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2015年11月13日金曜日

999:【iPhone】いよいよ潜入!docomo直営ショップでiPhone6sを機種変更しようっ!の巻〜 後編〜

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

<前回までのあらすじ>
勇者ひろ☆さのが悪の大魔王が棲む城(とある都内のドコモショップ)へと単身潜入したところから物語は始まります。城の入り口で雑魚キャラ(案内係)を難なくスルーしてアイテム(番号札)をゲットした勇者ひろ☆さのは、城の2階(待合室)へと進みます。2階で待ち受ける中ボス(若い店員さん)との死闘で一方的な勝利を収めたひろ☆さの。いよいよ悪の大魔王(ベテランの受付担当者)との直接対決が始まりました。最初の戦闘では互いに隙を見せず譲らない互角の攻防が繰り広げられます。
果たしてこの勝負の行方は?
勇者ひろ☆さのは悪の大魔王を倒し、見事に聖剣エクスカリバー(iPhone6s)を手にすることが出来るのでしょうか?

......いや、そんな話だったっけか?

ま、本当のところが知りたい方は、こちらの前編と中編をご覧下さい。

真☆煩悩の赴くままに: 997:【iPhone】いよいよ潜入!docomo直営ショップでiPhone6sを機種変更しようっ!の巻〜前編〜
城への潜入から中ボス戦までがこちら。

真☆煩悩の赴くままに: 998:【iPhone】いよいよ潜入!docomo直営ショップでiPhone6sを機種変更しようっ!の巻〜 中編〜
ものがたりは佳境に入り、ボスとの対決が始まるのがこちら中編です。

前回の終わりでも言いましたけど、この話はサラッと1回で終わらせるつもりだったんすよ。なんだかんだいろいろあったんで、現場での出来事を忠実に再現していたら知らないウチに三部作になっちゃいました。

たぶん今回で終わると思いますので、どうぞよろしくお願い致します。


さぁ、抱き合わせ販売をオススメするあの黒魔法の呪文をボクに聞かせておくれっ!

訪問の目的はiPhone5sからiPhone6sに機種変更することであると伝えました。

おめあてのiPhone6sの128GBで色はスペースグレーの在庫もありました。

機種変更に伴い新プランへの移行となることは予め判ってましたし、それを見越して移行する契約プランはカケホーダイライトとデータMパック(5GB)であることも伝えました。

いま現在使っているiPhone5sはこの場で下取りに出し、機種変更先のiPhone6sの端末代金は分割にすることも伝えました。

その結果、現在2,980円/月(税込)である月額使用料が8,170円/月(税込)になることも互いに計算し確認しました。

となると、あとは下取りに出すiPhone5sから新しいiPhone6sにSIMカードを移して、契約書の類を印刷してサインして終わり......のハズなんですが、例の契約変更に伴いお願いされた各種オプションへの加入の話がまだ済んでおりません。今回の話のキモはここだから端折るワケにはいかないんです。

その話をなかなか切り出せずにいるのは、先ほどボクが言い放った若手の店員さんに対する恫喝紛いのご提案(※前編の赤字部分参照)がかなり効いているのでしょうかねぇ?

機種変更と契約プラン変更の手続きに関する話はほぼ終わっているので、まだ未開封のiPhone6sの箱に手を掛ける前に必ずオプションの抱き合わせ加入の話を切り出して来るハズ......とこちらは読んでいるのですが。もし万が一、その話をせずに箱のビニールの梱包を剥がすようでしたら、その行為を止めさせて事の真意を問いたださねばなりません。緊張感漂う雰囲気の最中、ボクは目の前にいる受付担当者の挙動に全神経を集中し、肩の辺りの筋肉の微妙な動きに注意を払っていました。

すると、ボクの懸念を払拭するように、担当の方はiPhone6sの箱には目もくれず、先ほどの若手の店員さんが持っていたクリップファイルを机の下から取り出し、ボクの目の前に静かに置きました。そのクリップファイルには、1度見たことのある契約変更と同時に2ヶ月間の加入をお願いされたオプション類の一覧が挟んであります。

大まかに言うと、「おすすめパック」やら「あんしんパック」などの契約オプションが並んで角丸長方形で囲んであります。それとは別に「dTV」やら「dヒッツ」やら「dマガジン」やらの「d」で始まるdocomo独自のコンテンツサービス、通称「dの一族」が同じく角丸長方形で囲んであります。これらは加入しても初月は無料になるお試し期間があるオプション類のようです。この他に、加入すると同時に料金の支払いが生じるとの説明があったコンテンツ類が複数書かれた角丸長方形の囲いがあるのですが、ここには赤ペンで大きくバッテンが書かれています。

ふーっとひと息吐いてから、目の前の担当の方がとつとつと話し始めます。
担「先ほどうちの者から1度ご説明させていただきましたが、今回機種変更していただくにあたりまして新しい契約プランへの見直しを行っていただく関係上、これらのオプションへの2ヶ月間の加入をお願いしております。」
ボ「はい、先ほど伺っております。が、その際にその方(若手の店員さん)にも申し上げたように、これらのオプションに加入しなければならない意味が理解出来ません。」
担「いや、こちらとしましては、あくまでも加入をお願いしている立場でして、加入しなければならないという訳ではございません。」
ボ「ほほぉ〜。と言いますと?」
担「はい、こちらのバツを付けているコンテンツ類は加入と同時に料金が発生してしまいますので、お客様へのご負担が大きいかと存じます。ですので、予めこちらからのご依頼自体を一旦白紙に戻させていただきます。」
ボ「なるほど。それじゃあ、この赤ペンでバツが付いているコンテンツ類は最初からお願いされていないと、そう思えばよろしいのですね?」
担「はい、そのようにお考えいただけると有り難いのですが。」
手続き前に対応した若手の店員さんがこの上司にどのように伝えたのかは解りませんが、少なくともパターン2の「即日料金が発生しちゃうコンテンツは断固拒否しつつ、その他の初月無料オプションは仕方ないから機種変更時に付加するも明日解約してやるからなっ!」の半分は目的を達成したことになります。ここで妥協するかしないかが思案どころですな。
ボ「判りました。元からこれらのコンテンツには一切興味がありませんでしたので、そうしていただけるとこちらも助かります。」
担「それで、残りのオプションとコンテンツなのですが......。」
ボ「正直申しまして、その他のオプションやコンテンツにも興味が湧かないどころか、その必要性すら感じておりません。そもそも、これらのオプションやコンテンツは客の方が加入するしないを判断して、自ら能動的に手続き時に加入を申し出るものですよね?」
担「仰るとおりです。ですので、あくまでもこちらとしては加入をお願いしておる次第でして......。」
ボ「いや、だから、キャリアやショップ側から加入をお願いされる筋合いはないんじゃないですかとお聞きしているのですが?」
担「......。」
ボクの言ってることは間違ってますかね?これらに加入しないと機種変更も契約プラン変更も出来ないなんて、そんな話はないと思うんですけど。

ですが、このまま平行線で結論が出ないまま無為に時間を費やすのもアホらしいですし、そろそろ20時の閉店時間になろうとしているし、腹も減ってきたので、そろそろこちら側(ボク)が折れる頃合いなのかも知れませんね。
ボ「再度の確認になりますが、このお願いされているオプションやコンテンツは、ここで一旦加入したとしても、1ヶ月程度の無料お試し期間があるんですよね?」
担「は、はい、全て31日間は無料でお使いいただけるものになっております。また、例えばdマガジンなどのコンテンツはご家族のどなたかが加入をしていただければ、ご家族皆さんでお楽しみいただけるものになっておりまして......。」
そう、それは知ってます。ウチのカミさんがこの「dマガジン」を契約していますんで。カミさんがXPERIA Z3 compactで使う他、自宅に置いてあるiPad mini 2にもアプリを入れてボクもよく使ってます。おかげで雑誌類を買う小遣いが減りましたし、本屋で立ち読みする機会も激減しましたので重宝してます。

そうか、「dマガジン」のログインIDを使い回す方法は正式に認められた使い方なのね。Wi-Fi専用機でdocomoとの契約もないiPad mini 2でもよく使ってまるので、罪悪感というか後ろめたさを感じていたんだけど、そんなことは気にする必要はなかったのか(笑)。

......っていうか、今はそこじゃないだろ?
ボ「ということであれば、残りのオプションとコンテンツは加入してもイイですよ。」
担「......えっ?!よ、よろしいんですか?」
ボ「えぇ、加入してもイイですよ。ちょっと面倒くさいんですが、明日になったら解約しちゃいますんで(笑)。」
担「えっ?!えぇっと.....それはちょっと......。可能であれば2ヶ月間の加入をお願いしたいのですが......。」
う〜ん、粘るねぇ〜。

会社への忠誠心がそうさせるのか、この人の査定に響くのか、何がそこまでさせるのかは皆目見当つきませんが、その喰らい付く姿勢はキライではないですし、ボクの部下であれば褒め千切ってやりたくもなります。

だがしかし、この場合はどちらかというと相対して交渉する者同士ですから、ケースとしては決してボクが褒めてつかわすもんではありませんがね。どちらかというと、しつこくされると余計に腹が立つと言うか、徹底的にゴネてやりたくなりますな。
ボ「いやいや、ここで加入させることで貴方もしくはこちらのショップの実績作りになるところが妥協点なのではないですかね。私がこのショップから立ち去った後は、加入を継続しようが途中解約しようがこちらの自由でしょう。それに、この場を離れてしまったら、そちらにはもう何もなす術がないんじゃないですか?」
担「確かに......確かに、仰るとおりかも知れません。」
このキャリア直営ショップの行為(=機種変更・契約プラン変更にかこつけてオプションやコンテンツの類を大量に抱き合わせ販売する行為そのもの)は、ボクにとってはとても許せる所業ではありません。一時は怒り心頭もイイところで、かなり過激な発言(※前編の赤字部分)もしてしまいましたが、クールダウンした後は極めて冷静に話ができましたし、ショップ側の都合みたいなものも少しだけ垣間見えたような気がしましたので、一般社会に生きる大人の節度としてこの辺りで終わりにしようと、そう思いました。タフなネゴシエーションでしたから少々疲れましたしね。

ま、これのどこが「大の大人のすること」なのかよく解らないかも知れませんけど(笑)。
担「解りました。色々とお手数をお掛け致しましたが、最後に契約の確認を取らせていただきます。」
やっと長い闘いが終わりました。どちらが勝ったとか負けたとかはあえて語るのはよしましょう。なんせ双方にとってあまり気分の良い話ではなかったと思いますし。それがやっと終わり、ボクも担当の方も少しだけ気持ちが楽になったような気がします。

ここではあえて新しい契約内容を再び羅列するような愚の骨頂とも言える文字数稼ぎはやめておきたいと思います。そうです。全てが終わり、世の中に平和が戻って来たのです。

......が、そう思ったのも束の間でした。

この後、最後の最後で大ドンデン返しが待ち受けていようとは、全く想像していませんでした。

これだから現実(リアル)は面白い......。







っていうか、これって「後編」なのにまだ終わる気がしないんですけどぉぉぉ!

......そうなんです。ホントに今回で終わらせようとしていたんてますが、残念ながらこの物語に終止符を打つことができませんでした。完全にボクの力量不足です。申し訳ございません。

ということで、気になるこの話の続きは次々回の「続編」でお楽しみいただければと思います。

えっ?!何故「次々回」???

ってなことで、今回はここまでっ!

(不本意ながらつづく)

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