかきたいと思います。
散々怠けてきた老体に鞭打ってね......。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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