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2014年6月10日火曜日

785:【for Blogger】炎上目的ではないが一言物申す〜プロブロガーに対する苦言にまつわるアレコレ〜の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のωブロガーこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

ボクも一応は偉そうに「ブロガー」などと名乗っております。決してプロではないけれど。

ボクの記憶が確かならば、2012年の春頃から自らを「ブロガー」と名乗るというバカな所業を始めておったんじゃないかと。

【旧】煩悩の赴くままに: 246:ブログやってるんだけど、「ブロガー」って名乗ってもいいですか?の巻
はい、調べてみたら、これが初めてブロガーと名乗ったエントリーでした。

そうやって自らを「ブロガー」と定義してはいるものの、実態はサラリーマンが暇潰しに通勤時間を利用してダラダラとした文章を垂れ流しているだけだってのは、ここを訪れる誰しもがご存知かと。だいぶ以前から公言して憚らないですしね。

もし、今の今までご存知でなかった方とか、最近まかり間違ってこんなところに辿り着いてしまった方ががいらっしゃるといけないので、もう一度言ってみましたよ。

なんせ、とっても大事なことですからね。


そんなボクでもそれなりにブロガーらしく出来ちゃうんですから、ブログなんてのは所詮その程度のもんなんですよ。汗水垂らして努力に努力を重ねてやってる人も中にはいるのかも知れませんが、そんなことをしなくても、なんだかそれらしい形になっちゃうもんなんですよ、たぶんね。

ブログの書き方なんて独学だろうが手探りだろうが、やってみればどうにかなっちゃうもんなんです。ヘタに凝った方向に走らなければ、テキトーに駄文をテキストだけでつらつらと書き連ねていくだけでもそれなりにブログらしくなるんです。あら簡単。

誰か先輩のブロガーに師事してその技を盗むなんて必要はまったくございません。そんな徒弟制度はあまり意味はなく、自分で好きなようにやりゃあイイんです。

無料のブログサービスなんてのが沢山あるし、それぞれにユーザーがいて懇切丁寧にブログの書き方だとか画像のアップの仕方だとかアフェリエイトリンクの貼り方だとかをネタにブログ記事をわざわざ書いて下さっているので、よっぽどニッチなところに手を出さない限りはひとりぼっちでも何とかやっていける程度にはなるもんなんですよ、えぇ。

そういう道端に転がってるような先達の知恵ってヤツをタダで拝借して、いっぱしのブロガー気取るのなんてのは花の子るんるん.......じゃなくて、お茶の子さいさいなんですわ。

難しい環境(例えば独自ドメインを取得してサーバーをレンタルしてWordpress環境を構築するとか)でブログをやろうとか、ブログを本業にしてバシバシ稼ごうと思っているなら多少の努力や勉強が必要になるかも知れません。が、そのやり方は千差万別なんで、誰かプロでもアマチュアでもいいから、どこかのブロガーさんの真似でもしてみて下さい。実際にそういうテクニック的なことをちゃんと教えて下さるブロガーさんもたくさんいらっしゃいますから。

そんなブログをやってる人ってのは、世の中に五万と存在するどころかもっとたくさんいらっしゃっいますよね。

プロと呼ばれるブログを収入源としている方やブログがキッカケで本を出したりセミナーを開催する人もいたり、本業は別でもその本業の宣伝を兼ねてブログをやってる方もいれば、本業に嫌気がさしてブログだけで食って行くことを夢見て修行されてる方もいたりして。そんでもってボクのように趣味なんだか暇潰しなんだかわからない片手間でいい加減にやってる不真面目な輩もいたりなんかしちゃったりしてね。なんか申し訳ないんですが、そんなんでもブロガーなんです。その志望動機や自らの存在意義への思い入れなんてのは千差万別なんですな。

ま、それはそれでよくある話でして、たいして面白くもなんともない話なんですが、そのブロガーの方々を観ていてとにかく不思議なのは、その方々の強固な連帯感ってヤツなんですよ。なんていうんでしょう、ブログ業界の寄り合い所帯みたいなこじんまりとした互助会とでも言うんですかね。

前々から、なんか気持ち悪いくらいの仲の良さを不思議に思っていたんですが、最近なんとなくその理由の輪郭らしきものが見えてきましてね。それが確信に変わったのが、つい最近の出来事でした。

自称「プロブロガー」のエントリーがつまらない7つの理由 - Hagex-day info
とても良い参考事例としてこちらのエントリーを取り上げさせていただきます。

ブロガーってのは否定的な事をあまり書かない人が多いんです。それが暗黙のルールみたいな雰囲気があります。

無闇矢鱈に人や物を攻撃的かつ一方的に非難する炎上商法ってテクニックを使うのは如何なものか(炎上に良い炎上も悪い炎上もない)とボクも思うんですけど、イイものはイイという数と同じだけ、ダメなものはダメという勇気も必要なんじゃないかと思うんですよね。

こちらのエントリーを読んで、否定的に捉えていらっしゃるブロガーの方々がどうやら多いようなんですが、それがボクには狭い世界で片寄せあって傷を舐めあっているようにしか見えないんです。

自称だか自他ともに認めるんだかは知りませんが、プロだろうがアマチュアだろうが、ブロガーの書くブログってそんなに毎回毎回面白いはずがないんですよ。その方面に興味を持つ方が食いついたとしても、それはたまたまであって、それが万人受けしてるなんて思うのはブロガーの奢り以外の何者でもないはず。

例えば、多くのApple系ブロガーの情報源であるMacRumorsという海外のニュースサイトがあります。こちらは英語で書かれているサイトなので、それをただ単に翻訳しただけでもボクら日本人にとっては付加価値があります。それを有難いと思っている読者は多いでしょう。個人でそれをやってのけるんだとしたら、生業としてやってるWiredGizmodeLifeHuckerと同じだけの価値がある、素晴らしいサービスだと思いますよ。

また、色んな情報(ニュースだったりブログだったり)をピックアップしてまとめただけのキュレーション的なブログってのもありますが、それをまとめ上げる労力には頭も下がりますし、そうやって情報を整理してくれるのは実に助かったりするんですな、時間の有効活用にもなりますし。

そうやってまとめた情報にブロガー自らの考えをコメントしてくれる個性あふれる素晴らしいブログもあります。独自の視点を垣間見ることができ、ボクとは目の付け所が違うとこちらの見識も広がり、楽しんで読むことが出来たり知識の幅を広げるのに役立ったりもします。

また、ただ単に食べに行ったお店の料理が素晴らしかったとか、買ったものが意外と使えたとか、自分とは異なる趣味を持つ方のコダワリなんてのも、それが自分にとって未知なる情報ならば興味が湧いたりしますし、例え既知の情報だったとしても共通項を見出してほくそ笑むことが出来るでしょう。

そうやって前向きに捉える人ばかりだといいんですが、世の中そんなに甘くはないですからね。誰かにとって有用な情報もありゃ、誰かにとっては愚劣極まりない無駄であったりするものです。

ただ、プロと名乗るブロガーであるのならば、多少は素人よりも見識も深くて洗練された情報の扱いをしてくれるんじゃないかと、世間の人たちが期待してしまうのは仕方のないことなんじゃないでしょうかね。それはプロがつかないブロガーにも多少は期待されていることかと思います。

ところが、どう贔屓目に見たとしても、そういう期待に応えられていないブロガーも残念ながらいたりするもんなんです。期待するのはそちらの勝手だと、ボクのような中途半端な似非ブロガーならば(別の収入源があるのでPageViewが減ろうが困らないので)言い切れてしまうんでしょうが、プロだとそうもいかないですよね?

先ほどの「自称プロブロガーのブログが面白くない理由」ってのはあながち間違ってはいないと思うんですよ。あんなこと程度じゃブログやそれ以外の収入は減らないから動じないってのもあるとは思うんですが、少しは思い当たる節があるでしょう。まったくないと言い切れますかね?

ネットで悪口を言ったら本人から反撃される危険性あり - Hagex-day info
こちらがその後日談になります(後半部分)。残念な気持ちでいっぱいになりましたわ。

認めたくない気持ちは解らなくではないですが、あのブログを「炎上商法だ」とか「叩いているだけ」とか、そういう風にしか捉えられない時点で、自称プロブロガーとその周囲にいる太鼓持ち連中もその目は節穴だと感じている人たちも大勢いるってことに、そろそろ気がついた方がいいと思うんですよ。

ボクがあのブログに対するプロブロガーとその周辺のブロガーによる批判的なコメントを目にした時に感じたのは、「やっぱり井の中の蛙は大海を知らないんだなぁ」という残念な方面の感慨深さのみでした。ここで確信に変わりましたよ。

このブログをつまらないと切り捨てるだけでいいんですかね?

発展性がないって見なかったことにして、自らを省みることなしにスルーするんですか?

ブログを書くことに幸せを感じている人は頻繁に更新するんでしょうが、ブログ以外に幸せを感じている人は頻繁に更新しないこともあるんじゃないでしょうかね?

あなた自身が信じることはあなたにとって真実なのかも知れませんが、よその誰かにとっては虚構の世界の紛い物に見えることもあるんじゃないですかね?

世間は広いんですよ。持論を展開して万人に認められることの方が稀なんじゃないですかね。

先ほどのブログを書いている方は、心の底から自称プロブロガーの書くブログはつまらないと思ってるのかもしれません。申し訳ないですが、プロのブロガーさんの書くブログを拝見していてボクにもそう思った経験が多々あります。どこがどう面白くないかはあえて書きません(具体的過ぎるので)が、ボクが勝手にプロのブロガーに期待してしまっているものとあまりにも違う内容に幻滅することも少なくないっていうボク個人の独りよがりで身勝手な話です。

例えば、他のブログやら2chなどでウケた内容を後追いするだけの二番煎じ的な努力の片鱗すら感じないパクリまがいのブログとか、情報はフローとストックだとか言いながらやたら古い情報ばかり小出しにして(ボクにとっては)見る価値がだいぶなくなってきたブログとか、この間まで言ってたことと180°違うことを平気で言って読者を混乱させるだけの信念のカケラすら感じないブログとかね。

......やべ、具体的にかいちゃった♡

そんなんでPageView稼いで食べていけるだけの収入を得て、ホントに「プロ」って胸を張って言えるんですかねぇ。内容の薄いエントリーを「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」戦法で来られても、こっちは困っちゃうんだよなぁ。プロのブロガーさんにはもっと内容の濃い含蓄のある深い話を期待してしまうんですが、それはハナから無理な要求なんですかね。やっぱりプロのライターとかコラムニストとは違うんですかね?

先ほどの「プロブロガーのブログが面白くない理由」というエントリーを読んだ時、「そうそう、そうなんだよねぇ!」とボクは思ったクチなんです。世間にはそういう目でプロやその周囲に存在するブロガーを見ている場合もあるんです。「たぶんそういう可能性の方が高いんじゃないか?」と危機感というか自覚を持つこともブロガーならば必要なんじゃないかと思うんですよ。「そんなの知ったこっちゃねぇ!」と切り捨てるのは簡単なんですがね。

......でも仕方ないんですよね。誰かの期待に応えても、また違う誰かの期待には同時に応えられないなんて話はよくあることですから。プロのブロガーは常に面白くなくちゃいけないとか、ボクの言いたいことはそこじゃあないんです。

自分たちの仲の良い仲間(プロのブロガー)を非難するネタ元に対して徒党を組んで一斉に批判を繰り返して、「だよね〜」って仲睦まじく狭い片隅でグチグチ言っているプロのブロガーとその周囲にいる連中は、プロブロガーを叩いているネタ元と何が違うんでしょうかね?

個人の見解に対してこぞって誹謗中傷するその様をはたから見ていると、どっちが酷いんだか解らなくなるって話です。非常に気持ちが悪いです。仲が良すぎるというよりも、何か大事な物を守るために必死過ぎて、むしろ哀れみすら感じてしまうのです。

あのエントリーが撒き餌だとしたら、見事に釣り上げられちゃってますよ。やられちゃいましたね。さすがウォッチャー抜かりなし。油断も隙もあったもんじゃないな。

あのFacebookでのやり取りがボクには見ることが出来たんですが、世間に晒されてるという自覚はありますかね?あったらやってないですよね?あってもやってるんですかね?

だとしたら、自分とその周囲の同調者しか見えてないんじゃないですかね。自分の思ったことと同じ意見の者しか受け入れない世界なんじゃないかと、勘違いされても仕方ないですよね。狭いと思いませんか、視野に入っている世界が。

自画自賛ならいざ知らず、寄って集ってお互いを美辞麗句で着飾ろうとする行為そのものがブロガーの名を地に貶めているということに早く気付いて欲しいだけです。

「寄らば大樹の陰」なんですかね?

「長いものには巻かれろ」的な感じ?

そういうのを別の言い方すると「同じ穴の狢」だったりしませんか?

中には、「いやいや、100%は認めないけど一理あるぞ?」って言う勇気のある人がいてもイイんじゃないかと思ったんですが、ボクの見たFacebookのコメントでは唯一ただ1人だけでしたね、まともなコメントを書いている人は。その方もサラリーマン兼業ブロガーさんだったりするんで、やはり視点が違うのかなぁ?なんて勝手に思ってたりします。ご迷惑かも知れませんけど。

こんな事を書くとボクがブロガー業界から抹殺されるでしょうし、ブロガー同志の集まりにも迂闊に顔を出せなくなるかも知れませんが、それは今までとあまり変わらないから別にイイんです。ボクはこれまでもこれからもあのブロガー協同組合からは一歩引いたところ、より世間一般に近いところから、ブロガーという人たちの生態を見ていくつもりです。

だいぶ前に孤高の志を持とうと思ったのも、いつまで経ってもブロガー協同組合の輪の中に素直に飛び込んでいけないのも、そういう役目が必要なんじゃないかと思っているから......いや、別に誰かから頼まれたワケではないんで、それは綺麗事になっちゃいますかね。

正直に言わせていただくと、仲間内でキャッキャウフフしてるのが正直言って見苦しいからです。ごめんなさい。やっぱりボクには無理ですわ。

ブロガー業界から孤立することになったとしても、ボクは本業のサラリーマンの方でボク自身とボクの生きている世界との均衡を保つことができる=まだまだマトモな感覚を保てるから、それはそれでイイんです。

それはボクが真の意味でのブロガーではなく、やっぱり本業サラリーマンの兼業ブロガーなんだからだと思います。

が、それでもボクは十分幸せなので、どうぞお気になさらずに。

これからもブロガー界では目立たず騒がず、ひとり過疎地に密かにたたずむ孤高の存在として、自らが感じたことを歯に衣着せぬ表現で書かせていただく所存です。我慢ならなくなった時には、あえて苦言を呈するっていう、いわゆるひとつの大きなお世話みたいな感じで行くつもりです。それもごくごくたまにだけどね。

決して炎上目的ではなくてね、それは老婆心みたいなもんです。お婆ちゃんじゃありませんがね。通りすがりのおっさんの戯れ言ですわ。

(おわり)

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