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2016年6月6日月曜日

1076:【食レポ】いまさらながらマクドナルドで期間限定発売されていたクラブハウスバーガービーフに物申してみようっ!の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

とある理由で中断していたシリーズがあります。それが「世のジャンクなフードを喰らい尽くす」という世にも奇妙なシリーズだったりしま......いや、そんな名前のシリーズはやったことがありませんでした、すみません。

でも、ジャンクなフードはボクの大好物であることは確かでして、少し前に騒いでいたのは事実です。

真☆煩悩の赴くままに: 1057:【独白】やっぱりボクはキミが好き〜告白〜の巻
ワケのわからんオープニングはここから始まったんだっけか。

真☆煩悩の赴くままに: 1058:【独白】やっぱりボクはキミも好き!〜浮気〜の巻
なんか文書がイキイキしてんな。

真☆煩悩の赴くままに: 1059:【独白】やっぱりボクはみんな好き!〜変節〜の巻
久々に読み返してみたけど書いてるヤツはバカだな。←オレだよ。

その後も決して身体には良くなさそうなジャンクなフードを探し求めて街を彷徨う習性はちょっとやそっとじゃ治るワケがありません。

ということで、あの気色の悪いオープニングは省きまして、例のシリーズ再開です。


マクドナルドは本当に息を吹き返したのか?

古い話ですが、前掲のエントリーにも書いたグランドビッグマックの台頭もありましたし、最近のマクドナルドは何か吹っ切れたような気がしませんか。

なんせ売り切れで食べられないメニューが出る現象なんてーのは、テキサスバーガーとかその辺りまで遡らないとなかった珍しい現象なんじゃないでしょうか。単なる気のせいかも知れませんけど。

ま、ボクはマクドナルドの中の人じゃないので、そんなこたぁ知ったこっちゃないんですが、マクドナルドさんにはこのまま「よりジャンクな道」を突き進んでいただきたいと願う消費者のひとりであることは確かです。

もっと悪玉コレステロールも中性脂肪もたんまりと体内に蓄積するような、産業医からも止めらそうな禁断の食事を摂る自分に一種の背徳感を抱かせる存在であって欲しいと、誰もがそう願って止まないと思います。←どこからかクレームが入るぞ。

結局、ちょっとデカいだけなのに売り切れ店続出となったグランドビッグマックは、期間限定での販売期間が終了すると共に予定通りに店頭からその姿を消してしまいました。さよなら、ボクのグランドビッグマック......。でもまだふつうのビッグマックがあるからボクは強く生きて行ける気がするよ。

そんな中で、マクドナルドさんは畳み掛けるように次の一手を打ち出してきやがりました。

それが掲題にあるクラブハウスバーガーです。

「クラブハウス」と言えば「サンド」と続くのが世の常識。おそらくこれになぞらえたんでしょう。

かつて、ファミレスのカロリー王としてその名を世間に存分に知らしめたクラブハウスサンドでした(ファミレスのメニューの中で単品で1,000kcalオーバーとなる珍しい存在)が、その高カロリー軍勢の栄華になぞらえて投入されて来た派生商品って感じがしております。

クラブハウスサンドと言えば、カリカリに焼いた食パンの間に、レタスやトマトなどの野菜類と共にたまご(目玉焼きだったり薄い卵焼きだったり)蒸したチキンが挟まっているサンドウィッチという印象があります。ソースはもちろんマヨネーズベースというベタな味付け。それに付け合わせのフライドポテトが添えてあって、ケチャップや粒マスタードが付いてきたりして、アメリカンな雰囲気をいっそう盛り上げてくれる感じに仕上がっている定番商品。

そんなサンドウィッチとポテトという慎ましやかな構成にも関わらず、一皿で1,000kcalオーバーという猛威を振るう鬼神の如き所業で、ボクらの身体はメタボロードまっしぐら。でも美味しいからやめられない......古くからファミレス通いに勤しんできたボクにはそんな印象があります。

まさにジャンクの王道。ゴルフのハーフラウンドを終えた後にクラブハウスで食べるから「クラブハウスサンド」なんてのは誤報です。捏造です。あれはそんな上流階級の食べ物じゃなくて、もっと粗野で野蛮な出自のはず。

そう、スラム街に佇む寂れた古いレストランにたまたま立ち寄った流しのシェフ(元三ツ星フレンチレストランのチーフ)が、気まぐれであり合わせの材料で作った、ただ腹を満たしてカロリーを出来るだけ摂取できるようにしただけのジャンクなフードなのです。

※勝手な個人のイメージです。

そんな「クラブハウス」の名を冠するバーガーが出たとあっちゃ、大いに期待せずにはいられません。クラブハウスバーガービーフクラブハウスバーガーチキンの2種類があるようですが、バーガー的にはやはりビーフでしょう。また売り切れるかも知れないから、こいつは早めに食べに行かないと......。


それでは、実食っ!

残念ながら、発売日には食べに行けませんでしたが、頼んでもいないのに勝手にスパイ行為を行った密偵(カミさん)からの報告によると「すんげー美味いっ!」(実際に口に出した言葉そのもの)とのこと。

うーん、これは早めに食べに行かなければ......ということで、ゴールデンウィーク中の殺人的なスケジュール(サッカー少年団の練習やら試合やら)の間隙を縫って、サクッとマクドナルドに立ち寄って食べてみました。

こちらがセットになったクラブハウスバーガービーフです。

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ポテトMがトレーにブチまけてあるのは、一緒に行った娘の頼んだポテトSと一緒にしてシェアしたから。あと、ドリンクはフタのポッチが潰してあるのでコカコーラゼロみたいっすね。高カロリーの前に日和ったな。

おそらくマクドナルドの偉い人も以前のボクのブログを見たんでしょうね。ビッグマックみたいな食べ辛い箱入りじゃなくて、紙で包むスタンダードな方スタイルへと回帰してますな。←たまたまだろ。

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それにしてもこの包装紙の配色は珍しいですね。「クラブハウス」からイメージするのはブラウンっぽい色なんですが、マクドナルドにしては珍しく鮮やかな赤を使ってます。何の意図があるんでしょう?たぶん染料の赤が余っていたんだと思います。

それでは包装紙を広げてみま......

うわぁーっ!!

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おいおい、誰が「レタス増量」って言った?この尋常じゃないレタスの量は何?

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ひょっとしてサービスなの?「ジャンクフード批評家」としてのボクの面が割れてる?これじゃトマトが入ってるかどうか現認できやしない。それにしてはレタスの芯の部分が多いような......ま、いいか。

それでは、気を取り直してさっそく食べてみましょうか。

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......ふんふん、なるほどなるほど。

他のバーガー類とは違った専用のバンズは、バターロールのような艶やかさと柔らかさを兼ね備えた上品な逸品。

その中にトマトと大量のレタスなどの野菜類、カリカリではない厚めのベーコン、他のバーガーとは異なる多少厚めなビーフパティが挟まってます。ソースはおそらくマヨネーズベースだけど多少黄色みもあるのでマスタード入りか?

確かに「クラブハウス」って感じがしないでもないんだけど......

これってふつうのBLTサンドじゃね?

B(ベーコン)とL(レタス)とT(トメェート)が入ってるからBLTサンドと銘打つのが世間的にはマッチしているような気がしないでもありません。何となく、ロッテリアの絶妙バーガーを思い出してしまうのはボクだけでしょうか?

うーん、微妙だなぁ。仕方がない、たったの1回で評価するの難しいから、もう一度だ。


では、再び実食っ!

ということで、最初の出会いから1週間ほど間を空けまして、気持ちをリセットして再びクラブハウスバーガービーフと向き合ってみることにしました。

過度な期待感があったことは確か。それに対してはあまりにも期待ハズレな第一印象。そこで全てを無に帰して「クラブハウスバーガービーフ」という個と改めて向き合おうという優しい配慮ですな。

ちなみに、またまた頼んでもいないのに調査に出掛けた密偵(カミさん)によると「チキンはゲロ不味っ!」(これも実際に口に出した言葉そのもの)とのレポートが上がってきておりますので、そっちはスルーして再びビーフの洗礼を受けたいと思います。

今度はひとりで訪れましたよ、マクドナルド。ジャンクフード批評家としての身分が知れていないであろう普段は立ち寄らない全くの別店舗での実食です。

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真剣にコイツ(クラブハウスバーガービーフ)の生の声を聴きたい、そんな思いがボクをカウンターの一人席へと誘います。ちなみに今度のコーラはゼロじゃありません。

今回のクラブハウスバーガービーフの包装紙には、なぜか恥ずかしいシミが。

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また大量のレタスで誤魔化そうとか考えてんじゃないだろうな。

いや、今度のはごくごくふつうのクラブハウスバーガービーフでした。

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まったく写真と変わらない、職人さんの意気込みが伝わってくるようなキレイな姿をしたバーガー。

うーん......やはりボクがミシュランから送り込まれた刺客だっていう情報がどこからか漏洩しているのでしょうか?

それではさっそく食べてみましょう。

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前と同じ批評では面白くないと思いますので、今度は少し辛口モードで正直ベースな感想を述べてみたいと思います。

まずはバンズから。

クラブハウスバーガー専用のツヤツヤとした柔らかい専用品を用意する辺りにマクドナルドの意気込みが感じられますが、この専用バンズが「クラブハウスサンド」感を台無しにする元凶になっていることに、なぜ商品開発部は気付かないのでしょう?

前にも言った通り、クラブハウスサンドのパンはトーストしてあります。カリカリもしくはサクッとした食感が多少は必要になります。クラブハウスサンドは普通のサンドウィッチではなくあくまでもホットサンドなのです。

それなのに、マクドナルドの専用バンズは「柔らかい」とか「フカフカ」と言えば聞こえがイイかも知れませんが別の表現で言うと「軟弱」もしくは「フニャフニャ」です。お上品過ぎます。こんなのハンバーガーというジャンルにおいて許される所業ではありませんし、ましてや「クラブハウス」を冠して良いものか、世界クラブハウスサンド評議会からクレームが入る危険性すら感じられる衝撃の問題作です。

こんな世間の要望(というかボクのだけど)に逆行した専用バンズを用意する余裕があるんだったら、もっと他のところに気を使った方がまだマシ。バンズはもっとモサっとしてちゃんと噛み応えのあるいつものヤツでイイんです。そいつを鉄板で軽く焼いてカリカリ感を出した方がよりクラブハウス感が出ると思います。

ビーフパティについても注文があります。何も専用のパティを用意することなんかなかったんです。いつものカピカピした肉々しいうっすーいあのパティで十分なんです。消費者がまずマクドナルドに何を求めているのか、そこから考え直さねばならない非常事態です。いまさらモスバーガーフレッシュネスバーガーの真似事をしてどうするというんでしょうか。

ベーコンについてもそう。バーガーキングの期間限定発売のBBQベーコンワッパーの爪の垢を煎じて飲んだ方が良さそうです。ベーコンを挟む意義ってのは、「極端な塩っけ」と「カリカリした食感」をアクセントとして加えるところにあります。フニャフニした焼いたんだかどうだかわからないベーコンもどきを挟んだところで、「いったい何がしたいんだ?」とこっちとしては首をひねるばかりです。

全然ダメ、せっかくサイズが違うだけのビッグマックを発売して上り調子だったのに、その勢いに水を差すようなこんな中途半端な商品を出すなんて、まだまだ重傷ですぞ、日本マクドナルドさん。

※もちろん全て個人的な感想です。


ということで、鳴り物入りで登場したクラブハウスバーガービーフは全然イケておりませんでした。

せっかく調子を回復し掛けていた業績に水を差すようなことにならなければイイんですが......。

先発したグランドビッグマックが規定投球回数を終えてベンチに下がった後、中継ぎとして期待されていたのですが、思わずメッタ打ちの目にあった感じです。残念。

この後、打線が奮起して逆転に成功したと仮定して、その後に出てくる抑えのピッチャーについても次回吟味してみることに致しましょう。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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