今回はタイトルからして「何のことやらサッパリ?」な感じでスタートしておりますが、非常に納得性のあるイイお話に仕上がる予定となっておりますので、こうしてつり革片手に左手の親指のみでフリック入力しているボクも今からワクワクしております。
なーんてことを最初にブチかましておいて、立派な内容に仕上がらなかったら、どうしよう......。
なんてことは、書き始めて300文字程度(タイトルを含む)で考えることでもありませんので、性根を据えてジックリと取り組んで参りたいと覚悟を決めた所存です。
通勤時間帯に書き終えなきゃならないので、中途半端な状態で終わらぬよう気をつけて考えていることを表現してみたいと思います。
さてさて、今回のお題はこちらのニュースから。
AT&T、Apple SIM構想を破壊。一旦AT&Tを選ぶと変更不可に - TechCrunch
日本ではまだ馴染みのないApple SIMを題材として話を進めてみたいと思います
上記のニュースによれば、キャリアで新しいiPadを購入するとその恩恵を得られないらしいのですが、Appleで新しいiPadを購入すると、最初からこのApple SIMっていうのが入っているそうでして、このSIMを使うと、iPad上のソフトウェアにて利用するキャリアを切り替えて使うことができるようです。
日本に例えるならば、Apple Storeで購入した新しいiPadでは、(キャリアとの契約は必要なものの)キャリア独自のSIMを入手しなくともiPad単体にてキャリアをdocomoにするかau by KDDIにするかSoftBankにするかを所有者が任意にソフトウェア(恐らく設定アプリあたりで)を使って選択することができるということ......なのかな?
残念ながら、このお話はアメリカでの話ですので、そう簡単に日本で実現するような話ではなさそうなのですが、例えればそういうことになるのかと。いったい契約はどうなってるんでしょうかね?2年縛りとかそんなセコい話はないんだろうな、アメリカだと。
まぁ、日本でもApple StoreでSIMフリーのiPhoneやiPadを購入して、手元にあるキャリアのSIMを挿せばそのまま使えるとか使えないとかっていう話があるくらいですから、似たようなことは今でもできるって言えばできるんですが、いちいちSIMを差し替えなくてもこれができちゃうってところがApple SIMの新しい試みってヤツなんですね。
で、ここからがこのニュースの本題なんですけど、アメリカの4大キャリア(AT&T、Sprint、T-Mobile、Verizon)の対応がそれぞれバラバラでして、そもそもVerizonはApple SIMには反対してて参加していないらしく、残りの3つのキャリアにてその覇権を争う状況になっているようです。
なので、ユーザーは残りの3つのキャリアのどれかを選ぶことになるのですが、そのうちの1つであるAT&T社がこの画期的なApple社の試みであるApple SIMを台無しにするような対応をしているそうなんです。
具体的にどういうことかというと、そもそもApple SIMってのは先に書いた通り、iPad単体にてアプリでキャリアを切換えられるってところにユーザーの利便性があるにも関わらず、一度でもAT&Tを選択するとそこでキャリア選択がロックされてAT&T以外を選択できなくなる仕組みをわざわざご用意いただいたようでして、波紋を呼んでいるとかいないとかってな話になっているようです。
これはやっちまったようですよ、AT&T。
このニュースの中で特に秀逸なのは、最後にあるT-Mobile社のCEOであるJohn Legere氏のTwitterでの発言。
この方、アメリカ版の孫さんみたいなキャラが立った方のようですね。髪の毛はフサフサですけど。←余計なことを。
ちょっと引用してみますかね。
On Ipad with@apple sim here is what u see..no @Verizon ,@ATT trying to lock u, @sprint with error page! @TMobile wins pic.twitter.com/z0jDZ9sRt5
— John Legere (@JohnLegere) 2014, 10月 23
先ほどのニュースの中でも日本語訳がでておりますが、もっと判りやすい意訳をしてみます。Apple SIMが入ったiPadを見てみると、
よって、我がT-Mobileの勝利だ。ガハハハハ!
- そもそもVerizonの名前はない。
- AT&Tはユーザーをロックしようとしている。
- Sprintはエラーページが出る。
ってな感じでしょうか。別に笑っちゃいないと思いますけど、そんなニュアンスがそこはかとなく伝わってくるような気がするのはボクだけでしょうか。
何となくですが、この方の勝利宣言も解らなくもないですよね。まぁ、実際にこの方の思惑どおりになるかどうかは、まだ判りませんけど。
このニュースを観て思ったことは、どこぞの極東の島国でも最近似たような話が蔓延しているじゃないかってこと。
何の話かっていうと、新しいiPhoneが発売される前から繰り広げられていた日本の各キャリアが始めた新しい契約形態の話です。
ここで言いたいのは、docomoのカケ・ホーダイ/パケ・ホーダイとか、au by KDDIのカケホとデジラとか、SoftBankの通話し放題プラン/データ定額パックって各社一線横並び料金体系も大差なしの、あの愚劣極まりない新サービスと呼ぶにもおこがましいアレらのことになります。
通話をよく利用される方には関係ない話ですが、ボクのようにMNPしたから基本料金は無料な上に毎月の通話料が40円〜100円とかっていうデータ通信中心でしかiPhoneを使わない輩からすると、あの各社の新サービスってのが全然お得感のない単なる月額利用料値上げ策としか思えない、ユーザーを無視した卑劣であるにも程がある愚策としか思えません。
まぁ、ボクのような輩が相手だとキャリアが全然儲からない構造になってしまいますし、一部のデータ回線を専有するようなユーザーに対する対抗策ってな話がないワケではないですが、それにより大多数の良心的なユーザーが困ったことになっているのもまた事実だったりしませんかね?ってな話なんですよ。
このような従来からのユーザーを無視した結果、どうなったか?
別に統計とったワケじゃないですし、具体的なデータを持ち合わせているワケでもないんですが、日頃からニュースやらいろんな方のブログを拝見していると窺い知れてくるのは、
- SIMフリーのiPhoneを買ってMVNO業者の格安データ通信専用SIMを入手して、データ通信の月額利用料を極力抑える。
- 楽天でんわの3分0円電話やNTT Comの050-plusを利用するなどして、通話料も極力抑える。
と言った動きが顕著になっているってことに繋がっているのではないでしょうか。
楽天でんわの3分0円は2015年1月以降もサービス続けてくんないかなぁ......。
まかり間違って日本の3大キャリアのどこかと契約しなきゃならないという事態になったとしても、
- 通話し放題の月額2,700円のプランしかないdocomoは極力さける。
- 2014年11月30日までホワイトプランが選べるSoftBankはまだマシ。
- 旧料金プランも継続しているau by KDDIは最近通信速度も速くて一番良い。
というのが現時点での共通認識になりつつある、というのは大袈裟でしょうかね?
少なくともiPhone6/iPhone6plusで一人負け状態にあるってのは、料金プランの選択肢が影響してると思うんだけどなぁ。
ドコモ、3位転落 原因は新料金プラン「カケホーダイ」 – すまほん!!
ネタ元の日経新聞は会員じゃないと読めないそうなので、こちらのブログを参考にさせていただきたいと思います。
総務省が動いてSIMロックも解除の方向へと話が進んでいるようですし、あの悪しき2年縛りの廃止検討は頓挫しているものの、いずれ何らかの動きがあると淡い期待を抱かざるを得ません。
ま、何度も解約手数料や違約金を払ってきたボクが言うのも何なんですけどね。2年縛りが廃止されようが廃止されましが、キャリアに見切りをつけたらユーザーは愛想を尽かして多少の違約金を叩きつけてとっとと鞍替えするってことですよ。
ということで、(家族とはdocomoの家族間通話無料サービスの恩恵を授かっているものの)そもそもあんまり携帯電話やスマートフォンで通話することのないボクにとっては、「通話に関する基本料金はタダに近く、高速データ通信が格安である程度の通信量を利用できる良いサービス」ってのを探す旅ってのを当面やめられそうにありませんっていう話でした。
あ、ちなみに今回のタイトル、利用者の意向を無視した強気な態度でいると自滅の道を歩まざるを得ないのはアメリカでも日本でも「docomo一緒」ってことなんすけど.......。
あ、いや、何でもないですっ!
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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