銀座 天龍の餃子ライスに目がないボクですが、実はとんかつにも目がないどうしようもない輩でして、新宿サボテンやとんかつ和幸にも定期的に通う大のとんかつフリークだったりもします。
実は、結婚してから判明した悲しい事実ってのがありましてね。
カミさんの育った家ではソースを使って食べる揚げ物系があまり食卓に出なかったらしく、結婚した当初は家ではほとんど揚げ物をおかずにして白飯を食べる機会がない時期がありました。
子供ができてからは「揚げ物も出ないそんな食卓じゃ
なので、ごくたまに、カミさんが家でとんかつを揚げてくれたりするんですが、禁断症状が出てしまうのか、たまの外出時のランチには「とんかつ」をチョイスしてしまうボクがいるんです。ごめんなさい。
で、先日、またまたTwitterのタイムライン上にて、こんなリンクを発見してしまいまして、
【お知らせ】『豚組食堂』を開店します - @hitoshi annex on hatena
やはりTwitterのタイムラインで発見したこちらのブログがキッカケでした。
[K]これはリピート必至!豚組が六本木に新たにオープンしたとんかつ店『豚組食堂』は満足度高過ぎでした - ナレカラ -Knowledge Colors-
いろんなブロガーさんがすでに訪れていらっしゃるみたいで、とんかつ好きのボクとしてもウカウカしていられませんよっ!
時はすでに一週間も前の話、2013年4月30日のお話でございます。
先ほどのブログを斜め読みしただけだったので、場所は「六本木◯◯のノースタワーB1F」という朧気な記憶だけを頼りに、向かったのは豚組しゃぶ庵にも近い六本木ミッドタウン。
なんの迷いもなく地下へと下るエスカレーターに乗り、周囲をキョロキョロしてる不審者がボクでした。
フロアー案内らしき掲示を見つめるも、六本木ミッドタウンにノースタワーなどという区域は存在しない様子。
そこで、はたと閃めきました。
「ひょっとして、六本木ミッドタウンじゃ……ない?」←遅い。
すぐさまとって返すように上りのエスカレーターに乗り直し、地上へと出てiPhoneを取り出し調べます。
だがしかし、オープンしたてのお店なので、Google Mapsでも検索に引っかかりません。
Safariに切り替えて検索してみると、ぐるなびに該当ページがあるようでして。
ぐるなび - とんかつ 豚組食堂 地図
良い子のみんなは、ちゃんと事前に地図とかで確認してから行きましょう。
ということで、気を取り直して、六本木ヒルズのノースタワーに向かうことにしました。
約15分程度のロス。お昼休み前に六本木駅に降り立ったのが無意味に......。
これまでのクダリは本当に必要だったのか、ボクによく解りませんが、気を取り直して参りましょう。
こちらが六本木ヒルズのノースタワーの地上入口になります。なんと、東京メトロ 六本木駅から歩いてすぐになります。
ボクはとある事情で地上から入りましたが、六本木駅とは地下で繋がっておりますので、わざわざ地上に出る必要がないことをここで改めて宣言しておきましょう。
お店に着いた時間はちょうどランチタイムも真っ盛り。12時少し前に到着したというのに、やはりすでに十数人の行列が出来ておりました。
待っている間に、店の外にある看板を観て、「何を食べようかなぁ〜」としばし思案。
せっかく来たので、アレ行っちゃいますか?!
待つこと15分くらいだったでしょうか。
お一人様だったので、カウンターへと通されました。
出迎えて下さった店員さんに正直に来店目的を告げてみました。
「ブログに掲載したいので、店内とか料理の写真を撮影してもよろしいでしょうか?」
すると、なんと気を使っていただいて、厨房の真正面、写真が撮りやすいカウンターへとご案内いただきました。もうヒデキじゃなくても感激です。
写真撮影と言ってもiPhoneしか持参しておりませんので、非常に申し訳ない気持ちになりつつも、まずは注文しなければなりません。
まるで高級手帳のような小ぶりのメニューを開き、本日食すとんかつを吟味します。
ボクの場合、生まれも育ちも卑しいので(お父さんお母さん、冗談ですよ)、とんかつといえばロースってことになっております。
これはどんなとんかつ屋さんに行っても変わることのない、絶対的な条件みたいなもんになっておりまして、フィレだかヒレだかよくわからないとんかつは生まれてこのかた数回しか口にした事がありません。なので、今回も当然ながらロースを注文することになります。
問題は、その厚さ。
ロースかつランチには三種類ほどありまして、
- 普通:1,000円
- 1.5倍:1,380円
- 超厚切り:1,780円
これはスタンダードな豚肉を選んだ場合でして、この他にプレミアム銘柄豚ってのもありますが、給料日後とは言え、お財布と相談した結果、この中から選ぶことにしました。
外で並んでいる間にTwitterの知り合いに見つかりまして、その時に「一番厚いのいっちゃいなよ!」と言われておりましたので、もちろん超厚切りをチョイスします。
いざ注文しようとすると、「揚げるのに約20分ほど掛かりますがお時間大丈夫ですか?」とご丁寧にアドバイスいただきました。
よくよく考えると、近隣のオフィスにお勤めの方々は貴重な昼休みを使って昼食を取りに外に出られているワケでして、こういった気遣いも必要なんだなぁという感じ。
ですが、ボクはとある理由で会社は半休にして訪ねてきておりますので、時間的余裕は他の人の比ではありません。
お店の回転率の妨げになることを恐れつつも、やはり初志貫徹、注文は超厚切りのままでお願いすることにしました。
ちなみに1.5倍だと12〜13分だそうですので、参考にしてみて下さい。
待っている間に、メニューをチェックしておきましょう。
豚組の究極のとんかつに纏わる話ですとか、
オススメの食べ方なんかも載っています。
こちらにも書いてありますが、基本的にキャベツとご飯はおかわり自由になってます。でも店員さんがお漬物もおかわりできると仰っていたような気がします(間違いだったらごめんなさい)。
とんかつが揚がるまでの間、先に運ばれてきたキャベツを楽しむことにしましょう。
専用のドレッシングがありますので、それを遠慮がちにかけつつ、キャベツの食感を楽しみます。
どこぞのとんかつチェーン店と違って、機械ではなく包丁で切った感じがするキャベツでした。
知り合いが「とん喜」という老舗有名とんかつ店でアルバイトしてたんですが、死ぬほどキャベツの千切りを切ってたってな話を思い出しながら、キャベツをモグモグ食べました。
目の前の厨房に目を移してみましょう。
基本的に、フライヤーの前にはお二方しか立っていません。
右手の方が注文と同時に冷蔵庫から肉を取り出し、小麦粉をまぶして、卵に浸し、パン粉をつけて、油の中に投入する調理人の方。
左手の方が揚げ具合をチェックして、ちょうどイイ感じで揚がったとんかつをサクサクと切る調理人の方です。
この役割は絶対的なようでして、ボクが店内にいる間、このお二方は誰かと交代したり互いの役割を入れ替えたりする事はありませんでした。職人って感じがしますねぇ〜。
ボクの注文した超厚切りロースかつは、向かって右側のフライヤーに投入された後、左側のフライヤーへと移されました。
他の普通のとんかつや1.5倍は右側のフライヤーにしか投入されていませんでしたので、きっと厚い肉に熱を通すための工夫として、フライヤー二重投入という技術が使われているのではないか?と勝手に推測したりもしながら、まだかまだかと待ちます。もちろんお腹がグーグー鳴って仕方ありません。
そしていよいよ、ボクの注文した超厚切りらしきとんかつが揚がりました。
いったん油を切るためか、余熱で肉の芯にまで熱を通すためか、しばらく放置された後に、いよいよ入刀の儀式です。
「サクッ!サクッ!」という音が目の前に座るボクの耳にも届いてきまして、この音だけでヨダレが口の中に溢れてきます。
そして、ようやく、ボクの注文した超厚切りロースかつランチの全貌が目の前に明らかとなりました。
慌てて撮影したせいか、これ以降ピンぼけの写真が続くことを詫びつつ、超厚切りロースとんかつをジックリと見て行きましょう。
まさに肉の塊そのものと言ってもいいくらい、分厚いロースかつ。
まずは何もつけずにそのまま食すのが豚組食堂「あしたのために その1」になります。
噛むと肉汁がジュバ〜っと溢れてきます。
いままでボクの中では、肉が硬いか柔らかいかという食感程度が吟味の別れ目となっていました。ロースですので脂身があるのは当然なんですが、このとんかつは肉からこれでもかと肉汁が溢れ出てくるのです。まさにこの瞬間に、とんかつは肉から溢れる肉汁の量でも評価するという新たな指標が設けられたような気がします。
お味の方ですが、何もつけていないのにほんのりとした塩気があり、何も付けないままでも白飯との相性はバツグンです。
次に、豚組食堂「あしたのために その2」になります岩塩を使ってみることにしましょう。
パラパラと岩塩を振りかけるのですが、肉肌についた途端に岩塩の結晶が溶け始めます。それだけ熱を持っているということでしょう。 何も付けないときよりも塩気が増すのは当然ですが、更に肉の旨味がハッキリしたような感じになり、これも白飯との相性はバツグンです。
それでは最後に、もっともスタンダードなとんかつの食べ方、豚組食堂「あしたのために その3」になりますカラシを付けてソースに浸すを実践してみましょう。
ソースはとんかつに直接かけるのではなく、まずは運ばれてきた小皿に入れておきます。カラシはこの小皿についてます。
そして、おもむろにカラシをかつにつけましょう。量ははお好みで。
そして、躊躇することなくソースに浸し、白飯にいったんバウンドさせてから口の中へと投入します。 う〜ん、このスタンダードな食べ方も捨てがたい。ソースで白飯を汚しながら食べる、この卑しい食べ方がボクには一番合っているような気がしないでもないです。
かつは全部で七切れありましたので、この後規則正しいローテーションであるが如く、
- 何も付けずにそのまま食べる
- 岩塩を振り掛けて食べる
- カラシをつけてソースに浸して食べる✕2回
歳のせいか、キャベツもご飯もおかわりできず終い。
というか、おかわりなぞしなくとも、超肉厚なとんかつのボリュームでお腹もいっぱいになりました。
お会計はこちらの可愛らしい伝票の代わりの席番号をレジに持参します。
今回のレポートで失敗したなぁと思ったのは、基本的に友達の少ないボクかソロで食べに出かけたことになります。
本来ならば数人で出掛けて、違う厚さのとんかつを注文して、厚みを比較するなどの緻密な分析をもってしてブログ原稿にすべきところだったかと反省しきり。
こうなったら、次回は何人かで連れ立って再びとんかつを食べるしかありません。
ということで、
【緩募】
ボクと一緒に豚組食堂でとんかつを食べる方を募集致します。
TwitterのMentionでもDirect Mailでも何でもいいので、お暇な方がいらっしゃいましたら、ひろさの(@Hirosano)までご一報下さいね♡
最後に。
写真に収めることができませんでしたが、店に入ってすぐに目に飛び込んでくる本日の豚の銘柄はiMacの画面上に表示されておりまして、店員さんが注文を取る時に使っているのはiPhoneで、レジはiPadになってます。
こんなところもAppleファンの心をくすぐるポイントになっているんじゃないでしょうかね。
ってなことで、六本木ヒルズ・ノースタワーB1Fに2013年4月28日にオープンした豚組食堂さんで超厚切りロースかつランチを一週間も前に食べてきたっていう話でした。
今回はここまでっ!
(おわり)
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