このシリーズだけは何故かアイキャッチ画像から入ると心に決めておりまして、今年もたぶん初志貫徹できたのではないかと、ひとり悦に浸っている今日この頃でございます。
ということで、毎年4月から11月まで月1回ながら開催日不定期でお馴染みのネオ屋台村スーパーナイトが去る2014年11月20日(木)をもって大団円を迎えましたよ!という事後レポートなんぞをお送りしたいと思います。
そう、事後なんですよ、事後。もう今年のネオ屋台村スーパーナイトはないんです。12月は寒過ぎて、屋外でキンキンに冷えたビールを飲むイベントなんてやらないんです。オフシーズンなんですよ。ストーブリーグなんてないんです。屋外の吹きっ晒しなのにストーブもないなんて、やってられないんですもの。
残念ですねぇ、行きそびれたそこのあなた。『後悔先に立たず』ってヤツですよねぇ。もう二度と2014年で11年目を迎えたネオ屋台村スーパーナイトには会えないんですよ。
でも、ひょっとしたら、2015年4月には12年目に突入するネオ屋台村スーパーナイトに会えるかも知れないので、それまでの潜伏期間に4時間の長丁場、立ったままビールを何杯も飲み続ける体力を十分に養ってお待ちいただければと思います。
なお、繰り返し繰り返し何度も申し上げますが、ワタクシは当該イベントの主催者側だとか事務局から送り込まれた刺客だとか、そんな裏っぽい話は一切ございません。
ただ単に職場が東京国際フォーラムに近い、通りすがりのビール好きなサラリーマンってなだけの話ですので、そこのところは誤解なきようよろしくお願い致します。
ということで、やって参りました2014年11月20日(木)
ネオ屋台村にしては珍しく週末金曜日ではなく木曜日に開催されるという変則開催になるのは毎年11月ならではの常識となっております。
っていうのも、11月ならではの別のイベントに合わせての開催ってことになっておりますので、曜日なんか気にしちゃいらんないって話になってるんですな、これが。
面倒くさいので告知のポスターをご覧いただきましょう。こいつを見れば一目瞭然ってワケですよ。
......お解りになりました?
確か去年は「ベオウジョライス・ナイトって何だ?」ってな話を書いた記憶があり、己の外国語能力の低さを全世界に露呈してしまうという大失敗をしてしまったような気がするんですが、今年は40代半ばのボクもちゃんと成長してるんだって証を見せつけてやる絶好の機会が来たような気がしております。
そうです、ボジョレーヌーボーの解禁日に合わせて開催されるのが11月のネオ屋台村スーパーナイト、通称『ネオ屋台村ボジョレーナイト』ってヤツになるんですな。
普段のネオ屋台村ではHeinekenのビールをたらふく飲みつつ、多種多様な屋台の料理を食べるというコンセプトの下で開催されるイベントなのですが、この11月だけは主役がビールではなくワインになるという、ビール好きなおじさんにとっては屈辱以外の何ものでもない不埒なイベントになってるんです。
まったく、どいつもこいつもボジョレーボジョレー抜かしやがってからに、そんなにワインが飲みたきゃ同日深夜0時の解禁と同時に飲んで「今年の葡萄は肥沃な大地でたくさんの陽を浴びた重厚な旨味を感じます」とか「繊細な中にもシッカリとした主張を感じる味わいです」とか、解ってんだか解ってないんだか聞いてるこっちも???ってなるようなコメント言ってりゃイイじゃんかっ!
......いや、すみません。少々取り乱してしまいました。
不適切な発言があったかも知れませんし、太字にする意味すら解りかねますが、今から書き直すのもかったるいのでこのまま行かせていただきます。
とにかく、ボジョレーナイトだか何だか知りませんが、ボクはビールを飲みたいだけなので、ネオ屋台村が開催されると小耳に挟んだならば行かずにはいられないので、兎にも角にも行ってみることに致しました。
ところが、あいにく11月20日(木)はこの冬一番の冷え込みでして、最高気温である朝の15℃から気温は右肩下がりの12月中旬の陽気。それに加えて日中から小雨そぼ降る最悪のコンディションとなっておりました。
ただでさえ4月と11月のネオ屋台村は耐久レース的な我慢大会になりがちなのに、それに拍車を掛ける形で天候すら敵になるという、「何が悪いって運が悪いっ!」としか言いようがないような状況ですから、客足がかなり心配されておりました(ボクの中で)。
しかも、いつも一緒にネオ屋台村で会う飲み仲間のほとんどが岡村靖幸のライブに繰り出してしまうという開催タイミングのマズさも重なりまして、かなり寒くて寂しい感じのネオ屋台村になりそうな予感がしております(ボクの中で)。
ところが、どうでしょう。恐るべしは「ボジョレーヌーボー」です。
4年間のフランス駐在経験があるボクの部下が「ボジョレーヌーボーなんて不味くて飲めないっすよ。あんなの飲むヤツはホンモノのワインってもんを知らないど素人か流行りものに弱い軟弱者くらいっすね。フランス本国では全然飲まないんすよ。あんなもんを有り難がって飲む連中の気がしれませんわ!」と公言憚らず曰っているにも関わらず、ただ単に「ボジョレーヌーボー解禁日に開催される『ボジョレーナイト』という名のイベント」ってだけで、座る場所も立って飲む場所もないくらいの大盛況になるんですから、ホントに「ここが変だよ日本」の代名詞になるんじゃないかってなくらい異様な光景が目の前に繰り広げられておりました。
おそらく気温10℃を下回ってるんですよ?しかも結構な勢いで雨がボタボタ降ってるんですけど......。
まぁ、皆さん軒下に退避してよろしくやってますから別にいいんですけどね。
そんなボジョレーヌーボーで盛り上がる団体客を尻目に、こっちは意地でもビールを飲んでやりますよ、えぇ。
ということで、いつも通りにネオ屋台村スーパーナイト専用タンブラーを持参しておりますので、1杯わずか300円にて、キンキンに冷えたHeinekenをいただくことに致します。
手袋しながら飲むビールってのもオツなもんでして、飲んだ瞬間に「くぅぅぅ〜、やっぱコレだねぇ!」となるのはビールならでは。いつ飲んでも外で立ちながら飲むビールは格別ですわ。ははははは。
しかも、この極寒の状態でタンブラーの外側に薄っすらと水滴がついてますから、中に入っているHeinekenは外気温よりも低い温度になっているというサービスも付いて来ましたよ。
「ひょっとしたら、今回のビールはエクストラコールドか?」などと妄想したりもしましたが、きっと外気温が低いので自然とエクストラなコールドになってしまったんでしょう。言うなれば、ナチュラル・エクストラ・コールドなHeinekenを飲むことができる唯一のイベントだったんじゃないかと思われますので、非常に貴重な体験をしているという実感が寒気と共にふつふつと湧いてきます。
ただ単にビールを飲むだけっていうのも芸がないので、せっかくある屋台の中から選りすぐりの逸品をチョイスしたいと思います。
ボジョレーボジョレー言ってるお高く止まったおフランス野郎に対抗しまして、こっちは「イタ〜リア〜ン!」なピッツァでも食べてやろうじゃありませんかっ!
このモチモチの生地にトロトロのモッツァレラチーズが絶妙のマルゲリータ(推定直径25cm超)が500円だってんだから、ビール好きかつピッツァ好きには堪らないイベントですな、ネオ屋台村ってのは。イタ〜リア〜ン!
こうして、ひとりでイタリアのピッツァ(決してピザではない)を頬張りつつ、2杯目のオランダのビールであるHeinekenをグビグビと豪快に飲んでいると......足下からシンシンと身体が冷え切ってくる感覚が否が応でも季節の移ろいを感じさせてイイじゃないかと思えてくるから、これまた堪りません。
......いや、マズい。これ、マジで風邪ひくぞ。
だいたい明日も会社なのに、こんな極寒の地でエクストラでコールドなビールなんぞそうそう飲めるハズがないんだよ......。
ということで、開始からわずか1時間、ビールはたったの2杯であえなくギブアップ。これにて2014年のネオ屋台村スーパーナイトはあえなく終了と相成りました。
ということで、最後はひとりぼっちの
「まぁ、また来年もあるからイイじゃない?!」と声を掛けて下さる優しいフォロワーさんもいらっしゃいましたが、ひょっとするとボクには来年のネオ屋台村スーパーナイトは来ないかも知れないので、万感の思いで生涯最後のネオ屋台村スーパーナイトをひとり静かに楽しむことが出来ました。
そうなんです。ひょっとしたら来春、サルマタを履いたボクは千年女王と一緒にアルカディア号に乗って機械の身体を貰いにイスカンダルへと旅立っているかも知れないのです(なんか色々混ざっちゃってる感じがしないでもないですが、松本零士先生の作品で統一感が取れていますのでご容赦下さい)。
来春にはどこにいるんでしょうね、ボクは。ま、サラリーマンだから社命とあらばしゃあないんですけどね。もしもフランスにいたらボジョレーボジョレー言ってアホな日本人気取ってやりますよ、たぶん。
さて、今年のネオ屋台村スーパーナイトが終わったら、あとは残すところ忘年会だけですね。
仕事絡みの忘年会で12月のスケジュールも軒並み埋まりつつありますので、体調管理には十分気を付けて師走を駆け抜けて行きたいと思います。
皆さんも飲み過ぎと風邪にはくれぐれもご注意をっ!!
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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