何なんでしょう、この何処へもぶつける事の出来ない脱力感みたいなやるせない気持ちは......。
ここ一週間余りで起きた怒濤の出来事を浦和レッズファンの皆さんはキチンと消化し切れておりますでしょうか。
この事件(あえて事件と言いますが)を今更蒸し返す必要はないとは思いますし、殊更このブログのようにおちゃらけた場で取り上げるのは似つかわしくないとは思うのですが、こう見えても昔から浦和レッズを応援し続けているファンの1人(サポーターとは決して名乗りませんよ、同列に扱われるのもシャクですから)なもんですから、本件を見て見ぬ振りして黙って通り過ぎるワケにはいかない事情ってのが個人的にあるんです。いたって勝手な都合なんですけれど。
なので取りあえず、記録しておくという意味で、本件をあえて取り上げてみることにします。
本件本件って、何のことだかまだ具体的に書いてないんですけどね。
まぁ本件ってのはこれですよ、コレ。
3月8日Jリーグ浦和レッズ対サガン鳥栖におけるサポーターによるコンコース入場ゲートでの横断幕掲出について|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
発生した事件の質や中身は全然違うんですよ。支配下選手になろうとしている輩と共謀してうまいことルールの隙間を掻い潜る下手な工作をする卑しさと、一部のアホな輩が引き起こした国際的にも問題になるような行為には、似ても似つかない差があるのは確かなんですが、唯一共通しているのはボク個人の中で球団・クラブに対する不信感だけが募るという結果になってしまったということ。
今回の件に言及するとしたならば、そのクラブを贔屓にしているファンの中には賢い人もいれば常識を弁えた人もいるだろうし、粗暴で粗悪でどうしょうもないアホもいたりするでしょうね。
そりゃ仕方ない。クラブは広く門戸を開いて、全てのファンを受け入れなければならないですからね。それは理解できます。
ただ今回明らかになったのは、アホな行為を繰り返すファンを見て見ぬ振りをして事なかれ主義にはしり、以前から燻っていた問題を放置していたに等しいクラブもあるという事実が白日の下に晒されたということなんですよ。
表の顔ではいい事言ってるけど実践を伴っていなくて中身が空っぽな、よくある汚い大人たちのやり口って浅はかな考えが暴露てしまったんです。
えぇ、クラブのスタッフの日頃のご苦労ってのもあったんでしょう。それを否定するつもりはありません。
年に数回しかスタジアムに足を運んでいないし、しかものうのうと眺めのいい周りが静かなスタンドに座って観戦してるような俄かファンに等しいボクが声を大にして言うことでもないと思ってます。
ボクの意見は単なる結果論、間違いを犯した人をただ単に一方的に叱りつけ、まるで極悪人であるかの如く罵り、怒れる世間を煽るだけのものかも知れません。
でもね、今回の件で何が一番残念でやるせなかったかと言うと、やっぱりクラブの初動が全くなっていなかったということに尽きるんですよ。結果的に大問題に発展してしまっている時点で遅いんです。クラブの怠慢なんです。
クラブは遊びで運営してるワケでもなけりゃ、慈善事業でやってるんでもないですよね。営利を目的に経営してるんですよね。
だったら、もう少しキチンとして対応しておかないと、取り返しのつかないことになってしまいますよ。冗談でも何でもなくて。
そういう意味ではJFAの制裁は妥当だと思います。
報道によれば、ホームの清水戦のために用意してた宿泊や交通手段のキャンセル費用も全て浦和レッズが負担するとのこと。入場料やグッズ販売や飲食店の売り上げなどが失われたことに加えて更に負担が増えるワケですが、かなりの負担をクラブ側に強いる制裁となりましたよね。
浦和レッズ、横断幕問題の無観客試合は年間の利益飛ぶ3億円のダメージ
ここまでの大問題に発展してしまった責任がある以上、手放しでクラブを褒め称えることは差し控えますが、それでも相当な覚悟を以って臨んでいる姿勢みたいなものは感じ取れますよね。
先週のアウェイの広島戦から旗も横断幕も鳴り物も禁止になったんでしたっけ。クラブ職員の監視も強化し、観客もそれに大人しく従う場面が美談的に報道されたりもしてますが、それがこれから一定期間続くという事実をボクらもキチンと認識しなければなりません。
それを逆手にとって挑発行為を繰り出してくる他のチームのアホもそりゃあいるでしょう。それにも耐えなければならない。それが我々に科せられた罰で、背負わなければならない十字架です。
まぁ戦っている選手や普通のファンである我々には罪はないはずなんですがね。それこそ理不尽さを感じずにはいられない人もいるかも知れませんが、今回の制裁を含めクラブが決定したルールを破ったりしたら、今度こそ浦和レッズというチームがなくなるかもしれないということも、キチンと認識しておくべきなんでしょうね。
アレが好きだとかコレが嫌いだとか、ソレが面白いとかドレも面白くないとか、そんな悠長なことを言ってる場合じゃないんだぞ!って事ですな、子供じゃないんだから。
何が大事かって、浦和レッズというクラブがこれからも存続して勝負に勝ち続ける事を一番に望んでいる筈なんですから。だったら、浦和レッズというクラブがそのファンも含めて真の意味で再生するまで、しばし辛抱するしかないですな。
事件当日の経過を知った時には、プロ野球ドラフト各種事件の時と同じくクラブに対してほとほと愛想が尽きそうにもなりましたが、その後の応対を見て(JFAの制裁は多分に温情的でもあるとは思いますが)その怒りもだいぶ収まって来ましたので、それ相応の覚悟を以ってこれからの経過とこの事件の成り行きを見続けて行きたいと思います。
しかし、一体ボクは何様なんでしょうな、ははは。いつも通り、あくまでも個人的な見解でってことでご容赦下さい。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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