さてさて、前回、開封までこぎつけましたボク史上初のポータブル・アンプ「Auzentech i.fuzen HP-1」ですが、今回はいよいよ、iPhone4Sを装着して、操作方法から音の感じなどの使用感などを、まともなレポートらしくまとめてみたいと、そう思ってやまない今日この頃でございます。
さぁ、果たしてどうなるかっ!
早速、始めてみたいと思います。
今回は、ボクが普段ブログを執筆するメインの書斎、最寄り駅のドトールにて試聴体験を行いたいと思います。
平日はほぼ毎晩のように来てまして、決まってアイスコーヒーのSサイズのみを頼み、いつもiPhone弄ってる変なおじさんとしてドトールの店員さんにも顔が知られておりますので、店内で多少の奇行をしたところで追い出される心配は......多分ないと思います。
それでも細心の注意を払い、他のお客さんもいらっしゃる中なので、写真撮影にはこのアプリを使います。
OneCam(静音, 連写, ジオタグ) 4.0.5(¥170)
カテゴリ: 写真/ビデオ
販売元: Walker Software - masahiro seto(サイズ: 4.9 MB)
多少画質は粗くなりますが、無音で撮影できるので、こういう時に重宝します。
それでは早速、iPhoneを装着してみましょう。
例えiPhoneに装着すると言っても、iPhone自体を落下や衝撃から守る感じはゼロに等しい......。
いやいや、それは今回期待するところではありませんので、全く問題にはなりません。
それでは、i.fuzenのアンプの電源を入れてみます。
このボタンを2秒以上押すとアンプとして機能し始めます。
このi.fuzenはアンプ機能の他に本体内部に電池を持つ外部バッテリーも兼ねているので、アンプを起動すると同時にiPhoneへの電力供給もスタートします。
アンプを切れば、補助バッテリー単独としても機能し、約1回分満充電する事ができまして、その容量は1,650mAとなっております。
アンプの起動を確認する手段はこちらになります。
このように白いLEDのインジケータが灯るとOKです。
これで、アンプ機能が起動している状態となり、iPhone本体のジャックからは音が出なくなりますので、i.fuzenの二つあるジャックのどちらかにヘッドフォンを差し込んでみます。
今回は、なぜかiPhone5や新しいiPodの標準付属品であるAppleのEarPodsが手元にありますので、折角ですからこれを使ってみましょう。
前回ご紹介したとおり、二つあるイヤホンジャックは、ヘッドフォンのインピーダンスによって使い分ける事になります。
色々調べたのですが、Appleの新しいヘッドフォンのハッキリした仕様がどこにもありませんでした。仕方がないので、以前のApple純正のヘッドフォンが32Ωだったって事もあり、ここではApple EarPodsは低インピーダンスだということにしておきましょう。
まぁハッキリ言うと、この際細かい仕様なんてどうでも良くて、ボクの主観で音が気に入るか気に入らないかを判断しますから、細かい事は抜きにします。
それでは早速、iPhoneの標準アプリで曲を再生してみます。
曲はもちろん、旧ブログで音質向上アプリのSonic Max Proを試した時にも使った、NirvanaのSmells like teen spilitsです。
Nevermind (ニルヴァーナ)
ジャンル: Rock
リリース:2012年
価格:¥1,500
試聴する
記号の示す通り、左側が音量を下げて右側が音量を上げるもの。ボタンではなくタッチだけでも反応するみたいです。今ひとつ操作感がわかりづらいかな。
iPhone本体の音量ボタン(+とー)や、EarPodsのコードの途中に付いているリモコンでの操作はできませんので要注意です。
また、先ほどのアンプ起動時に使ったヘッドフォンマークのボタンを押すことで、ヘッドフォンの特性に合わせて最適化するi.fuzenのサウンドモードスイッチャー機能というものがあります。
どのモードかは、インジケータの真ん中の青いLEDの点滅する回数で確認する事ができます。 写真を撮ったんですが、わかりづらいですね。白い細長のLEDの真ん中辺りに青いLEDが点滅する仕様になってます。
安いヘッドフォンならば、モード1のマルチメディア停電力モードで十分みたいです。
こんな感じで、色々なパターンを試してみました。
- 標準ミュージックアプリのみ
iPhoneのジャックに新しいApple EarPodsで聴いてみたところ、以前の標準付属ヘッドフォンよりは多少は低音に厚みが出たかなぁ?という感じはしましたが、所詮その程度。
ギターのシャカシャカした音にも多少の改善はみられるものの、バスドラやベースの低音が全く前面に出てきません。
これではWalkmanからいつまで立っても卒業できやしません。もっといい音を奏でてくれないと困ります。
- Sonic Max Proアプリのみ
それを差し引いたとしても、やっぱりボクがiPhoneで音楽を聴くにはこのアプリが必須だと思います。
- 標準ミュージックアプリ with i.fuzen
結論から言うと、これでもなかなか良い音が出ます。とても1,900円で買ったアンプとは思えないくらい。
標準ミュージックアプリのみで聴いた時よりもスネアの音やベースの音が聴き取りやすくなります。コーラスが効いたギターの音も綺麗に聞き取れますし、ディストーションで歪んだギターの音も厚みが増しています。
ただ難を言えば、Sonic Max Proを使った時よりも低音に迫力がありませんし、ボーカルの声の透明感がもう一つ足らないような、そんな感じがします。
- Sonic Max Pro with i.fuzen
が、これが意外とボクには合っているのかも?と思えるくらいに音質が改善されてます。
i.fuzen単体だった時よりもボーカルの声がよりハッキリと聴こえるようになりましたし、Sonic Max Pro単体だった時の中低音の厚みが更に増した感じになります。
実際のところ、i.fuzen単体では全部で8通り(サウンドモードが4つとジャックが2つの組み合わせ)にしか音を変えることが出来ませんし、微妙な調整は一切出来ません。
それをSonic Max Proのような色々と調整可能なアプリによって補ってやる事により、自分好みの音を探す近道を通る事になるわけですから、この組み合わせはある意味必須だったと思えなくもありませんね。
なので、皆さんは皆さんなりに好みの音を探さなくてはならないのですが、その一つの方法論として、今回ボクが試したようなアプローチも参考にしていただければと、そう思います。
少なくとも、1,900円という安価でiPhone4/4S専用のポータブル・アンプを手にする事ができたのは、ボクにとって非常にラッキーな出来事でした。
初めてポータブル・アンプなるものを使って見ましたが、iPhone4/4S専用という事もあり嵩張りませんし、補助電源にもなるので、一石二鳥以上の価値があると思います。
このアンプとSonic Max Proの組み合わせがあれば、長きに渡るWalkmanとの蜜月時代にも終止符を打てそうな気がしてまいりました。
ただ......。
それには一つだけ足りない要素が......。
新しいiTunesが11月末にようやくリリースされましたが、iTunes Matchが日本でも始まるというアナウンスは、まだ今のところありません。
日本語の紹介サイトが出来たなんて漏洩情報もあったんですが、どうなったんでしょうね???
やっぱりレーベル各社との細部の調整が難航してるのかな......?
ボクの準備は整いましたので、いつでもiTunes Matchのサービス開始しちゃって下さいよ、Appleさん!!
ところで、i.fuzenにiPhone4Sを装着してるのに、どうやって写真を撮ったんでしょうね?
それに、なぜ新しい純正ヘッドフォンEarPodsがあるのか?
(ΦωΦ)フフフ…
この謎は次回解き明かされますので、乞うご期待!!
ってなことで、長くなりましたが、今回はここまでっ!
(おわり)
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