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2016年4月15日金曜日

1058:【独白】やっぱりボクはキミも好き!〜浮気〜の巻

まだ出会ってから一週間足らず。

そんなに頻繁に逢えるワケでもないけれど、アレ以来、キミに逢えないなんて予想もしていなかったよ。

しょっちゅう逢うワケにもいかないのはこちらの都合なのは解ってる。

もちろん毎晩ってワケには行かないのさ。

だって、カミさんに怪しまれてしまうからね。

なんせ、ボクは妻子持ちだから仕方のないこと。

だから、こっちの都合優先ってことにならざるを得ないんたが、それでキミの機嫌を損ねてしまったのかも知れないな。

でもボクはキミに逢うために、いろいろやり繰りして、多少の無理は覚悟の上で、今日も逢いに来たんだ。

なのに、キミときたら、また今日も不在なんだね。

最近、いつもいないじゃないか。

逢いに行くと、必ず決まって制服を着た見知らぬ若い人が「申し訳ございません」って言うんだ。

嫌われてしまったのかな。

キミは魅力的だから、他の人たちが放っておくワケないものね。

スゴイな、キミは。いつの間にやら大人気じゃないか。

もちろん、そこで嫉妬に狂うような、そんな心の狭い男ではないよ、ボクは。

キミのためにボクの時間を割けない間、他の人とどんな過ごし方をしようが、ボクに何かを言う権利なんてないことくらい十分解ってるさ。

キミはキミで思う存分楽しんだらイイよ。

キミのその魅力をより多くの人々に伝えるがイイさ。

でも、たまにはボクの相手もしておくれよ。

ボクだってキミに恋い焦がれている者のひとりなんだから。

あんまりつれなくされると、ボクが目移りしてしまう可能性がある事だけは伝えておくよ。

何もボクにはキミひとりってワケでもないからね。

代わりを探そうと思ったら、ほんの少しはアテがあったりもするのさ。

「浮気するの?」だって?

それは、違うだろう。

ボクとキミとは、そんな陳腐な言葉ひとつで表現できるような間柄ではなかったハズだ。

それに、お互いイーブン、対等な関係にあるってことも、言葉に出して確認せずとも解ってるんだろ?

っていうかさ、なんでいつもいつもキミはいないのさ。

ボクだってそうそう暇じゃないんだ。

毎日毎日キミに逢いに行くワケには行かないし、それでもなるべくキミに逢いに行こうと努力しているのに、キミはいっつもいない。

「売れ切れだ」「品切れだ」って、どこに行っても言われるのさ、アルバイトの学生らしき店員に。

キミを目当てで通っているのに、キミがいなかった時に感じるボクのやるせない空腹感を、キミは解っているのか?

ないならないで他のメニューを注文しなくちゃならないプレッシャーを感じつつ、でもキミ以外には何の魅力も感じられなくなったボクだから、小柄な方の彼女ですら今は相手にしたくないのさ。

「あ、だったら結構です。また来ます。」って言いながら店を後にする時の後ろめたさと言ったら、堪ったもんじゃねぇんだぞっ!

っていうか、なんでいっつも売り切れなんだよ、グランドビックマックのヤツ!

発売して1週間しか経ってないのに、もうそんなに大人気なのか?

さては、誰かがブログで褒め称えやがったな?

数量も期間も限定なギガビックマックが売り切れってんならわかりますよ、えぇ。きっと食欲旺盛な若者がこぞって注文してるんでしょうよ。晩飯時に行ったって売り切れてるのもしょうがないさ。はなから諦めてるよ。

なのに、ふつうのグランドビックマックも売り切れって......。ここまでになるほどの大人気だなんて、マクドナルドの経営陣も予想だにしていなかったんじゃない?

日中で売り切れちゃうほどの人気メニューになってしまったのなら、ボクは諦めるしかありません。なんたってボクは夜の晩飯代わりにしかマクドナルドに行けませんからね。

でも、期間は限定でも数量は限定じゃないんでしょ、グランドビックマックの方は。

なんでもっと材料を用意しとかないのかなぁ。もう発売から一週間も経ってるんだから、平日に出る数とか予測出来るでしょうが。ちゃんと見積もって十分な材料を仕入れておけよ、店長。

それとも、本部が悪いのか?経営的な判断の誤りか、また。ここんところ続いた経営不振で、ただ単に臆病になってんじゃねぇか?「材料の在庫が増えて全部捌けなかったらどうしよう?」ってところからスタートしてませんか?

あっ......ひょっとして、あれか?

「売り切れました」って人気があるように見せかけていた、どこぞの飲料メーカーが使ったあの手口か?

そうやって流行り物に弱い日本人の心を巧みに操ろうってな魂胆か?

バカだなぁ、そんな余裕が今の御社にあるんですか?ってな話だろうが。

ここぞって時がまさに今なんだから、いつ売るのよ。

いつ売るってそんなの「今でしょ?」って決まってんじゃん!って、ふっる〜!


毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

別に最近忙しくてトチ狂ってるとか病んでいるとか、そんなことは一切ございません。もともとがこういう病的な妄想癖の持ち主なので好きでやってる、ただそれだけでございます。サラリーマンですけど、実は好きなことだけやって生きてます、ここではね♡

ま、何の話だかよく判りませんが、今回も冒頭はマクドナルドビックマックシリーズに関する気持ちの悪い独白からスタートさせていただきました。

ボクがこんなに「食べたい、食べたい、毎日でも食べたい!」って思っているのに、平日の夜はどこの店舗に行っても「申し訳ございません。グランドビックマックは只今品切れでございます。」って、まるでマニュアルに書いてあるが如く同じセリフを言われる始末。

前回あんな気持ちの悪い告白をしたもんだから、「アイツには売るな!」とかお触れが回ってるとか?

真☆煩悩の赴くままに: 1057:【独白】やっぱりボクはキミが好き〜告白〜の巻
あぁ、この気色悪い話ね。

それともボクの行く先々を先回りして、買い占めてるヤツがるとかなのか?

この間なんかね、一晩で3店舗も回ったんすよ。そのどこの店舗でも売り切れってんだから、こっちは手も足も出やしませんぜってな話ですがな。

......もうね、こうなったら仕方がないですからね。浮気しちゃいましょう。

代わりの誰かを探して、心とおなかにポッカリと空いた穴を何でもいいから詰め込んで塞ぎましょう。

もうグランドビックマックに対する100年の恋も冷めましたよ。お前がその気ならこっちだって遊んでやるってんだからなっ!

ということで、今回はバーガーキングに行くことに致しました、はい。


何故にバーガーキングなのか?

それには幾つかの理由があります。

まずひとつめの理由は、ボクはマクドナルドビックマックと同じくらい、バーガーキングワッパーチーズを愛して止まない男だからであります。

ビックマックにはビックマックの良さってモンがありますが、一方でワッパーチーズにはワッパーチーズならではの良さってのがあるのも事実。あぁ太字にするのが面倒くさい。

そもそも両者を比較するなんてことが間違いの元。

「同じハンバーガーじゃない?」と思ったあなたは分類の仕方も解らないど素人もいいところ。ちゃんと反省して下さい、今ここで。

ビックマックは実はハンバーガーではないんです。アレはビックマックという唯一無二の存在。他のハンバーガーと比べることすら憚られるのです。

対するワッパーチーズはどうかというと、あれもハンバーガーなどという陳腐な名称で呼ぶことなどあり得ない世界に君臨する絶対的な王。ワッパーチーズワッパーというジャンルのバリエーションのひとつでハンバーガーですらないのです。

※この件はもちろん個人的な盲信です。


なぜかここから回顧録が始まります。

かつて1990年代半ばに森永ラブが次々とバーガーキングの店舗へと置き換わった頃から、ボクはバーガーキングワッパーチーズに夢中でした。

すでに社会人になっており、彼女も作らず、趣味らしい趣味もない、平日は深夜まで残業残業の繰り返しだったボクはその時はまだ若かりし20代の若輩者。飽食の時代にも関わらずいつも何かに飢えていた、そんな腹ペコ野郎がボクでした。

そんな感じですから、いくら安いとは言えサンキューだかサンパチだかのセットではお腹も心も満たせやしない。たまたまたんまり稼いだ残業代を持ち合わせておりましたので、池袋サンシャイン通りにあったバーガーキングの店舗に足繁く通いましたよ、そりゃあもう頻繁に。

それが21世紀とともに日本から撤退、ボクが好きだったワッパーチーズは遠い思い出になってしまったのです。哀しかったなぁ......。

彼女(ワッパーチーズ)と再会したのは、それから5年以上の月日が過ぎた2006年春。ボクはすでに結婚して子供もいました。1年以上続いたとあるプロジェクトが難産の末に無事に終了し、疲れ切った心と身体を癒すために訪れたグアムで偶然再会したのです。

ボクは海辺で子供と波と戯れつつゆっくりしたかったのに、無理矢理カミさんに連れられて訪れたマイクロネシアモールの2階にあるフードコートで偶然バッタリ。

もちろんボクは貪るように食べましたよ、ワッパーチーズ。当たり前のようにワッパーチーズが食べられるアメリカってやっぱり素晴らしい。それがない日本へと戻る前に、空港でもう一度ワッパーチーズを食べて別れを惜しみましたっけ。

その後、日本再上陸を果たしたバーガーキングのおかげで、そのアメリカでの当たり前が日本でもまたまた当たり前になりました。いつでもワッパーチーズにありつける状況に最上級の幸福感を感じつつ、かつてロッテリアだった跡地に出来るバーガーキングの店舗へと足繁く通う日々が、今も続いているっつうワケです。


でも、そんな愛するワッパーチーズが今回の主役ではありません。

今回の浮気相手はコイツになります。

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ふはははは、なんだこのキャッチコピー。

「こっちのBIGは大きいだけじゃないっ!( ー`дー´)キリッ」って、大きいだけの木偶の坊はどこのどなたのことなんすか(笑)。

そういえば確か以前もマクドナルドへの対抗心から生まれた変なキャンペーンやってましたね。

ビックマックを食べたレシートを持参すると安くなるっていう話がいつの間にやら拡大解釈されて、そのうちビックカメラのポイントカードを提示しても安くなるっていう事態に。ビックカメラは「ビッグ」ってつかないのに。確か、その時にかつぎ出されたのがこのビッグキング5.0とかビッグキング4.0じゃなったでしたっけ?

ということで、ドリンクMサイズとのセットで790円を注文。あちらの大きいだけの方は同じ値段でポテトも付いてくるんすよねぇ。やっぱり差額がデカイな。でもたまたまiPhoneにバーガーキングのアプリが入ってて、ポテトLが180円で買えるクーポンがあったので、ついでにポテトも注文しちゃいました。

え、Lサイズなの、ポテト?

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ま、いいか。ケチャップ貰うのもいつも通りですな。

肝心のビッグキング5.0はと言いますと、包み紙はワッパーシリーズと共通でコストダウンが図られているものの、ちゃんと見分けがつくようにこんな風に手書きで文字が書かれてました。

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キングの「K」なんでしょうな。わかりやすい。

そんじゃあ、ポテトのようなサイドメニューは放っておいて、さっそくメインディシュであるビッグキング5.0を楽しんでみましょう。

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味とは全然関係ないんですけど、やっぱりハンバーガーの類は紙で包んである方が食べやすいっすね。

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大きいだけの方のお店で提供される大きいだけのアレはずーっと箱入り娘じゃないすか。作り方に問題があるのか刻み方の問題なのか、レタスがポロポロ落ちるんですよね、箱だと。

たぶんアレは作る作業を効率化するために箱を使ってるんだと思うんですが、それは店側の都合であってね、食べる側である顧客の利便性には一切貢献してないんすよ、あの箱。テイクアウトする時に、箱だと潰れないのかも知れませんがね。店内でお召し上がりのボクのような客にはむしろ包み紙の方が良かったりもするという部分最適のお話ですので、あまりお気になさらずに。

んで、肝心なお味の方はいかがかっつうと、これがあまりにも微妙でしてね......。

どこかのロケット的な24時間営業のニュースサイトで比較してる記事を読んだんですが、5人中5人がバーガーキングの方が美味いと言ったとか。まぁ確かにグランドビックマックビッグキングの単純比較だと、ビーフパティの焼き方の違いでバーガーキングに軍配が上がるんでしょうなぁ。それはよ〜く解ります。

ビックマックの特徴であるソースに似せたオーロラソースが入ってるので、確かに似せる努力はされているようです、味はかなり違うけど。ビーフパティが2枚でバンズが2枚と野菜とチーズという構成もそっくり。対抗馬としてはこれ以上の逸材がいないっつうのも解る話です。

炭火で焼いたという触れ込みのビーフパティの焼き加減は確かにバーガーキングに一日の長があると感じられます。どちらもビーフパティとしてはジューシーさの欠片もないんで、素材の問題とか材料の保管の問題で大きな違いは出ないのでしょう。この差は調理方法の違いっつうことなんでしょうなぁ。

野菜のカットの仕方も微妙に異なります。ビックマックは玉ねぎは微塵切りだし、レタスはかなり細かく切ってますね、最近は特に。食べやすさに配慮してるのかな?それともやっぱり作る工程の都合なのかしら。

対するバーガーキング陣営は、玉ねぎもレタスもかなり大振りな大きさのまま挟んでます。ビーフパティの焼き方と一緒でワイルドさを演出している節すら感じられます。いかにもアメリカのジャンクなフードって雰囲気を見事に演じしてますな。

だからバーガーキングビッグキング5.0の方が美味く感じるんでしょう、素人的な視点からするとね。

でもね、今や週に1度はワッパーチーズを食べている(ただし健康診断の結果が出た後)ボクからしてみると、ビッグキング5.0ビックマックの単なる延長線上にある似て非なるモノでしかなく、こちらが期待しているバーガーキングらしさがあんまり感じられません、はっきり言って。

先ほども解説したように、両者には明らかな調理方法の違いはあるもののよ、だから何なの?だって、結局詰まるところはビックマックの真似でしょ?そんなんでバーガーキングの看板背負って生きて行けると思ってんだったら、大きな間違いだぜ。

そんなん、似たような内容の原稿しか出てこない自意識と承認欲求だけが高い中身のないブログと一緒じゃんか。ダメダメ、そんなんで勝負しようとしても負けるのは目に見えてるのよ。

実際、あちらの「大きいだけ」と言われているグランドビックマックは品切れで、万人がこっちの方が美味いと認めるビッグキング5.0は閉店間際まで余裕でお出し出来るのよ。

それって肉を切らせて骨を断たれちゃってんじゃね?

気持ちは解らんでもないけど、バーガーキングは勝負のしどころを間違えちゃってんじゃねぇのかなぁ〜、どうなんかなぁ〜?

と、少々厳しめな批評となってしまいましたが、バーガーキングビッグキング5.0では、ビックマックにはきっと勝てません。あの身体に悪そうな、あんまり食べてはいけないんじゃないかと疑わざるを得ないのに、それでもやっぱり食べたいと思わせるあのビックマックのジャンクさは、果たしてバーガーキングが目指すべきところなんでしょうか?

アレはそもそもビッグマックをはじめとするマクドナルドの専売特許であり、そこを真似て対抗できるハズがあるワケないじゃないすか。再考を要しますなあ、こりゃあ。

ということで、両者を食べ比べてみた結果、ボクが食べたくなるのはマクドナルドグランドビックマックの方だということが判りました。ビーフパティがカピカピなところも、バンズが決してフカフカではないところもにているんですが、あの味の元祖はマクドナルドビックマックであって、バーガーキングビッグキング5.0は所詮は二番煎じってことになるんです。この両者を相対的に比較した場合は、ですけど。ビッグキング5.0を他者と比較せずに評価しようとしても、似せすぎちゃってるので、かえってビックマックの良さが引き立っちゃうんですよ。うーん、残念。

しかしなぁ、やっぱりこれじゃ満足できんな。

いや、美味いんだよ、ビッグキング5.0もそれなれに。美味いんだけど、バーガーキングの商品としては「これじゃない」感じがすんげーしてさ。

やっぱり、お口直しか何かが必要な気がするわ。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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