ここんところ精力的にiOS8の機能や動作に関する検証を誰に頼まれたワケでもないのに勝手に行っておりますが、書き下ろしというか取って出しというか、少ない通勤時間内でできることをなるべく早めにと焦ってお送りした結果、一部の記載に誤りと誤解を招く記述があることが判明しました。
そこで今回は、その一部の訂正と更なる詳細な再検証という二本立てでお送りしたいと思います。
誤記についてのお詫び
まずは完全なる誤りの訂正とお詫びからお送りしたいと思います。
問題のエントリーはこちらになります。
通知センターのウィジェットについて解説した前回のエントリーに一部誤りがありました。
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
正しくはボクが購入した時も「無料」でした。いろいろと試しにアプリを購入し過ぎて混乱してしまったようです。すみませんでした。
なお、アプリの価格は変動しますので、購入される際には必ずご自身で価格を確認するようお願い致します。
メモリー消費量の検証方法について
メモリー消費量を確認する際に、こちらのアプリを使用しております。
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
このアプリは購入して起動しただけではメモリーをクリーニングすることはできません。
使い方が少し変わってまして、URLスキームを使ってSafariにブックマークみたいなものを登録する必要があります。SafariのブックマークはiCloudで他のiOS端末（iPhoneやiPadやiPad miniなど）と共有できますので、いちいち端末毎に設定をする必要はありませんので、一度設定してしまえば楽勝です。詳しくはここでは解説しませんが、アプリのSupportボタンをタップすれば使い方が解る仕組みとなっておりますので、そちらをご参照下さい。
次に、メモリー消費量の検証方法に関する補足です。
いずれの場合もiOS8の新機能に関する設定を施した後に全てのアプリを終了させてからメモリーをクリーニングしています。
例えば、キーボードを追加した際の手順はこんな感じ。
- 設定アプリにてキーボードを追加する。
- 設定アプリを終了させる。
- Safariを起動してSySightのURLスキーム「allkill」を実行する、
- URLスキーム実行時に起動されてしまうSafariを終了させる。
- メモリー空き容量におかしな点（キーボード追加前よりも増えているなど）がある場合には、再度URLスキーム「allkill」を実行する。
- 再度Safariを終了させてSySightでメモリー空き容量を確認する。
この一連の動作にてメモリー空き容量の多寡を測定しております。
更にマズかったのが、ここで一部の方に誤解を与えてしまったのが、あたかもサードパーティー製キーボードを追加しただけでメモリー消費量が増えてしまったかのような錯誤を与えてしまっている点です。
正直に申しますと、設定アプリでサードパーティー製キーボードを追加しただけではメモリー消費量は増えませんが、他のアプリでサードパーティー製キーボードを一度でも使用すると途端にメモリー消費量が増えるという挙動になります。
これはiOS標準キーボードのみを使用している際には見られなかった現象（標準キーボードを使用している場合には劇的なメモリー消費量増加は見られない）となっております。
と言うことで、サードパーティー製キーボードを使うとメモリー消費量が増えるという結論は変わらないものの、以前のエントリーではかなり端折った形にて結論まで一足飛びに駆け足してしまった点で余計な誤解を与えてしまうことになりはしないかと気になりましたので、自主的に自首する運びと相成りました。
ちなみに、サードパーティー製キーボードを追加して使用するとメモリー消費量が増えてしまいますが、通知センターのウィジェットを追加して閲覧してもメモリー消費量は増えません。
要するにここ最近のiOS8新機能検証シリーズの結論は何も変わらないということになります。
ボクが行った複数回の測定・検証では、
という結論に至っておりますので、参考にしていただければと思います。
サードパーティー製キーボード前編がこちら。
サードパーティー製キーボード後編がこちら。
通知センターウィジェット編がこちら。
ってなことで、今回はここまでっ！
（おわり）
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