生まれながらの反体制派思考のボクですから、世論とか時代の趨勢とかに逆らいながら、大衆が好むと好まざると、己の信じる道をただひたすら歩んで参りました。
マンガ好きというその一点をとってみても、未だに衰えぬその嗜好に「大の大人のくせに」とか「いい歳こいて」とか苦言を呈する輩もおりますが、一方で子供の頃には「マンガばかり読んでると馬鹿になる」とか「そんなもん読む暇があったら勉強しなさいっ!」とか言われてたりもしまして。
「んじゃあ、いったいマンガはいつ読んだらいいんだよっ!!」
【答え】「今でしょ?!」
......と最近食傷気味な返しをするつもりは毛頭ございません。
が、いつも叫びたくなるのをギリギリのところで我慢しながら生きてきたのもまた事実。
一般的な認識かと思いますが、「百聞は一見に如かず」とも申しますとおり、活字のみで取り入れる知識や情報よりも、たった一枚の写真であったり挿絵があった方がより吸収が速かったり理解が深まったりするのは、世のニュース媒体やブログなどにも同様の事が言えるかと思います。
ましてや、全編に渡り画とセリフとほんのちょっとした解説めいた活字で構成されたマンガにおいては、特に知識や情報を吸収せんとする幼少期より活用した方がより効果的な教育になるのではないかと、そんなことをよく考えております。
何故ならば、ボク自身の半生を振り返ってみるに、マンガから得た知識や情報が己の思考や嗜好や能力などに大きな影響を与えている事実がありまして、まさにマンガと共に歩み、マンガのポジティブな効能を体感した具現者であると自負しているからでもあります。
例えば、ドラえもんを読んだおかげで空想力・妄想力というか、未知なる未来世界への希望や馳せる想いを授かったと思ってますし、その他のマンガからも人生における教訓だったり反面教師としての世間の常識などを教わるといった、ボクという個を構成する何らかに影響を与えているものの一つにマンガというジャンルがある事は確かなのです。
ただ哀しいかな、マンガ=娯楽と短絡的に決めつける大人たちが多いせいか、マンガの世間的なポジションが上昇することはなかなかに困難な状況にあるのも事実です。
そんな状況下においてでも、もっと教育に寄った位置でマンガによる様々な恩恵を授かることは出来ないのか?
自分にも子供がいることもあり、ボクが実際に体験した「マンガにより様々な知識を得る方法」を現代で実現する方法を模索して参りました。
ボクが子供の頃には、こんな大人も認めるマンガもありました。
ひみつシリーズ - Wikipedia
子供の頃によく読んでいたのが、この学研のひみつシリーズでした。
同じ趣味趣向の友達と貸し借りしたり、図書館で貸し出してたりもしましたね、確か。
宇宙のひみつやからだのひみつや恐竜のひみつなどの自然科学系のマンガもあれば、日本の偉人まんが伝や世界の偉人まんが伝などの人文科学系などもあり、活字だらけの教科書や参考書からはなかなか頭に入ってこない知識や情報を意図も簡単に吸収できていた記憶が蘇ります。
最近は2003年に改訂されて以来、あまり売り上げが奮っていないと知るとなんだか寂しい気持ちにもなったりしますが、未知なる領域への興味を掻き立てる最初の取っ掛かりとしては、非常に優良な手段だと思うんですがねぇ。どうですかねぇ。
中古でいいから全巻セットでもまとめて大人買いしてやろうかな。
そして、現在小学生の長男に買い与えているのが、こちらになります。
週刊まんが世界の偉人シリーズという冊子を毎週火曜日の会社帰りに本屋に立ち寄って買って帰るのです。
例え飲み会で飲みすぎて酩酊しようがヘベレケになろうが、本屋さえ開いていれば必ず買って帰るようにしています。
ボクがリマインダーに登録している数少ない予定が、毎週火曜日のこのマンガの発売日なのです。
すでに60号を超えて発売されておりまして、ホントは50号くらいで終わる予定だったものが、今年の1月に急遽継続する事に決まったようでして。
「お父さんのお小遣い事情も知らず、勝手なことをしくさりやがって!」などと一瞬思ったりもしましたが、かわいい長男のためですのでそれはさておき、今でも毎週火曜日にせっせと買って帰っております。
ボクが子供の頃から30数年経っているからでしょうか、世界の偉人と呼ばれる人たちもだいぶ様変わりしているようでして、大人のボクでも興味を惹かれる回なんかもありましたので、最後にご紹介して終わりにしたいと思います。
iPhoneでブログを書いてるもんで、少し古いんですが「スティーブ・ジョブズ」の回なんかまずはを選んでみました。
作者にご注目!ガンダム好きなら読んでみたくなるはずです。
こういった人たちも世界の偉人の仲間入りしてるんですねぇ。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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