まだ続くのかよ、この食レポシリーズ。
そう思われてるのは百も承知なんですが、なんせまるでJKかっつうくらいに食事時に撮った写真がまだたんまりと残っているもんですから、まだまだ続ける気満々でお送りしたいと思います。
さてさて、今回は「牛かつ」の話です。
「タイ料理やハンバーガーは何処に行ったんだ?」と思わなくはないですが、とにかく誰がなんと言おうと今回は「牛かつ」なんです。
生まれてこの方46年とちょっとで、ボクは「牛かつ」なるものを食したことがありません。「かつ」と言えば「とんかつ」、百歩譲っても「チキンかつ」となるのがこれまで生きてきたボクの人生での常識でした。もちろん、世間には「牛かつ」なる食べ物が存在することはかなり以前から知ってましたよ。でもね、どうにも「あぁ〜牛かつ食ってみてぇ〜」という気分にならなかったんすね。それが何故急転直下して食べる気になったのか?
今回はその辺りの話から始めさせていただければと思います。←また長くなるパターンや。
思い立ったが牛かつ!
とある平日のこと、仕事の関係で秋葉原に出向くことになりました。秋葉原の駅前にある秋葉原コンベンションセンターにて行われるIT関係のセミナーに出席するんです。もちろん聴講者として。
いったんは社に出社して、メールだとか伝票だとかを捌いた後に、10:30開始(ってことは10:00には受付開始)を目指して秋葉原へと向かうことに致します。直行しても良かったんだけどね。ほら、ボクってば一応マジメなサラリーマンだから。
主催は有名な日本経済的なIT関連雑誌の会社のセミナーだったんですが、協賛する会社だかスポンサーだかのメーカーや通信キャリアやベンダーの中の人が代わる代わる講演者として登壇するヤツでして、半分は製品やサービスの宣伝も兼ねている例のアレですね。
ボクはそれを聴く聴衆の中のひとり。群衆に紛れ込んだ子猫の如く、その他大勢の中のひとりだってことで気分はかなりお気楽。ただ居眠りしないようにすることだけが重要なミッションで、帰ってから出張報告さえ書ければイイんです。ま、それでもボクの仕事にも直接的に関係してくる重要な内容でもあるので、もちろんちゃんと講演は聴きました。←何の言い訳?
午前に基調講演と個別プログラムがありまして、午後にもテーマ別の講演を2つほど聴講したいと後、直帰せずに社に帰社することになっております。ほら、ボクってば一応マジメなサラリーマンだから(本日2度目)。
昼またぎのプログラム構成となっておりまして、当たり前ですが昼飯は各自が自力で摂ることになってます。なんせセミナーそのものが無料ですから。
問題はその昼飯をどうするか。ふだん仕事している街ではないですから、どこで美味い昼飯にありつけるのか、どの時間帯が一番混雑せずにすんなりと飯にありつけるのかなどの予備知識は皆無。手探り状態で行き当たりバッタリにならざるを得ません。
会場となる秋葉原コンベンションセンターから見下ろすと、目の前にはJR秋葉原駅が見え、そのガード下にはAKBカフェとガンダムカフェがあります。まさかそこで昼飯を食べるワケにも行かない(っていうか昼飯としては魅力的ではない)ので、プラプラと電気街方面を散歩することにしました。
ですが、ボクの中では秋葉原は買物にくる街で食事のために来ようと思ったのはゴーゴーカレーのカレーライスを食べたかった時くらい。
【旧】煩悩の赴くままに: 170:まるでだめなおとなのCafe&Bar madawo.com に行ってきたよ!の巻
とっても懐かしい話だな。ふふふ。
仕方がない。そんな時はこの手を使いましょう。
Evernote
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
このアプリというかクラウドサービスは、色んな情報を放り込んでおける場所だと思っていただければ結構です。少し前には「第二の脳」とか持て囃された時期もありましたけど、簡単に言うと記憶力を補完するための外部ストレージだと思っていただければよろしいんじゃないかと。もちろん、コイツをどう使うかはその人次第なんですが、ボクの場合は特に覚えておく必要もないかもしれないけれど、ちょっとだけ気になる情報をこの中に溜め込んでおいて、後で必要な時に取り出すための倉庫みたいな使い方をしています。中に入っているのは、RSSで漁ったニュースだったりブログだったり、自分で思いついたメモだったり書いたブログの原稿だったり、主にっていうかほぼ全てがプライベート(要するに仕事には何の役にも立たない)な情報になります。
この中から「秋葉原」「ランチ」というキーワードで出てくる情報をザーッと眺めて、インスピレーションで今日の昼飯を決めてしまおうってなワケですね。
んで、出てきたのはカレーとかラーメンとかが多くて、どこも美味しそう(と以前に思って溜め込んでたんだから当たり前な感想)で迷うんですが、その中にひとつだけちょっと変わった系統の店の情報がありました。それがこちら。
括目せよッ! 美しき赤身に感動を禁じ得ない「牛かつ壱弐参」の激レア牛かつ / 東京・秋葉原 | ロケットニュース24
ランチに求めるのはボリューム。まだまだ午後も長いからね。
ちなみにリンク先は1年半以上前の記事。飲食店は流行り廃りが激しいからもうないかも知れないけど、とりあえず行ってみることにしましょう。なんせ食べたことないもんですから、「牛かつ」なんて高級なお食事。
地図アプリで店名を検索して大体の場所を把握したら出発です。この時点で「閉店」の二文字が出てないから、きっとまだそんざいしてるに違いない、そう信じてみることにします。徒歩で10分もかからない場所にあるから、並んでたもしてもたぶん時間的には大丈夫でしょう。
それにしても秋葉原を歩くと目的地にたどり着くまで時間が掛かってしょうがないですね。路面に無造作に積まれたジャンク品だとか、中古のSIMフリーiPhoneの値段とかが気になっちゃって仕方ありません。思わずジャンク品に手が出そうになりますが、それは食事の後の帰り道にすればイイことなので、とっとと現地に向かうことにしましょう。
人生初の牛かつをいざ実食っ!
さぁここからは写真を交えて話を進めてまいりましょう。いい加減テキストだらけの言い訳めいた言葉の羅列には飽き飽きしてることでしょうから。
テクテクと秋葉原電気街の路地を右往左往しておりましたら、前方に目的地となるビルが見えて参りました。
人が並んでいるのは赤いテントの刀削麺のお店の方でして、その左側にある白い暖簾の目的のお店の前はまだ閑散としております。確か店舗は地下なので、地上までは並んでないってことですかね。
でも階段にずらーって並んでたらどうしよう。午後の講演に間に合うかしら?
時間も心配なんですがお財布の中身もかなり心配。とりあえずお値段をチェックしておきましょう。せっかく自分の好きなモノを自由に食べられるたまの外食なので、今回は思い切って通常ワンコインの予算を大幅にオーバーしてもヨシとします。
あれ?
先ほどの1年半前の記事から少しだけ値上げした?
恐らく原材料費高騰とかそんな感じなんでしょう。牛肉じゃなくて小麦粉の方かな?
さて、いったいどれほどの行列が出来てて、どんだけ待たされるのかなぁ...。午後のセッションに間に合うように駅前まで戻らにゃならんから、混んでるようなら諦めて......
ガラガラかぁ〜い!
ホントに誰も並んでないの?
ひょっとしてお店やってないとか?
いや、灯りは点いてるもんな。
と思ったら、お店の中はほぼ満席でした。秋葉原の昼休みは出足が遅いのかしら?
お一人様なのでカウンターにたまたま空いていた席に通されました。せっかくなので奮発して「牛かつ麦飯とろろ130g税込1,400円」という朱書きのオススメらしきメニューを注文してみました。
それがこちらっ!
ふだんいきなりステーキで300gオーバーのリブロースステーキをペロっとたいらげるボクにとって、130gの牛かつは少し物足りないかなぁ......と思ったんですが、お値段的にはコレが限界なので、黙って大人しくいただくことにします。
それにしても注文してから出てくるのが早いな。昼飯時だから回転数上げてかないとお店が儲からないからね。
牛かつととんかつってのは肉の種類が違うのは当たり前ですが、牛かつは完全に火を通してないところが最大の特徴なんでしょうね。日本人が大好きなミディアムレアっぽさがイイんでしょうなぁ。
写真がブレブレなのは店内が少し暗めだから。すみません、写真撮るのが下手で。
牛かつはとんかつソースでは食べないらしいです。なんせとんかつソースはとんかつ専用ソースですからね。とんかつ以外にかけることは法律で難く禁じられてますから(ウソ)。まぁ、シャア専用ザクにはシャアしか乗れないような話ですよ。ガンダムは決してアムロ専用じゃなかったからセイラさんが勝手に乗ってもそれほどお咎めはなかったです...いや、あったか。
ということで、ちょんとワサビなんぞを乗っけまして、
小皿に入った醤油にちょんちょんとして食べたりします。刺身かっ?!
まぁね、いきなりステーキでもステーキソースをかけずにワサビ乗っけて醤油を垂らして通ぶってるニッポンの味をこよなく愛するおっさんですから、この味がキライなわけないじゃないすか。美味い、美味いぞ、牛かつ。
続いて、今度は小皿の隣にあるゴマだれ風のつけダレにもちょんちょんしてみます。
うん、まぁコレもあらっちゃありかな。ワサビと醤油だけじゃ飽きちゃうんで、この二つの味が楽しめるってのがイイっすね。
そして、何よりも期待していたのが、とろろをぶっかけた麦飯。
いやぁ〜、美味いなぁ。麦飯ととろろだけ3杯くらい食べたいわぁ〜。←何を食べに来たの?
あえて難点を挙げるとすると、牛かつがまったくと言ってイイほど熱くないところ。決して冷たくはないんですが、熱を持ってないというか、口の中に入れた時に「死んでる?」と思っちゃうくらい調理した温かさみたいなモンが感じられないのです。
カウンター席の目の前にはこんな温める旅館の晩飯に出てきそうなアイテムもあるのですが、
コレって、レアが嫌な客がウェルダンにするために置いてあるんだよなぁ。冷めた牛かつを温めるためにあるんじゃないと思うんだけど。
というのも、ボクの見ていた限りでは、牛かつは作り置きしているみたいなんだよなぁ。昼飯時は混雑するから仕方ないのかも知れませんが、「注文を受けてから職人が愛情込めてひとつひとつ丁寧にお揚げ致します」っていう店じゃないのでは?とカウンターの中を覗きながら思っちゃいました。
それとも牛かつってのは半分レアだから、こんなモンなのか?アツアツを求めること自体が間違いなのか?
ま、なんだかんだ言うてますが、美味いことには代わりないので、あんまり気にしないことにしましょう。
ということで、人生初の牛かつは美味かったんですが、少し冷め気味なこの食べ物を大好きになったかっつーと、決してそこまでのインパクトはなかったというのが正直なところ。
惜しむらくは、このお店は支店的な扱いの店舗みたいで、本店らしき店舗が末広町(秋葉原の電気街とは逆方向)にあるみたいなんです。そっちに行けば良かったかな?
果たして、このまま牛かつと距離を取ってしまってもイイのでしょうか?
二人はこのまま別の道へと進んでしまうのでしょうか?
気になるその後はまたの機会にでも。←誰も気にしてないってさ。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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