共有

2015年10月7日水曜日

984:【戯れ言】オシャレ万歩計に中途半端な時計表示機能はいらないっ!の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

前回の終わりの方で「これまで数々のオシャレ万歩計を使い続けてきたボクが、なぜリンゴマークのウォッチ的なモノを買わないのか?」みたいな思わせぶりな言葉を残し、読者の興味を一生懸命引こうと努力している姿に、思わず涙した方も多いんじゃないかと思います。

真☆煩悩の赴くままに: 983:【振り返り】ボクとオシャレ万歩計と部屋とワイシャツと私?の巻
んなこたぁねぇよ。っつうか長いよ。

そこで、今回はいよいよ満を持して、そのリンゴマークのウオッチ的なヤツを買わない理由(=いま現在の心情)ってのをココに記録しておきたいと思います。

っていうか、オシャレ万歩計とスマートウォッチを同列に並べて論じるのもどうかと思うんですが、どちらも腕の手首辺りに装着するガジェットってことで赦していただければと思います。

ま、結論はタイトルで出ちゃうのはいつものことなんですがね。そういうことです。


オシャレ万歩計に求められる機能とは?

なんだか多用してますが、「オシャレ万歩計」ってのはいわゆる一つの「ウェアラブル・フィットネス・トラッカー」とか「アクティビティ・トラッカー」って字数だけは多い呼び方をされる手首の辺りに装着して使う万歩計に毛の生えたようなガジェットのこと。これらはメーカーや製品によってそれが属するジャンルの呼び方が千差万別なので、ここではただ単に「オシャレ万歩計」という分類の仕方をしているに過ぎません。全然呼び方がオシャレじゃないけど。

だって、ちょっと前の万歩計と言ったら、腰のベルトとかズボン(スラックス)の前ポケット辺りにクリップで引っ掛けるような独特の形状で、見ただけで「あ、万歩計つけてるんすね。案外ご自身の健康とか最近太り気味だとか気になっちゃうタイプなんすね(笑)」ってな感じで、まさにおっさんの持つ象徴的なアイテムの1つと世間的には認識されておりましたから。それが形を変えて、腕時計なんだかバングルなんだかブレスレットなんだか判らん形状にメタモルフォーゼしただけで「あら、なんだかオシャレやん」ってなるのもおっさんのおっさんたる所以なのかも知れませんが、ま、そういうことで「オシャレ万歩計」って呼称で統一することにしております、ここでは。

そもそもオシャレかどうかはそれを判断する人の主観によるものだし、だいたいファッションってのはそんなもんじゃないってことになりますので、「あんなのオシャレでもなんでもねぇよ、ダセーじゃん!」とか「そんな不粋で格好の悪い呼び方は止めてもらえないかねっ!」とか言われたくてワザと「オシャレ万歩計」なんていう呼び方をしてるワケではありません。そこはあんまり気にしないで下さい。

また、この呼び方にしているもう1つの理由がありましてね。実はこちらの方が重要なんですが「カタカナを並べようが和製なんだか正式なんだか解らん英単語を羅列しようが、所詮お前らは万歩計なんだろ?」って意味を込めつつ、この呼称に統一している経緯もあります。いや、別にメーカーに喧嘩を売っているつもりもございませんし、製品にケチをつけているワケでもないですよ。だってそもそも何個ものオシャレ万歩計を買っているボク自信が万歩計に毛の生えた製品と認識も識別もして購入してますから、何の問題もありません。本当に毛が生えてるワケじゃないですよ、念のために言っておきますけど。

んで、ここに来てようやく本題にある「オシャレ万歩計に求められる機能とは?」という話に入って行くワケなんですが、そんなのは大見栄切って偉そうに語るもんでもなくて、「万歩計の機能そのものに決まってんじゃんっ!」ってなことになります。身も蓋もないことこの上ないですな、バッサリすぎて。

要するに歩数を測る機能さえありゃ「活動量計」と呼ぼうが「フィットネス・トラッカー」と呼ぼうがいわゆる「万歩計」ってのとほぼ同義語であることに間違いないワケでして、それを装着したこちらが歩こうが走ろうが万歩計は万歩計以外の何物でもないのですよ。購入したボクとしても歩数さえ測ってもらえりゃ目的の大半は達成できるってなもんです。そこに身長あたりから類推される歩幅を元に「歩行距離なんてのも判ったらイイなぁ〜」とか、体重あたりから類推される「消費カロリーなんかも教えてくれたらイイなぁ〜」とか、GPSも搭載されてて「どこら辺りを移動したのか記録できたらイイなぁ〜」とか、有り余る人間の飽くなき欲望を満たさんがために各メーカーさんがアレやコレやと機能をてんこ盛りにして下さっているのがオシャレ万歩計業界の現状なんじゃないかと思うんですよ。

しかも最近だと睡眠時の状態を把握するとか、心拍数計も付けちゃおうっか!だとか、さらなる付加価値をオシャレ万歩計に宿命として背負わせようってな動きも盛んでして、かく言うボクもそのお先を担ぐ先兵として本来なら1つありゃ十分なスーパーオシャレ万歩計をいくつも購入するハメになってるというワケですな。こりゃうってつけでもってこいのいいカモだ。トホホ。

もちろんこのオシャレ万歩計には「いつ何時にどのくらい歩いたり走ったり起きたり寝返りしたりしたのか?」という活動を記録するためにもれなく時計機能も搭載されていたりするんですが、時刻を表示することに長けた製品ってのは少ないんですよね。そもそもそれらを表示する画面みたいなものを持たないオシャレ万歩計ってのもあるワケでして、ユーザー的には腕時計代わりにオシャレ万歩計を活用しようってなニーズはそれほどないのかな?と思ったりもしています。まぁやろうと思ったら出来なくはないんでしょうけど、いかんせんただでさえバッテリーが小さくモチもそれほどよろしくないのがオシャレ万歩計の抱える課題でもあるもんですから、極力他で代用できる機能ってのは持たせたくないという事情みたいなものもあるんじゃないかと邪推してみたりもしまして。

ボクが所有しているNIKE+Fuelband SEFitbit ChargeHRには情報を表示する装置が付いてますから、もちろん時刻を表示する機能も内蔵されています。が、それらは常時表示するほどバッテリーのモチが良いものではないため、時刻を確認するのにいちいちタップしたりボタンを押したりしなきゃならんのです。腕を上げただけで時刻を表示する機能が付いてたりもしますが、必ず表示されるかっていうとそうでもないところが玉に瑕でして。それって「そもそも時刻を確認するためにコレを買ったワケじゃねぇんだろ?」って無言の圧力を掛けられているようなもんでして、はなから時刻表示するつもりなんてサラサラなかったみたいなオマケ的なショボい機能になってるんですよ。ってことはですよ、「やっぱり時刻を確認するのに最適なのは従来からの腕時計なんじゃねえの?」ってことになるんじゃないすかね。っていうか、ボクはどうしてもそう 思ってしまうんです。

以前に腕時計の話をしたこともありましたが、ボクは時刻が滅多に狂わない電波時計でかつ太陽光発電できる腕時計を使ってます。もちろん時刻を確認することくらいにしか使わない専用機です。サラリーマンやってる時はストップウォッチとかアラームすら使いません。ボクが時計に求めるのは「正確に時を刻む」ことと「いつも動いている」こと、この2点に限ります。これを維持するためにいちいちテレビを見たり117に電話かけたりしながら時刻を合わせるとか、ネジを巻いたり充電したりするなんて面倒くさいことはしたくないと思ったのでこれが辿り着いた境地みたいなもんになります。

ですが、腕時計じゃないオシャレ万歩計だったら、いちいち充電することも厭わないんです。歩数を計測するためだと、バッテリーが切れないように2〜3日に1度は専用ケーブルに繋いで充電するボクがいます。だってこれは腕時計じゃなくてオシャレな万歩計なんだから仕方ないじゃない。時刻は腕時計がなくてもiPhoneや駅構内の表示板とか職場の壁掛け時計とかPCのモニターで確認できますが、歩数を確認するためには常時肌身離さず腕に装着しているオシャレ万歩計のバッテリーを切らしたらダメなんですもの。

オシャレ万歩計のバッテリーが切れちゃうくらいなら、時刻なんて表示しなくてもイイんです。そもそも用途が違うんです。だから、腕時計をしつつオシャレ万歩計を2個も腕に巻いてるんです。オシャレ万歩計に時計の機能は求めていないんですな。


それが何故スマートウォッチを否定することに繋がるのか?

リンゴマークのウォッチ的なものに代表されるスマートウォッチは、電池のモチがオシャレ万歩計と同等もしくはそれ以上によろしくない、というのが定説ですよね、ってボクが知らない製品があるのかもしれませんが。ってことはかなり頻繁に充電するという行為が必要になると、そういう風に想像できます。そこがネックなんです。

スマートウォッチなるものを所有していないので、充電にどれだけの時間を要するのかは知る由もないんですが、そもそもほぼ毎日充電しなきゃならない腕時計ってのがボクにはわからんのです。45年も人間やってますが、腕時計との付き合いはだいたい35年くらいですかね。そんな毎日充電しないと電池が切れちゃう腕時計なんてものにこれまで出会ったことがないもんですから、はなから「それはないわ」となってしまうのです。これまでにない機能を備えた新製品には飛びつくんですが、従来からある機能の代替としては明らかに退化している製品に手を出すハズがありませんて。

歩数を測るのは万歩計でイイでしょう。時刻を知りたいなら腕時計でイイじゃないですか。電話がかかってきたらiPhoneがけたたましく鳴り出しますし、メールが着信したらブルブル震えますって。睡眠時の状態を測れるかどうか知りませんが、もし計測できるのだとしたら寝る時も腕に付けっぱなしになりますので充電する時間はどうするんでしょう。そもそもナイーブな液晶画面を持つスマートウォッチを装着したまま寝てたりして壊れちゃったりしないんですかね。

いくつもの機能を1つの製品に包含すると手荷物が減るっていうメリットがありますが、それ以外に起こる弊害ってのがありましてね。だいぶ以前に「iPhoneで音楽を聴かない理由」ってのを語ったこともありましたが、バッテリーのモチが悪くなって結局そのメリットを活かしきれないんですわ。1つの製品に集約して手荷物が減ったのはイイけど、その代わりに充電用ケーブルとかモバイルブースターとかを持ち歩かなきゃならないんだったら、元の木阿弥以外の何物でもないですわね。

だから、ボクは以前からそれぞれの目的に特化した個別の製品を複数持ち歩くことにしているんです。音楽は音がイイWalkmanで聴くことにしてますし、時刻は腕時計で確認しますし、活動量はオシャレ万歩計で測ることにしてるんです。電話がかかってきたらiPhoneで話しますし、メールはiPhoneの大きな液晶画面で確認した方が効率よいに決まってます。だから、ボクの生活にスマートウォッチの入り込む余地がないんですな、残念ながら。

だからボクの周囲でリンゴマークのウォッチ的なものを見ることがないのかも知れません。まだまだ一般人には高嶺の花っていう価格的な問題もあるのかも知れませんが、何に使ったらイイのか想像がつかないってのもその理由の1つなのかも知れません。

意識が高いんだかどうだか知りませんが、ブログで「いやぁ〜やっぱり便利。もうこれなしでは不便で仕方がないわ!」ってな記事を目にすることもあります。っていうかよく目にします。その人たちとはそもそもの生活様式が違うせいかも知れませんが、自慢気得意気に書かれたそれらのブログを拝見しても、全然便利そうに思えないんですよ。ボクの触手がピクリとも動かない。自分でも新しいモノ好きなのになぁ〜って不思議なんですけどね。


ということで、オシャレ万歩計とスマートウォッチの違いを解説したつもりなんですが、ご理解いただけましたかね。

そもそも似て非なるものなんじゃないかと思うんですが、「そんなこたぁねぇぞ!」っていうご意見をお待ちしつつ、今回はこの辺りでお開きにしたいと思います。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

0 件のコメント:

コメントを投稿