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2013年12月16日月曜日

672:Facebookって凄いサービスだけど、ちょっと怖いよね...の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のωブロガーこと、ひろさの(@Hirosano)です。

もともとTwitterをやりたくてiPhone3GSを購入し、Twitterからソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)の世界へと足を踏み入れたボクなんですが、しばらくはTwitterの匿名性や緩い繋がりに満足していたので、他のSNSには見向きもしなかったんです。

実際にFacebookにアカウントを作ったのは、だいぶ経ってからのことだったかと記憶しておりまして、まず最初に躊躇したのが実名を登録しなければならないという縛りでした。

散々Twitterで匿名であることをイイことに、本当の自分ではないタイムライン上だけに存在するキャラクターを確立しつつあったため、今さら実名で素のままの自分を曝け出すことに抵抗感があったとでも言えばいいんすかね。

でも、そもそもTwitterのボクが実在するボクとは別人格となりつつあるのだから、Facebookで実名を名乗るボクは本来のボク自身であればよいと思い直しまして、アカウント登録するに至ります。

それが今から2年くらい前になりますかねぇ......。


もちろんFacebookのアカウントには実名を登録しています。それがルールですからね。漢字やひらがなで登録すれば実名だがどうだがわからんだろうとも思ったんですが、先の通り、実在するボク自身としてネット上で振る舞う場も経験してみたかったので、リスクを特に意識せず実名を名乗ることにしました。

その他の基本情報は登録したり登録しなかったりです。

出身高校と卒年は登録しました。おかげで、Facebookで一番最初に友達申請してくれたのは高校の同級生でした。10年以上も前に同窓会があって以来ご無沙汰だったので、互いの近況なんかもやり取りするんですが、まさか相手がタイにいるなんて思いもしませんでした。それでも繋がるFacebookって「すげ〜っ!」って素直に感動しましたよ。

出身大学と卒年も登録はしたんですがね、同級生って言っても学部を超えると9,000人くらいいたんじゃないか?と思えるマンモス校だったんで、当初はなかなか知り合いに出会うことはありませんでしたよ。

今でも年に一度は会って飲む軽音楽部の仲間くらいしかFacebookでの繋がりはありません。同じゼミの仲間とか同じ第二外国語選択してたクラスの連中なんかは、顔も名前も覚えてないですからね。今さら会って話をすることもないし、変に知り合い(と言ってもホントに知ってる程度の浅い繋がり)だというだけで、何らかに巻き込まれでもしたら目も当てられませんから、別に今さら繋がらなくてもいいんです。

ボクにとっての大学は部活中心だったので、今でもそこの先輩・同級生くらいしかFacebookでは繋がってません。それくらいがボクにはちょうどイイんです。

んで、勤め先の会社名は登録したのか?というと、これだけは登録しませんでしたし、今も登録してません。

例え実名を名乗ると言っても、Facebookの世界にまで会社や仕事の事を持ち込みたくなんかないですからね。いくら実在するボク自身がボク名義で活動する場であるとしても、仕事関係の発言(愚痴などを含む)をするつもりはサラサラありませんでしたし、会社や取引先との関係性をそのままFacebookの中に持ち込んでも何もイイことなどないだろうと確信していたので、なるべくなら会社関係の人には見つからないようにしようと当初から考えていましたので、勤務先の会社名は今でも登録していません。

ですが、実名でアカウント登録しているが故に、何人かの後輩には見つかってしまいました。相手から友達申請してきたんですが、「そもそもキミとボクは友達という緩い関係だったかい?」などと野暮な問いかけをするのも憚られますので、ゴネつつも一応友達申請を受け入れることになりました。

このブログも新しいエントリーが更新されるとFacebookのウォールに自動投稿されるようになってるんですが、どれだけのお友達が読んでくれているのか?は非常に怪しいんですがね。教室や部室で毎日顔を合わせるワケでもないし、実名であるという事実以外はそんな緩い感じの繋がりがいつまでも続けばいいかなぁ〜と、そう思ってFacebookは使ってます。

という感じで、Facebookが便利だというのは、高校や大学時代の疎遠になりかけた仲を再び繋げ直すところにあると思ってます。


この間、大学の部活仲間と飲んでる時に、「かれこれ15年以上音信不通のアイツは今頃なにしているんだろう?」ってな話になりましてね。

バンドのGr.だったヤツなんですけど、社会人2〜5年目くらいまでは遊びで週末にスタジオに入ったり、後輩に無理言って学園祭にOBバンドとして出演したりしてましてね。就職してからもたまたま東京近郊に残っていたので、それなりに繋がりがあったんですけど、バブル末期にせっかく入った会社を辞めて以来、どちらからも連絡を取ろうとはしなかったんですな。先輩には冷たい奴らだと怒られたりもしましたが、アイツに我々と連絡を取りたがらない何らかの理由があるんじゃないかと妙に勘繰ったフリして放置してたんですな。ホントに冷たい。

それが飲んだ席で「Facebookで検索してみようか?」ってな話になりましてね。

大学4年間のバンド生活はかなり濃密な時間で、授業に出るよりも部室に入り浸ってギター抱えて喋くりまくる時間の方が多かったですからね。未だにフルネームはもちろん漢字で覚えてましたから、検索は簡単でした。

同姓同名が多く検索される中、卒業大学と卒年から「コイツじゃないか?」ってヤツを見つけまして、恐る恐る基本情報とか写真を見てみると、確かに15年経ったヤツがそこに居たんです。

但し、ウォールの最後の更新は2012年11月。1年以上も前でした。

ダメ元で友達申請してみましたが、その日は返事が返ってくることはありませんでした。

「もうFacebookやってないのかもな......。」と思いました。

ところが、友達申請したその翌日に、承認されたというメッセージと、それとは別にMessengerに新着メッセージが届きましてね。

ヤツと離れていた15年という歳月を埋めるためには、いろいろと話をしておく必要があると感じまして、早速飲みに誘うと二つ返事で「行こう!」ということになりましてね、トントン拍子でサシで飲むことになりました。

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向かったのは、クリスマスで賑わう池袋。何十年も離れていたのに、意外と行動範囲は近くて昔と全然変わっていないというのが不思議な感覚です。やはり東京は広いし人も多いんだなぁ。

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あの頃と変わったのは、バンドの練習後に行くのは安い居酒屋とか、たまに奮発して焼肉屋だったのに、お互いに歳を取ったからか、少し高めの酒も料理も美味い店で飲むことになったということ。時間の経過が我々を少しだけ大人にしたのかも知れません。

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15年くらい経ってますからね。お互いが何をやって何を考えていたのかなどの情報交換を行い、僅か数時間で一気に時を越えて距離を縮めようとする作業は必須でした。

ヤツが会社を辞めた後に何をやっていたのか。

今は何処に住んでいて何をやっているのか。

それを聞き出した後に、ヤツが離れていた間に起こった様々な仲間とボク自身の近況を話しました。

先輩が亡くなったこと。

別の先輩は3度目の結婚をしたこと。

バンド仲間や同級生の近況。

ボクが10年以上前に結婚して、子供が二人もいて、今は意外とマトモな人間らしい生活を送っていること(笑)。

そんな話をしていたら、4時間なんてアッという間に過ぎまして、月曜日のそのお店はもうすぐ閉店みたいで、他のお客さんはあらかたいなくなってました。

まだまだ名残惜しかったのですが、今度は他の仲間と一緒に飲もうという再会を誓い合いまして、終電間近の池袋の駅で別れました。


いやいや、同窓会にFacebookを使うという話を耳にはしてましたが、こんなに簡単に行方不明の友達を探すことが出来るなんて、とても便利だけどちょっと怖いなと、そんなことを感じた師走の夜でした。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり) 【追記】

このエントリーを読んでるかどうかわからないけど、年明けに昔のバンド仲間を集めて飲み会やりますんで、皆さんメールの返事は早めにお願いします。←お前が言うなってか?

(ホントにおわり)

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