これまで、所有する2台のiPhoneに関して2回に分けてそれぞれ詳細に現状分析を行ってみました。
こちらがdocomoのiPhone5sの現状分析。
そしてこちらがSoftBankのiPhone6plusの現状分析。
そんな簡単な命題に対して「知らねぇ〜よ」と一言で済ますにはあまりにも（ボクにとって）切実で、月額料金の高騰化という切羽詰まった（ボクが）困っているこの状況を打開するには、（ボク自身が）そもそも論から確認せねばなるまいと、掲題のような考察を行うことを決意致しました。
いいえ、単なるボケ防止でも、ましてや自慢話をする気などは毛頭ございません。
いつの間にやらiPhone2台を所有することが当たり前＝日常と化したその原因を探る行為そのものこそ、現状を打開する鍵になるのではないかと、そのように考えている次第です。
いやぁ〜それにしても怖いですよね、「日常に飼い慣らされる」ってのは。なんか含蓄あるような言葉に聞こえるかも知れませんが、それほど役立つ話はしてませんし、するつもりはありませんから、もしそんな風に聞こえたとしたら、それは貴方の勘違いだと思いますよ。ボクを見くびってる（？）証拠です。
ということで、ボクのiPhone使用遍歴をここに全て曝け出し、この際だから今後のiPhoneとの付き合い方を再考してみたいと思います。
っていうか、自分で考えてすぐわからないのかよ.......。
確かキッカケはTwitterだった
それまではdocomoのガラパゴス携帯電話一辺倒だったボクがiPhoneに興味を持ち始めたキッカケは、2009年当時に流行り始めたTwitterをやってみたいという単純な動機でした。
それは2009年って言っても年初の頃のことでして、まだiPhoneが日本で発売されて1年にも満たない頃だったかと記憶しております。ちょうどiPhone3GからiPhone3GSへと移行する過渡期だった、そんな遠ひ昔のおとぎ話でございます。
ボクがTwitterに興味を持ち始めたのが今から約6年半前のそんな頃でして、まだまだAndroidなんか影も形もなく存在すらしてなくて、「スマフォと言えばiPhone」「TwitterやるならiPhone」ってなことが当たり前という風潮（というかボクの思い込み）があったこともあり、手持ちのdocomoのガラケーからSoftBankにキャリアごと乗り換えるか、それともガラケーとは別にiPhoneを持つか（いわゆる2台持ち）、長考に長考をかさねておりました。
どうしようかぐずぐず迷って結論を出せずにいると、そうこうしているうちに2009年夏になって、新しいiPhone3GSが発売されちゃったんでした。一説によればこのタイミングを待っていたという噂もありますが。
当時はiPhoneに乗り換えるにはまだまだ迷う要素が沢山ありました。iPhoneがSoftBankからしか発売されていなかったというのもその理由の1つでして、10年以上もdocomoユーザーであったボクが躊躇するのも当然といやぁ当然ですし、そもそもSoftBankの通信品質に問題があることもその理由の1つでした。
また、2009年夏頃に当時は最新のiPhone3GSが発売されたとは言え、iPhone3Gから進化した内容が「コピー&ペーストができるようになった！」とかものすごくショボい話だったので、「iPhoneを使いこなせるのか？」という疑問と同程度に「iPhoneって使えるのか？」という余計な心配をしていたのも、躊躇する理由の1つでした。
しかし、Twitterに対する興味もさることながら、液晶画面をタップしたりフリックしたりするまったく新しい操作方法や、憧れは抱いていたもののこれまでの人生で一切交わることがなかったAppleという企業の製品に対して大いなる好奇心が芽生えてしまっていたことも確かでして、どうにかしてiPhone3GSを入手したいと堂々巡りの思考を繰り返します。
その当時に考えていたことは、実はいま現在と大差ないどころかほとんど同じような悩みでして、カミさんもボクもdocomoユーザーなので家族間通話がタダだとか、そもそも待ち受け専用に近いからメールし放題でも基本料金が安いプラン（2,000円/月程度）だからiPhoneにするといきなり月額料金が高騰しちゃうとか、そんなことでウジウジと悩んでおりました。自慢じゃないですが、全然成長していないってことですな。
＿|￣|○
結局シラフでは決めきれない小心者は、酒の力を借りて勢いで大宮のソフマップでiPhone3GSの白を新規に購入することになります。こんだけ「男の黒」とか言ってる輩が、最初のiPhoneは白かった（と言ってもこの頃の白はプラスチックのバックパネルが白いだけ）なんてのは実は内緒ですし、そもそも躊躇なく購入する辺りに酒に溺れて藁をも掴みたい酔っぱらいの酩酊具合が見て取れます。
この頃はまだまだMNPなんてシャレたもんはありませんでしたから、当然ながらキャリアの異なるガラケーとiPhoneの2台を所有することになります。晴れて携帯電話2台持ちの仲間入り、というワケですな。
そんな感じで、ここからボクとiPhoneとの歴史が始まったのでした。
その後のiPhone遍歴
購入したiPhoneの使い途はと言えば、当初の目的通りにほぼTwitter専用機としての使い方になります。
カミさんとの連絡手段である電話もメールももう1台のdocomoのガラケーを使えば事足りますから、新規購入したSoftBankのiPhone3GSでは、通話することもメールすることもほとんどなし。もちろんネットに常時つながる携帯端末でしたので、もはや誰でもやってる検索やらニュースサイトやブログの閲覧なんてこともやってましたし、新しいもの好きなもんですから当時流行りだしたEvernoteやらInstapaperやらDropboxなんかのいわゆるクラウドサービスのハシリ的なものにも須らく手を出したりして（無料ユーザーだったけど）、流行の最先端を行くいっぱしのiPhone使いという名のオタク道を邁進しておりました。
それでもその頃は、待望のiPhoneを手に入れたことである程度満足してしまったのか今ほど物欲（iPhone買い換えたい衝動とも言う）は強くなくてですね、ボクにとっての初代iPhoneであるiPhone3GSは2年縛りという予め決められたお務め期間を見事に全うし、2010年に発売されたiPhone4は華麗にスルーして、2011年10月になって初めて機種変更を行うことになります。
キャリアは同じSoftBankにて機種変更して手に入れたのがiPhone4Sでした。この頃の「S」はまだ大文字だったんですよね。
ここまでは至極真っ当な人生を歩んでおったのですが、この後から少しずつ芸風が変わってきます。SoftBankのiPhone4Sに機種変更してから約1年後の2012年11月に、今度はdocomoのガラケーD906iをMNPを使ってSoftBankのiPhone4Sへと買い換えます。
「家族間通話がタダになるから」という理由だけで維持してきたdocomoのガラケーでしたが、「いうほど通話しないし、いつもメールでパン買って来いだとか牛乳がねぇだとか指令が来るだけだから別に家族間通話がタダなんていらないじゃん！」というすきま風吹き荒ぶ夫婦間の断絶を演じつつ、自分に都合のイイ解釈全開でカミさんにプレゼンし、了解を得られたんだかどうだかウヤムヤのうちにやったもん勝ちということでとっとと行動に移すこととなります。
すでにSoftBankからもauからも当時最新のiPhone5が発売されていたのですが、Twitterのタイムラインに流れてくる「今ならMNP転入でiPhone4Sが一括0円」という在庫処分という名の誘惑に勝てず、古い機種であるが故のタダという決算セールに便乗し、しかもSoftBank直営店の店員さんのご配慮もあって、iPhone4Sの64GB黒が0円で手に入ります。
この頃はiPhoneのモバイルデータ通信はオフにしておきながら、別途所有するEMOBILEのモバイル無線LANルーターで通信するという変態行為を真昼間から平然と人前で行っておりました。この時この瞬間にSoftBankのiPhone4Sを2台所有するという、今思い返してみても意味がわからん行為を行っていたワケですから、古い方の通話には使わない契約を破棄して1台に集約すりゃあ良かったんです。
ところが「MNPで端末をタダ同然で手に入れる」という甘い蜜の味を覚えてしまったボクです。まるで麻薬に手を染めてしまった輩であるが如く、そうそう簡単にMNPの弾になる端末（契約）を手放すはずもありません。しかも月額利用料は僅か350円/月＋1,000円/月程度に抑えられてましたから、2台所有していても特に財政が逼迫することもありませんでした。
「ここで1台にまとめて手荷物を減らしてスッキリ！」なんて考えは頭の片隅にもなく、それから僅か半年後の2013年3月にまたまたMNPに手を染めることになるのです。今度は「古い方のSoftBankのiPhone4Sの契約が残り半年を切ったからヤバい」というヤバくも何ともない捏造・改竄された情報を駆使して、やはりMNPを使って今度はauのiPhone5へと乗り換えます。やっぱりこの時も半年前に発売されたばかりの新しいiPhoneを使ってみたかっただけなんですよ。
ここでもまだSoftBankのiPhone4SとauのiPhone5の2台持ちは継続中です。ホント、懲りないヤツですよ、まったく。
ですが、ここに落とし穴がありました。移転先のauの電波状況があれだけ悪く言われていたSoftBankよりもダメだったんです。iPhone5を使ってみたかった理由の1つに「iPhone単体でLTE通信の速さを体感したい」というものがあったんですが、肝心な時に途切れる通信じゃ満足にそれを試せるはずもなく、早々に契約内容を見直しまして、月額利用料を3円/月程度に抑えつつ（当時auでは当たり前の最低額の契約があったんです）、またまたEMOBILEの無線LANルーターを介して通信するという変な行為のお世話になる日々が続きます。
それから半年後の2013年9月。新たにTouch IDを搭載したiPhone5sの発売日に、またまたMNPで今度はauからSoftBankに出戻ることになります。iPhone5sの発売日なのにauのiPhone5からSoftBankのiPhone5に乗り換えて何が面白いんだか当事者ではない皆さんは理解に苦しむところかと思いますが、当時は別の悩みを抱えていたもんですからこうせざるをえなかった事情ってヤツがあったんです。その話をし始めると長くなるんでここでは割愛しますが、少しでも興味がある方は当ブログの過去ログでも漁ってみて下さい。
この時点でもまだ2台持ちは継続中です。SoftBankのiPhone4SとiPhone5を同時に持つという、コレクターなのか何なのかよく判らない状態となります。まぁ同じキャリアのiPhone4Sの2台持ちより多少は進化しているみたいに見えるかも知れませんが。「そんなにSoftBankが好きなの？」と聞かれたとしたら、ハッキリと否定できたんですが、紆余曲折があってそんな歪で偏向したiPhoneの持ち方をしていたのです。
そして2014年3月、子供らに携帯電話（ガラケーとキッズ携帯）を持たせることになり、ボクも改めてdocomoへと回帰することになります。かつて所有していたガラケーD906iで使っていた電話番号を持つSoftBankのiPhone4Sの方をMNPで移しました。子供らのために新たに2台分も新規契約したんだから何かサービスしてくれないかなぁ〜と何気に家電量販店の店員さんにおねだりしたところ、docomoのiPhone5sを格安でご提供して下さるってはことだったので、そのご厚意を無駄にするのもどうかも思いまして。その時にカミさんのいる目の前で堂々と当時最新のiPhoneに替えてやったのが、ボクの中では最大の武勇伝になっております。←どんだけカミさんのこと怖がってんだよ。
それからはしばらくおとなしくしていたんです。実際にこれ以降はMNPという悪魔の果実を貪ることはしておりせん。その代わりと言っては何ですが、MNPもどきを1度だけ使いました。それが2015年1月のSoftBankのiPhone5からiPhone6plusへの機種変更になります。
この時はカミさんとではなく子供らとの家族間通話無料をキープしなければならない理由がありましたので、docomoのiPhoneを対象にするワケには行きませんでした。なので、もう1台のiPhoneのキャリアであるSoftBankからMNPで転出して端末を安く手に入れる気満々だったのです。
だがしかし、一番希望していたMVNOの格安SIMへの移行は、AppleのSIMフリーiPhone販売が中断していたこともあり断念せざるを得ませんでした。
となると、ボクは改悪と思っている通話定額プランしか使えないdocomoは考えにくいので、自ずとauにMNP転入を画策することになります。もう手慣れたもんで、SoftBankの方のiPhone5を使ってMNP予約番号を取得しようとフリーコールの*5533へと電話を掛けたところ、闇で噂されているとある引き留め工作に遭いました。どんなのかって言うと、機種変更に使える特別な30,000ポイントと、古いiPhone5を下取りに出すとTポイント24,360ポイントがもれなく戴けるというものでして、そんな目の前にぶら下げられたニンジンに目が眩みまして、MNP転出はソッコーで断念してSoftBankでふつうに機種変更することを決意致しました。
......と、ここまでがボクのiPhone遍歴と言うか、これまでのiPhone使用歴みたいなものになります。
紆余曲折があったのかなかったのかよくわかりませんが、そんなこんなでいま現在ボクの手元にはdocomoのiPhone5sとSoftBankのiPhone6plusがあると、そういうことになります。
ハッキリ言って、MNPを駆使して上手くキャリアを渡り歩かない（渡り歩けない）のであれば、個人でiPhoneを2台持ちする意味なんてあまりないと思ってます。ボクのiPhone2台持ちの主な理由は普段の使い途ではなく、MNPの弾として維持することだけにしかその意味を見出せていないことが、振り返ってみて改めて解ったかと思います。
それに、なんと言っても最近は各キャリアともMNP転入よりも長期利用ユーザーの機種変更に力を入れ始めてますし、MNPに固執して変動費（毎月の月額利用料）を垂れ流すのもどうかと思ってしまうんですよねぇ......。
時代が変わったんかなぁ〜、時代が。
それに加えて最近は、形はiPhone6だけど中身はガチガチに縛られたアプリもインストールできない業務用携帯電話も我が傘下に加わっております。
そんな常時iPhoneを3台も持ち歩かなきゃならない自業自得の罰ゲームが敢行されてるというこの状況と、前回までに考察してきたdocomoとSoftBankそれぞれの契約状況を鑑みるに、まさに今が何らかの決断をするタイミングなのではないかと、自分の都合のイイように考えてしまいがちなのですよ。
ホントはiPhone6s/6sPlusが欲しいだけなんですけど......。
こうやって一人語りして迷いを払拭しようとしてさらに混迷が深まるだけというどツボにハマり掛けている気がしないでもないですが、何となく、ただ何となく「何れにしても、こりゃどうにかしなきゃならないな」とだんだん焦ってまいりました。
ということで次回は、これまでの考察を踏まえまして、「いま選択すべきベストウェイ！」を探ってみたいと思います。
( 0w0)ﾉ ｳｪｰｲ
ってなことで、今回はここまでっ！
（おわり）
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