さてさて、ファーストキッチンのベーコンエッグバーガーに続きまして登場するのは、これまた定番中の定番でありますケンタッキーフライドチキンのチキンフィレサンドになります。
しかも、ただのチキンフィレサンドじゃあございません。またまたプレミアムな数量限定の高級品に手を出そうってな贅沢極まりない話をさせていただこうなんて企んじゃってますです、はい。
それではさっそく食べてみま......と、その前に、いつもの長ったらしい前置きから始めてみたいと思います。
すみませんね(笑)。ホント、申し訳ないっす。
チキンフィレサンドはなぜ正しいのか?
まずはエントリーのタイトルにもなっているチキンフィレサンドの正しさについて語りたいと思います。
このシリーズはバーガーシリーズと銘打ってお送りしております(前回からだけど)が、そもそも「ケンタッキーフライドチキンのチキンフィレサンドはバーガーなのか?」ってな話です。
だいたいハンバーガーを略してバーガーって気取った言い方したりしてますけど、いったいハンバーガーの定義ってのは何なんでしょう?
ということで、例によって例のごとく、こんな時はネットでググってウィキペディア辺りにお力添えをいただくことにします。
えー、そのウィキペディアによりますと、
ハンバーガー (hamburger) とは、焼いたハンバーガーパティを専用のバンズに挟み込んだサンドイッチの一種。アメリカ合衆国を代表する国民食であり、ファーストフードの一つとして各国にフランチャイズ展開がなされている事から広く知られている。
んだそうで、
ハンバーガー発祥の地アメリカでも、一部のハンバーガーチェーンでは新しいメニューを作成する場合にバンズにミートパティ以外のものを挟んだ商品も「 - バーガー」の名前を使うチェーンも出て来ているが、 アメリカでは「ハンバーガー」に含まれる肉は農務省令によって法律上牛肉100パーセントと定められており、合い挽き肉など牛肉以外の肉が入ったものをハンバーガーと呼ぶことはできない。
本来ハンバーガーと呼ばれるのは基本的にひき肉のパティを丸いバンズに挟んだサンドイッチであり、ハンバーガーと同じバンズを使ってもパテ(バーガー)がひき肉以外のものはフィッシュ・サンドイッチ、チキン・サンドイッチ、ステーキ・サンドイッチなどと呼ばれる。日本の多くのチェーンでは丸いバンズに鶏肉や魚のフライ、焼肉、コロッケなどを挟んだサンドイッチのことも「 - バーガー」と呼称されることが多い。
なお、イギリスやドイツではハンバーガーのパテ(ひき肉)そのものをバーガーと呼ぶ事が多い。
ということになっちょります。
いいですか、大事なことなのでもう一度引用しますけど、
本来ハンバーガーと呼ばれるのは基本的にひき肉のパティを丸いバンズに挟んだサンドイッチであり、ハンバーガーと同じバンズを使ってもパテ(バーガー)がひき肉以外のものはフィッシュ・サンドイッチ、チキン・サンドイッチ、ステーキ・サンドイッチなどと呼ばれる。
んだそうですよ。
つまり、ビーフパティ以外の別ものを挟んでいるだけのクセに無闇矢鱈に「○○バーガー」の名乗る輩が多いこの状況は憂うべき由々しき事態であるということなんですよ。エビバーガーとかカツバーガーとかコロッケバーガーは今すぐ改名しろっ!ってことです。
その点、ケンタッキーフライドチキンの美味しい骨なしチキンを挟んだアレは最初からチキンフィレサンドと自らをサンドイッチの一種であると正直に申告しているのです。偉いぞっ!
ということで、皆さん、タイトルの意味がお解りいただけたでしようか。
ま、毎度のことですが、ここまではどうでもイイ話なんですけどね。
プレミアムなチキンフィレサンドを食べたいっ!
さて、それではさっそく実食と参りましょう。
今回は数量限定のプレミアムチキンフィレサンドを食べることになっております。
ところで、いったいどの辺りが「プレミアム」なのかってことを最初に確認しておきますと、
- オリーブオイルを使用した特製マヨネーズソースを使っている
- イベリコ豚のベーコンが入ってる
- トマトスライスが入ってる
といったところが特徴的なサンドになっているようです。
ちなみに、普通のチキンフィレサンドもリニューアルしたみたいで、最初の「オリーブオイルを使用した特製マヨネーズソース」を使用することになったみたい。何だかプレミアム感が薄まっちゃいますが、2種類の異なるマヨネーズソースを作る店員さんが間違わないようにっつー配慮だと思って諦めましょう。
それではさっそく実食です。こちらがケンタッキーフライドチキンが満を持して世に送り出したプレミアムチキンフィレサンドになります。
では、いざオープン......と思いきや、
では、テープを剥がして改めてオープンです。
一見すると、普通のチキンフィレサンドと何が違うんだ?って感じ。はみ出したレタスの自己主張さがプレミアム感を演出してるのだとしたら、とんだ誇大広告って話になっちゃいますよ。いったいこのサンドの何処にトマトやイベリコがいるというのでしょう?
と思ったら、
あと、普通のと見比べる際の目安としては、バンズに使用している胡麻が違うところでしょうかね。
なお、その所在をなかなか確認することが出来ず安否が不明だったイベリコな豚のベーコンはと言うと、
で、肝心なお味の方は如何かと言いますと、
そしてトマトのアクセントは言うまでもなく絶妙。使用している肉がチキンのフィレ=つまりムネ肉なので、ややもするとパサパサしがちなんですが、そこにスライスされたトマトの水気がイイ感じにサポートしていると思います。
ボクがトマト好きなだけなのかも知れませんが、やはりこういう何かをパンで挟む系の食べ物(サンドウィッチ)には、トマトとレタスとベーコンを挟んでマヨネーズをぶっかけておけば何とかなるということなのでしょう。それは強引過ぎるか。
そのマヨネーズソースはと申しますと、残念ながらボクのバカな舌では普通のマヨネーズとの違いが判りませんでした。普通に美味いマヨネーズです。っていうかマヨネーズは美味いです。チューチューしたいくらいです。
最後にベーコンなんですけど、前回のファーストキッチンの厚切りベーコンもそうなんですが、厚ければプレミアムっていう発想がそもそもの間違いなんじゃないかと思ってしまいます。イベリコなのかそこいらの普通の豚なのかは置いといて、ベーコンって厚くなればなるほど美味さが増す法則なんてのがあるんですかね?
これも以前ご紹介していますが、バーガーキングで期間限定発売されていたBBQベーコンワッパーを少しは見習ってほしいものです。
真☆煩悩の赴くままに: 1059:【独白】やっぱりボクはみんな好き!〜変節〜の巻
ベーコンに求められるのはその厚さではないという事が既に証明されているのです。
そんなこたぁ今更言わなくとも、昔からとっくにロイヤルホストのクラブハウスサンドが実践してるんですけどねぇ。ホント、みんなリサーチが足りないのよ。
なお、蛇足ですが、食べ終わると包装紙の中には黒胡麻が散乱している状態でした。
食べ終わった後の包装紙は、無造作に捨てても溢れるものが中に含まれてませんので、このように元々の形を再現することもできます。
それにしても、いくらのプレミアムだとは言っても、
チキンフィレサンドひとつじゃ何となく物足りないんすよねぇ〜。
ってことで、
ということで、今回はバーガーシリーズなのにサンドを紹介しつつ、実は世にあるほとんどが似非バーガーだということを主張したかったがための回とさせていただきました。
そのために正直者代表格のケンタッキーフライドチキンさんのチキンフィレサンドを食べに来たのですが、正直者が馬鹿を見ることの方が多い荒廃しきったこの現代社会において、
しかも、思わぬプレミアムな逸品に出会えて満足感の高い食事とすることが出来ました。ラッキーっす。
ちなみに、似たような二番煎じでどこぞの「チキンフィレオ」ってのがありますが、ヤツは「サンド」とも「バーガー」とも名乗らない中途半端な野郎でして。
そもそも「フィレオ」の「オ」って何なんだよってな話がありますが、あれは雄鶏の胸肉のみしか使わないので「フィレ男」もしくは「フィレ夫」なんじゃないかという都市伝説があります(ねーよ)が、それはどうやら間違った情報のようです。
正しくは「Fillet of 〜」ってことになります。フィレオフィッシュなんかの「オ」もこの「of」のことなんすね。
......だったら「チキンフィレオ」じゃなくて「フィレオチキン」なんじゃねーか?
ま、どうでもイイ話なんすけどね。今回はケンタッキーの話だし。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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