いったい何なんすかね？
あれですか、最近は最低でも月に1度のペースでバージョンアップするってのは、全世界標準的な決まり事になりつつあるんでしょうか？
iOS8シリーズも過去にないかなりの頻度でバージョンアップを繰り返しておりますが、サードパーティー製キーボードアプリとして日本人の期待を一身に背負うATOK for iOSも11月に引き続き、12月8日（ボクが気づいたのは12月9日でした）にまたまたバージョンアップした模様です。
ということで、さっそくバージョンアップして付加された新機能を中心にいろいろと試してみたいと思います。
ATOK for iOS バージョン1.2.0の新機能とは？
それではApp Storeのアップデート画面に表示される今回のバージョンアップで付加された新機能を確認してみましょう。
これはかなり革新的な試みですよ。Appleのアプリ審査をかいくぐったのか何なのかは判りませんが、これまでどこのサードパーティー製キーボードアプリも対応してこなかった新機能をぶっ込んできやがりましたね、ジャストシステムさん。
その他にも改善された点はあるものの、今回はそれほど力を入れて検証するにはおそらく至らないでしょう。
なんせ、ボクは相変わらずiPhone6/6plusは持っていませんので、幅寄せのオンだとかオフだとかは関係ございませんし、英語QWERTYキーボードはあんまり使ってない（TextExpander3を使用中）ので確定ボタン押印後に半角スペースが入ってたなんて気づいてたけど気になりませんでしたから。
ということで、インライン入力だけは試さずにはいられませんので、さっそくバージョンアップして使ってみたいと思います。
もう自宅のWi-Fi通信でアップデートするのなんて待っていられませんので、67.1MBだろうが100MBだろうが普通のLTE通信でダウンロードしちゃいましょう！
ボクの場合は帯域制限に引っ掛かったら引っ掛かったで、バッテリーの調子が悪いSoftBankのiPhone5（ちなみに未だにiOS7.1.2のまま）があるから別にイイんですよ。
良い子はこういうパケット通信の無駄遣いはしないでね！
インライン入力できるように設定しよう！
アップデートした直後に何かのアプリで文字入力しようとすると、当然ながら設定アプリでキーボードにATOK for iOSを設定している限りは、必ずATOK for iOSを使うことができます。これ当たり前の話。
このインライン入力が出来るようになった謎に関しては、既に他のブログでも解説されております。
なるほど、そういう原理でインライン入力出来るようになったのね。
TextExpanderのスニペットが展開するようになった？
その他にもボクのようなiPhone片手にブログ原稿を書く変態チックな変わり者には嬉しい改善もありました。
以前のエントリーでは、QWERTYキーボードが追加されたにも関わらずスニペットが使えないと嘆いておったのですが、
相変わらず辛辣な検証をやっておりまして。
これは嬉しい誤算。iPhone片手にブログ原稿を書く変わり者にとっては嬉しい限りでして、「ひょっとしたら、これでiOS8で使うキーボードはATOK for iOS単独で行けるんじゃないのか？」と勘違いしそうになりますわ。
ちなみに、このスニペットが展開する謎についても、先ほどの方が解説して下さってます。
なるほど、そういう原理でスニペットが展開出来るようになったのね。
ためになります。ありがとうございます。
それではいつも通りのダメ出しでも
今回のアップデートでほとんどの不満点は解消されたと、そうお思いの方も多いかと思いますが、ところが......世の中そんなに甘くはないんですな、残念ながら。
こうして長い長いテキストを打っていると、色々と気になる点も出てきましてね。
バグっていうようなたいそうな話ではないんですが、ユーザー目線で気になった今後期待する改善要望的なものをツラツラと書き並べてみたいと思います。
- 辞書の引き継ぎを簡単にして欲しい！ やっぱりiOS標準キーボードで使ってた辞書を簡単に引き継げるような工夫があるといいんですけどね。もちろん顔文字とか連絡先に登録してある文字列なんかも含めて。
- キーボードのレイアウトにもっと自由を！ 前回も指摘しておりますが、テンキーキーボードのボタンレイアウトがiOS標準キーボードのそれとは異なるもんですから、使い勝手が悪いんですよねぇ。特にかな入力テンキーと英字入力テンキーと数字入力テンキーの切り替えがボタンひとつってのがやりづらいっつうか、同じボタンを何度も押すのもどうかと思うし、いちいち長押しするのも面倒だし、フリックすりゃイイって言われてもなぁ。
- 使うキーボードの種類を選びたい！ ATOKキーをタップすると、かな入力テンキーキーボードとQWERTY英字キーボードとQWERTY日本語キーボードに切り替えることができますけどね、使わないんですよねぇ、QWERTY日本語キーボードって。特にiPhoneではね。
- ホントにバグは治ってるのか？ 今回のアップデートで「英語QWERTYキーボードで「確定」キーを押したときに、自動的に空白を挿入しないように変更しました。」ってのがありましたけど、空白が入っちゃうケースがまだあるんですよねぇ......。
enokiだかmaitakeだかっていう他社のサードパーティー製キーボードで.....あ、simejiでしたっけ？
そのキーボードアプリはiOSの辞書を取り込む機能があるっていう話じゃないすか。別に制約があって出来ないワケでもなさそうなので、他社のイイところを真似しちゃえばいいじゃないすか。名簿業者から個人情報を買い取ったことも開き直るくらいなんだから、他社の機能を真似してパクることくらい気にしない社風なんじゃないかと思うんですけどねぇ。
これもYahoo!キーボードみたいにスワイプでキーボードを切り替えられたりすると便利なような気がするんですけど、どうなんすかね？真似しちゃえばイイのに。パクリじゃなくてリスペクトしつつオマージュするとかなんとか言っちゃって。
今後も色んな種類のキーボードを増やす予定があるならば、ATOK for iOSの設定で使うキーボードを限定出来るようにした方がイイと思うんですよ。ATOKキーを長押しすりゃイイのかも知れませんがね、やっぱりタイムラグもあるし使いづらいんですよね、これじゃ。
たぶん色んな変わった人がいるはずですから、それぞれのニーズに合わせられるようにユーザー側で勝手に設定させるようにしちゃえばこんな文句も言われずに済むかと思いますんで、是非にでも。
確かに確定ボタンを押した場合には空白が入らないみたいですが、変換候補をタップして確定させると半角スペースが入るんですが、これはそういう仕様なんですかね？それとも変換候補から文字を確定させる動作は見落としたとか？
あえて空白を入れる親切設計って言うんなら仕方がないんですけどね。英字キーボードで入力中の文字列を確定させようってんだから、単語の後に空白を入れた方が親切ですもんね、全文英語だらけの文章を打つ場合にはですけど。
日本語の文章の途中途中に英単語をたまに混ぜる場合にはいらないんだよなぁ、半角スペースって......。だからとっとと改善すべきですな。
といったように散々文句も言ってますが、これでもだいぶ使いやすくなってる方だとは思いますよ。
今回は何の設定もなしにTextExpander3のスニペットが使えるようになったので、この原稿の途中からはATOK for iOSのみで書いてるくらいなので、かなり実用に耐えうるキーボードアプリになってきた感じがします。
ちなみにこちらのブログでATOK for iOSを使いこなすにはどうしたらイイか？という疑問に対して様々なTipsが紹介されてますので、気になる方はご参照下さい。
使いこなしたい人は必見ですよ。
ボクは普通の人より厳しすぎるんですかね？
でも、みなさんもご承知のとおり、1,500円もするんですよ、このアプリ。
他のサードパーティー製キーボードアプリのほとんどが無料で提供されている中で、そんな高額な値段で提供されているアプリなんですから、多少は厳しくされても仕方がないんじゃないかと思うんですがねぇ。どうなんでしょうか？
それにしても、相変わらず他のブロガーさんたちがアップデートのたびにこぞって絶賛してる様子なんかを見ていると、「この人たちはホントに使い込んでキチンとユーザー目線で評価してんのかね？」って思っちゃうんですけど、皆さんはどういう感想をお持ちなんだか気になっちゃいます。
だいたい、アップデートされたことだけのブログとか、アップデートした直後に絶賛してるブログとかって、ボク的には「ありえへんがな！」ってくらい中身のないペラペラ感が許せないんですけど。「そんなのあんたのブログ読まなくても知ってるし、いったい何なの？」的な感想しか出てきません。
最近はパクりやらバイラルやらが大手を振って厚顔無恥を晒しててもみなスルーしてくれる人に優しい世の中ですので、こういった中身のないフワッフワなブログでも重宝されちゃうんですかね。ってことは、全然有名でもなんでもないボクごときが独りでやいのやいの言ってても仕方ないんでしょうなぁ。
ま、ボクははなから勝手に我が道を行くことに決めておりますので、気になることはこれからもズバズバ書いちゃいますけど、いつまでも「ダメなところはダメ！」と言える、別の意味で人に優しいブログを書き続けて行きたいと思う次第です。
ってなことで、今回はここまでっ！
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