前回は生まれてこのかた46年とちょっと経っているっていうのに未だに食べたことがなかった「牛かつ」を食べてみるという一大アドベンチャーを繰り広げてみました。
真☆煩悩の赴くままに: 1082:【食レポ】「牛かつ」って食べたことないから食べてみようっ!の巻〜秋葉原編〜
あまりポピュラーな食べ物じゃあないもんね。
なんせ、ボクは肉は豚も鶏も羊も大好きですがもちろん牛も大好きですし、「かつ」というパン粉をまぶして揚げた調理方法も子供の頃からかなり慣れ親しんでおりますから、「牛」+「かつ」=「牛かつ」が気に入らないワケがないという先入観があったんです。似たような「とんかつ」が白飯のお供としてはかなり上位のランクをずーっとキープしているものですから、「牛かつ」はそこに割って入るような存在になるのではないかと密かに恐れていたんです。
ところがどっこい、インパクトも今一つなら気に入る度合いも期待ほど高くなく、むしろ「麦飯+とろろ」にその主役の座をアッサリと明け渡すようなうっすーい存在感に逆にビックリしてしまうという衝撃的な出会い方をしてしまったんです。
果たしてたった1回の逢瀬にて簡単に判断してしまってイイものかと悩みまして、再び重い腰を上げて「牛かつ」なるジャンルに正当な評価を下すべく行動することに致しました。←ミシュランの中の人?
今回のランチは新橋だっ!
さてさて、今回訪れたのはサラリーマンの聖地とも言える新橋になります。
夜は頭にネクタイを巻いたサラリーマンでいっぱいになるというJR新橋駅前のSL広場も、昼間は閑散としております。
この広場のすぐ横にあるのがニュー新橋ビルという大きな建物。
ニューとは名ばかりで、かなり古い建物になってまして、中には飲食店に限らず種々雑多なお店が軒を連ねております。特に2階以上には怖くて行けないという人もいるらしいという......。ま、興味のある冒険心を忘れない少年の心を持った方は、試しに一度この地を訪れてみるのもイイんじゃないかと思いますよ。
会社サボってたり、こんなところにいるのがバレるとマズい方もいらっしゃるかも知れませんので、一応荒いモザイクをかけさせていただきました。なんて親切なんでしょう。
ちなみにボクは会社をサボって来ているのではありません。この後、汐留方面に用事があるのでついでに昼飯食べようってな魂胆で来ています。
さてさて、本日はこのニュー新橋ビルの地下にある憩いの地下街・味な店の中からチョイスしたお店に向かおうとしております。
1階外周にもいろんな飲食店が入っているこのニュー新橋ビルですが、地下に限らず2階以上にもその筋ではかなり有名な飲食店が入ってたりします。今日のお店もかなりの老舗と聞いております。
そのお店というのがこちら。
ボクが「牛かつ」と聞いて一番最初に思い浮かぶ街が「新橋」。そして思い浮かぶお店ってのが「もと村」かこちらの「おか田」になりますかね。どちらもまだ行ったことすらないんですが。
ちなみに「もと村」の方は渋谷にも八重洲地下街にもあるので、勝手ながら次回以降に回させていただきまして、今回はここ新橋にしかない「おか田」さんをチョイスさせていただきました。
まずは店先に掲げてあるメニュー表にて値段をチェック。
う、うーん、今回もランチの割には出費が痛い価格帯になっておりますが、致し方ありません。たまの外食、しかも豚でも鶏でもない牛ですから、多少は値が張っても何とかしましょう。
ま、まかり間違ってもフィレはないわな、フィレは。ここは無難にロースあたりで行きたいと思います。
しかし、ランチどきってのに、店の前には人が並んでないんですよね。あんまり流行ってないのかな?
......と思ったら、とんだ大間違いでした。他の近隣のお店に迷惑が掛からないように、店の前に並ぶことを固く禁じられているだけで、近くにある階段に30人くらいの行列が出来ておりましたよ。危ない危ない。ズルしそうになっちゃいました。
現地に到着したのが11:45くらいでもう30人ほどの行列ですから、12時過ぎたらどうなるんだろう?と思いつつも、いそいそと階段を踊り場まで駆け上がりまして、列の最後尾に並ぶことに致します。
そうですね〜、約30分くらいは並んで待ったでしょうか。ようやく順番が回ってきて入店しましたが、もちろん相席です。4人掛けのテーブルに互いに知らぬ者同士のお一人様が4名です。残念ながらカウンター席は空いてませんでした。
店内の様子を撮影する勇気がなかったので写真はありませんが、かなり狭いバーのような構造になってまして、カウンターに10席程度と4人掛けのテーブル席が3つくらいあったでしょうか。それでも店員さんが所狭しとテキパキ動き回っているので客の回転も良いのではないかと思われます。
席に着くなり女性の店員さんが、
本日はフィレかつのランチは完売になっておりま〜す!というのがお知らせを伝えてくれます。
いやいや、ランチに2,400円は出せないのでボクには関係ねぇ〜っす(笑)。
とりあえず予定通りに牛ロースランチかつセット 白飯・味噌汁付き 1,400円を注文します。
カウンターよりも1段低いテーブル席だったので、カウンターの中にある調理場の様子を見ることはできなかったのですが、店員さんによると注文してから揚げるとのことでした。ってことは前回のようなことはないかな?
しばし待つこと数分、待望の牛ロースランチかつが到着しましたよっ!
何グラムかの表記がなかったのですが、見たところ130gくらいはありそうかな?
昼飯のボリューム的には十分です。
こちらが牛かつの断面。
店内が暗いのでまたまたボケ気味の写真になってしまいましたが、かなりの厚さになってまして、中身は完全にレアな感じ。ここら辺りがとんかつとは違うところですかね。
ここのお店もやはりワサビと醤油の組み合わせでいただくことになっているようです。
その他に手前側の自家製ソースっぽいつけダレもありますが、やはり牛かつはワサビ&醤油なんすかね。
かつの付け合わせと言えば、何と言ってもキャベツでしょう。
こちらは醤油じゃなくて、自家製っぽいソースをたっぷりとかけていただきました。
それにしても、やはりとんかつとは全然違う食べ物なんすね、牛かつってヤツは。
中がレアだってのもあるんですが、後半になればなるほど揚げた熱さはほとんど感じられなくなっていきますし、そもそもパン粉の粒子が細かいんですよね。
よくあるのとんかつ専門店のパン粉って大粒でサクサク感を大切にしてたりするじゃないですか。ところが牛かつのパン粉は細くて、パン粉との一体感があまり感じられないんです。あまり揚げた意味が感じられないっていうかなんちゅうか......。
いや、でも美味いんすよ。これはこれで「牛かつ」ってジャンルの食べ物ですから、そもそも「とんかつ」と比較することが間違ってるのかも知れませんが、同じ牛を食べるんだったら、ステーキの方が......。
完全に先入観だと思うんですが、やっぱり油で揚げた食べ物(とんかつとかコロッケとかささみフライとか)はソースをかけて食べたいんですよね。ワサビと醤油が牛肉に合うのはいきなりステーキで散々味わってますから解るんですが、そこをあえて「かつ」にして食べたいかっつうと、ねぇ......。
次回は「もと村」あたりにでも、と思ってましたが、しばらく冷却期間を置いてから牛かつに再チャレンジしてみたいと思います。
ま、思いっきり個人的な好みの問題なので、みなさんも実際に味わって自分なりの判決を下していただければと思います。
っていうか、全然食レポになっとらんちゅう話ですがな。ははは。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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