昨年末(2013年12月13日)に公開された時から観よう観ようと思いながら結局観に行けずじまいで、すっかり「観に行きたい」という願望すら忘れかけておりました。
それが映画『ゼロ・グラビティ』なんですが、先日の2014年3月3日に行われた第86回アカデミー賞で7冠取ったことでようやくその願望を思い出しまして、慌ててまだ公開されているか調べるに至りました。
やはりアカデミー賞で7冠も取れた作品なので、幸いなことに近所のシネコンでもまだ上映中でして、思い立ったが吉日で今のうちにさっさと行動してしまおうと、平日のレイトショーを観に行って参りました。
ちなみに今回はNASA(@NASA)のリアル・グラビティシリーズの写真を勝手に拝借しております。すみません。
すでにこの映画をご覧になられたどなたかのブログで、映画館で観るなら日本語吹替版の3Dに限るっ!みたいなエントリーを読んだ記憶があったのを記憶しておりました。3D版は観たいけど日本語吹替版かぁ......と思ったのも一瞬、字幕が3Dで飛び出してくるのはマズイんだろうと思い直して、まるで以前からそう思っていたが如く「出来れば日本語吹替版の3Dがイイなぁ〜」と思って探したところ、たまたま近所のシネコンでまだ上映されていたのがその日本語吹替版の3Dでラッキーでした。
ちなみにそのシネコンでの上映は3月7日までで、観に行ったのが3月5日でしたので、ホントにギリギリ間に合った感じでした。
公開が終わってたらDVDかBlu-rayを借りるかどこぞの配信サービスでダウンロードして観るしかないんですが、いずれの場合でも3Dで観る手段を持ち合わせていないもんですから、ホントにラッキー。
実はボクは3D映画は今回が初体験で、窓口でチケットを買う時に思わず「メガネの上からでも3Dメガネかけられますよね?ね?」とお姉さんにしつこく聞いてしまいました。
レイトショーと言っても21:30からの最終回でして、終了が23:30。家までは歩いて帰れるので余裕です。レイトショーを選んだ理由には値段ってのもありまして、そのシネコンでは料金も通常より安くなっており大人1枚1,600円でした。内訳は映画代1,200円+3D代300円+メガネレンタル100円というもの。これにポップコーン+コーラが650円。たまの贅沢なひと時にしては飲み会の半額以下で済むというリーズナブルなお値段。
そんな至福の2時間弱はあっという間に終わってしまいました。
3Dであることを抜きにしても、『ゼロ・グラビティ』は期待通りの作品でした。
空気のない圧迫感、重力のない浮遊感、突然の事故(故意の?)による緊迫感などなど、スクリーンを観ているこちらも息苦しくなるような臨場感に溢れた素晴らしい作品でした。
何となくこういう宇宙空間に放り出された悲劇を観て思い出すのは,『銀河漂流バイファム』の1シーン。
13人の子供たちの引率者となった唯一の大人であるケイト・ハザウェイが最期に「寒い...さ...む...い......」と言って意識を失っていく中、主人公のロディが「ケイトさぁぁぁぁぁぁん!!」と叫ぶシーンがフラッシュバックのように頭をよぎり、嫌な予感しかしない中で映画を鑑賞していたのですが、まぁ最後はハッピーエンド(なのか?)で終わり、少しは救われた気持ちで家路につくことができてホッとしました。
少し感情移入し過ぎかな?
いやぁ〜それにしても「宇宙って怖いっ!」って心の底から思いますね。酸素が徐々になくなって行く恐怖って、花粉症のこの時期に鼻が詰まって寝苦しいのと似てるような気がして夢に見そうです。
現代のリアル宇宙飛行士の方々が宇宙空間でどんな活動を行っているのか、擬似的にでもその一部を垣間見れたようは気がしましたが、大変なお仕事ですな。好きだけではやってけませんよ、あれは。
一つの不注意が大事故や自身の死に直結する場所で働くケースっていろいろあると思うんですけど、宇宙とか海底ってのはボクはやっぱりダメですわ。立派なお仕事ではあると思うんですが、ボクにはとても無理だなと、宇宙飛行士を目指すのは断念しました(笑)。←いま頃?
映画の中にもジョージ・クルーニーがこんな風に漂うシーンが沢山出てくるんですけど、一見楽しそうなんですよね。ズーッとお喋りしながらクルクルと宇宙空間を自由自在に漂うのって。あれはやってみたいと思ったりもするんですが......。
それにしても、そのジョージ・クルーニー扮するマット・コワルスキーには主人公のライアン博士でなくとも惚れてしまいますね。ライアン博士が惚れてたかどうかは判りませんけど。
途中で一瞬騙されかけますけど、すぐに「そりゃないわ」って思い直して、ボクは余計に哀しくなりました......。
マット・コワルスキーって、機動戦士ガンダムに出てくるスレッガー・ロウ中尉とダブるんですけど、そうでもないすかね?
まぁそれだけイイ男ってことですわ。
まだこの作品『ゼロ・グラビティ』をご覧になってない方もいらっしゃるかと思います。
映画館での上映はそろそろ終わるようですが、もうすぐiTunesでの配信も始まるようですので、ボクももう一度iPad miniでジックリみたいと思います。
ゼロ・グラビティ(字幕版)
カテゴリ: Sci-Fi & Fantasy
ゼロ・グラビティ(日本語吹替版)
カテゴリ: Sci-Fi & Fantasy
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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