悩み多き日々は続くと言いますか、このクソ忙しい師走にそんなくだらねぇ事で悩んでんじゃねぇと申しますか、ボーナスのおこづかいが入ったから「とりあえず何かを買って贅沢したいっ！」という欲望を抑えきれなくなったボクは、一旦は解決したあの問題を更にほじくり返すような行動に出るハメになってしまったのです。
タイトル少しだけ変えちゃいました。
どうしても確かめたかったのは、なぜヘッドフォンが安かったのか？という謎
そうなんです。月曜日に買いに行った際にはこれまで観た中でも最安値の4,460円（税抜き）だったMDR-XB70だったのですが、
その翌日（火曜日）に行った時には値札の表示が5,000円台になっておりまして、ひょっとしたら休日明けの月曜日は一部商品がセールになる法則みたいなものがあるのか？と疑問を感じておった次第。しかし、奥ゆかしくもたおやかなボクは店員さんを捕まえて「どうなんすか？その辺どうなんすかぁ！」と安っぽい駆け出し芸能レポーターのように問い質すことなどできず、ただただ時の過ぎ行くままに身を任せ、再び月曜日が訪れるのを待っていたのでした。
そして、今週12月15日（月）。
満を時して、再びビックカメラ有楽町店という名の戦場へと戻ってきたのです。
狙いはただ一つ。先週のあの日に購入したMDR-XB70の対抗馬だったコレが安くなっているのかいないのか。
もし万が一、このMDR-650EXが5,000円台で売っていたとするならば、この際だから試しに買ってしまおうかと心の準備（ここがおかしい）をして、いざ1階のヘッドフォンコーナーへと歩みを進めてみたところ......。そんな都合のイイ話なんてのはどこにも転がっているワケもないという残酷な現実を目の当たりにすることとなりました。
お目当てのMDR-650EXのお値段は変わらず6,000円台の半ばで取り引きされておりました。もう諦めます。
......はい、ボクの独りよがり、単なる妄想はこれにて終了です。
ところが再び物欲がムクムクと......
「さ、諦めてとっとと仕事絡みの忘年会会場へと向かうか。遅刻なんてできるハズもないから急がなきゃ！」と気持ちを切り替えたボクの目の前には、セール品が山積みとなったワゴンが置いてありました。
結局、ビックカメラ有楽町店では只今ヘッドフォン祭り開催中ってことで、各種メーカーのヘッドフォンが通常よりもお安くなってるキャンペーンみたいなもんをやってただけで、先週ボクが購入したMDR-XB70も相変わらず4,460円（税抜き）で売られておりまして、「なんであっちのMDR-650EXも安くしてくれんのかなぁ」とブツブツ言いながらそのワゴンの前を通り過ぎようと......としたその時でした！
ワゴンには見慣れたMDR-XB70やMDR-450EX（ワンランク格下のヘッドフォン）の箱が積まれていたのですが、その横に明らかに他のヘッドフォンとは異なる形状の大振りな箱が何個か積まれておりました。きっとオーディオテクニカかどこかの売れ残りだろうと思っていたボクの目に飛び込んできたのは、「SONY」というメーカーのロゴでした。
おもむろにそのプラスティック製の他のヘッドフォンよりも頑丈に出来た箱を手に取り確かめてみたところ、それは本来ボクが最初に購入しようと思っていたコイツでした。
各方面ですこぶる評判の良いMDR-XB90EXが置いてあったんです。これまで探してもなかった（Amazonにはあった）のに、なぜワゴンに積まれるような仕打ちを受けているのか？とこの悲劇のヘッドフォンを手にした時、ボクはレジに向かわずにはいられませんでした。
箱には値札が二つ貼ってあり、「7,580円（税抜き）」の値札にはご丁寧にマジックで×が書かれており、その下に貼ってある値札には「6,480円（税抜き）」と印字されております。定価は確か11.800円（税抜き）ですから、だいたい45%オフといったところでしょうか。ビックカメラのポイントカードがあるので、税込価格6,998円の10%のポイントが付くことを考えると......「消費税を別にすりゃ5,000円台だな、うん♡」と、自分にだけ都合の良い四則演算を頭の中でパパパっと行いまして、即決即断で購入するに至りました。
残念ながら、このMDR-XB90EXを試聴する機会には恵まれませんでした。なんせこれまでのところビックカメラ有楽町店にも大宮店にも置いてなかったボクにとっては幻のヘッドフォンでしたので、試聴すらできずにおったのですわ。この日もSONY製品コーナーに行ってみたのですが試聴用サンプルはなく、音も確かめずに購入することになります。
まるで第4クォーターの終盤に自陣10ヤード付近にも関わらず4thダウンにパントをせずに攻撃を続行、遥か遠くに走るWR目掛けてパスを投げるQBのような心境でレジに向かったのは言うまでもありません......。
ん？！解りづらい？
要するに「ギャンブル」に出たってことです。
しかし、今更ながら考えてみると、ここで本来の目当てであった同じくらいの値段であるMDR-650EXを選択せず、あえて試聴もしていないMDR-XB90EXを購入するといく冒険に出たのは、いったい何故だったんでしょうなぁ？
恋い焦がれていた憧れの人にあったような気持ちになっていたんでしょうね、たぶん。なんせボクはロマンチストでもありますから。
それでは購入したMDR-XB90EXの開封の儀でも......と思ったのですが、そろそろお時間のようです。
写真を交えたMDR-XB90EXのお披露目はまた次回にでも。
ってなことで、今回はここまでっ！
（おわり）
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