昨年12月に購入したiPad mini Retina(いわゆるiPad mini 2)のミュートスイッチに接触不良が起きてしまったみたいなので、銀座にあるApple StoreのGenius Barの予約を取るところまでの話を前回させていただきました。
真☆煩悩の赴くままに: 854:【iPad】iPad mini Retinaのミュートスイッチの調子が悪いのでGenius Barを予約して診てもらうことにしたよっ!〜前編〜の巻
いやぁ〜まいりました。致命的ではないんですがね。
いざ、Apple Store 銀座へ
訪れたのは10月29日(水)の19時頃。この日は会社が一斉定時退社日だったので、誰に憂うことなくとっとと会社を後にしまして、決戦の前には腹拵えと早めの晩飯(食べたのはもちろん 銀座天龍の餃子ライス)を食べて気合いを入れてから、Apple Store 銀座へと出向きました。
久々になるのですが、以前にiPhone3GSの充電池が膨張して液晶画面部分がパカっと開いちゃう「ハマグリ現象」が起きた時にも予約してGenius Barに来たことがありますので、要領はだいたい解ってます。
まずは1階店内の一番奥にあるガラス張りのスケスケなエレベーターに乗りまして4階へ。エレベーターにはボタンが殆どついてないセレブ仕様なので、乗り込むのみであとは身を任せるだけです。
4階のフロアーは多くの会社帰りの人たちでごった返していました。修理の相談に来た人だけではなく、グループ単位でApple製品の操作方法のレクチャーを受けている人たちもいらっしゃるからですかね。
エレベーターを降りてすぐに青いポロシャツに白いジーンズのストアの店員さんらしき人に声をかけて、予約している旨と氏名を伝えると、フロアー中央にあるテーブル付近で待機するように指示されます。
そのテーブルは以前に訪れた際にも陣取ったGeniusと書かれたプレートが置いてあるテーブルでして、他にも順番待ちの方が数人、思い思いにiPhoneやiPadをいじって暇潰しをしておりました。
何となく様子を伺っていると、比較的iPhone6やiPhone6plusの相談で来店してる方が多いような感じがします。初期不良が多いんですかね?
他人のことをあんまりジロジロと観るのも失礼なんで、マーケティング行為はほどほどにしておきまして、ボクも要件のメインであるiPad mini Retinaをカバンから取り出し、例のミュートスイッチの接触不良がいざこの場で再現されるかを入念に繰り返し確認して時間を潰しておりました。
なお、診断するのに邪魔になるとかで、この時点で「iPadを探す」は設定アプリでオフにしておいたことを付け加えておきます。
名前を呼ばれたらいざ対決!
予約した順番があるんでしょうね。ひとりひとり名前を呼ばれた人から対面のカウンターに移動するよう指示されてまして、ボクも予約した19:10頃になるとカウンターの方へと移りました。
応対してくれるのは、やはり青いポロシャツを着たボクと同年代と思われるおじさんでした。
うーんと、Genius BarだけでなくApple Storeの店員さんってのは、こちらが劣等感を抱いてしまいそうなくらい若くて洗練されてて頭の良さそうな人たちしかいない......と思い込んでいた節がボクにはあったみたいで、いざ話をしやすそうな同年代同性の店員さんを目の前にすると逆に戸惑ってしまいまして、こちらが客のハズなのに妙に卑屈というか下から目線で応対することになってしまいました。
iPad miniのミュートスイッチに接触不良が起きたのは恐らく製品の個体差によるものなんじゃないかと意気込んで訪れたはずなのに、何故か実はボクが壊したんじゃないか?みたいな申し訳なさでいっぱいになってしまったと弱気な感じになりましてね、ホントにプレッシャーに弱いというか本番に弱いというか......。
そうは言っても、ひととおり起きた症状を説明しなきゃなりませんので、持参したiPad mini Retinaのミュートスイッチを操作して、少し触れただけで不用意に消音のオン/オフが入れ替わる現象を目の前で再現して見せます。ちゃんと再現されてホッと一息。
天才肌の店員さんは、その症状をジーっと見つめておりましたが、意を決するとボクに風呂の蓋のような純正カバーと安っぽい透明なプラスチックカバーの両方を外すように指示します。
ミュートスイッチに触ったのは1〜2回で、その後はジックリと外観を舐め回すようにチェックし、底面のLightningケーブル接続口やらスピーカー部分やら上面のイヤホンジャックの中を覗き込んだりしたりして、まるでこのiPad mini Retinaが水没してないかを探るようなチェックを目の前で繰り広げます。
そしておもむろにSafariを起動して謎のURLをタタタっとタップ入力すると「ソフトウェアで診断しますので、お手数ですがApple IDに対するパスワードを入力願いますか?」と曰われました。
あ、これはGenius Barの空き時間がなかった時にネット越しに診断しようとしたアレだな?と思ったものの、その指示には素直に従いましてパスワードをサササっと入力。
その後は何やら画面で確認した後に、「少々お待ちください」という一言を残し、ボクのiPad mini Retinaを持ったまま裏へと掃けていく天才肌の店員さん。
さっそく裏で分解して修理が始まるのかな?
多くの方の予想通り、意外な結末が...
店員さんは、ボクのiPad mini Retinaとは別にほぼiPad miniと同じ大きさの厚さ薄目のダンボールを持って再び現れました。
そして、躊躇することなくダンボールの箱を開封し、中から丁寧に梱包されたiPad mini Retinaを取り出します。
そして、「お客様のiPad miniのミュートスイッチは接触不良と判別致しました。ただ、この部品だけを交換して修理することが非常に困難な製品のため、全く同じ新品と交換させていただくことになりますが、よろしいでしょうか?」と仰いました。
まあ大方の予想はついていたものの、やっぱりそういうことになるのね。というのがボクの正直な感想ですかね。初期不良なのかどうかは判りませんが、同じ症状でこちらを訪れる方もきっと多いんでしょうな。だって手慣れてますもの、店員さんが。
約11ヶ月使い倒したものの、丁寧に扱っていたためにそれほど劣化はしていなかったボクのiPad mini Retinaでしたが、ここで真っさらな新品に交換していただくことに相成りました。
新品なんですが、外観のキズなどをチェックするよう指示されまして、予めバックアップを取得してあるか確認して、ボクが納得した上での交換となります。
その場でアクティベートすることになりましたが、iCloud上にあるバックアップを使うことは出来ません。何故ならボクのバックアップはiOS8.1で取ったバックアップですが、改めて渡された新品のiPad miniは新品のくせにiOSが7.0.6とかなり古いものだったから。
なので、この場ではiCloudとの接続も断念しまして、とりあえずちゃんと動くことだけを確認しただけに留まりました。
新品の動作確認をしたら、古い方のデータを消去すれば終了です。 設定アプリ>一般>リセットの中にある「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択し、2回ほど「消去」をタップすれば、約11ヶ月という期間に苦楽を共にした愛機とはお別れです。
もちろん購入してから1年以内ですから、無償での製品交換になりましたが、万が一、この決断があと1ヶ月ほど遅かった場合にはいったいお幾らかかったのでしょうか?
その場では画面にて確認したのですが、後からメールで同じ内容が送られてきましたので晒しますと、ホントならば24,800円(税込)もかかる修理交換サービスだったのかと思うと背筋がゾッとしますわ。
たぶん有償だったら、治さずにそのまま放置という結論を下していたことでしょう。そういう意味でもラッキーなタイミングでした。
とまぁ、不幸中の幸いとでも申しましょうか、奇しくも新品真っさらなiPad mini Retinaをタダで入手したばかりか、搭載されたiOSが不評なiOS8.1ではなくiOS7.0.6という幸運にも恵まれまして、この話は終わりにしたいと......思ったんですけど、この新しいiPad mini Retinaをどうするか?という苦悩も多少はありましたので、次回はその話をさせていただくことに致します。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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