かつてまだウチの長男が小さかった頃、そう、今から10年前くらいですかね。その頃のボクの残業中のオヤツと言えば決まって森永製菓のチョコボールピーナッツ味でした。
決してキャラメル味ではありません。絶対にピーナッツ味、それしかありませんでした。
理由はボクがチョコボールピーナッツ味が大好きだったことはもちろんなんですが、もう一つは子供にオモチャの缶詰めを与えたかったからなんです。
今は立派なヒゲもじゃおじさんのボクにも幼少の頃ってのがありましてね。母親と一緒に買い物に行くとお菓子なんかを買ってもらったりして、そんな時は決まって森永チョコボールピーナッツ味を買ってもらってました。目当てはあの「金なら1枚、銀なら5枚」のフレーズで有名なエンゼルマークに決まってますがな。
子供心にしてみると、あのオモチャの缶詰めってのはすこぶる魅力的でして、缶詰めの中には夢のようなオモチャがたくさん詰まっているんじゃないかとあらぬ妄想を繰り広げておりましたよ。
なので、そんなボクの血を引く長男もきっとオモチャの缶詰めを欲しいに違いないと信じて、ただひたすら残業中にチョコボールを1箱ずつ食べるということを繰り返しておりました。
そのうち残業中にコンビニに行ってチョコボールを1箱ずつ買うのも面倒くさいんで、20箱入りのロット単位で購入したりもしましてね。
そこに思わぬメリットもありました。ロットの中には少なくとも必ず銀のエンゼルが1つ含まれていたんですよ。
今から集めようとしてるお父さん、大人買いをバカにしちゃいけませんよ。チョコボールを100箱食べれば銀のエンゼルマークが確実に5枚手に入りますから、騙されたと思って是非試してみて下さい。
えぇ、そうです。
今から遡ること10年くらいまえの話なんで、今はどうなってるか定かではありませんがね(笑)。
ということで、掲題の話へと参りましょう。
そんなチョコボール好きのボクが、新たに発売されたチョコボールの新商品を見逃すはずはありません。
そうです。6月10日に新しく「大人に贅沢チョコボール」ってのが発売されましたので、さっそくコンビニで買って来ました。
今回はこの新商品を余すところなく存分に検証をしてみたいと思います。
こちらがその新商品、森永製菓が贈る至高の一品「大人に贅沢チョコボール厳選ピーナッツ」になります。
写真を撮る都合上、フィルム包装は予め外しております。光が反射しちゃうもんでね。
パッケージも大人びた感じですね。キャッチフレーズのような「カカオ薫る、コクと旨み」ってのがまた渋い。
なんたって、厳選ピーナッツってのは「選別に選別を重ねて選りすぐられたピーナッツを使用してます!」ってことでしょうからね。いかにも美味しそうな写真が載ってるじゃないですか!
......でもね、最下段に小さく書いてありましたよ。
ほら、「写真はイメージです」だってさ......って、イメージなんかいぃっ!
それよりも、もっと恐ろしいことが箱の底には書いてあります。
なんと、これ1箱(39g)でカロリー229kcalもあるんですってよ、奥様。ご飯1膳(160g)で約265kcalと言われてますから、かなりの栄養価。残業には持ってこいですね。甘いモノ食べると頭も冴え渡ってきますし、言うことなしです。←ポジティブだな。
さて、それでは箱の裏面も隅々までチェックしてみましょう。
裏にも大人に贅沢チョコボールのイメージ図があって、その大人なスペックが書いてあります。
この大人に贅沢チョコボールの特徴は、主に3つあります。
- 甘さ控えめマイルドビターチョコレート
- 旨みたっぷり、厳選ピーナッツ
- コクのあるおのろけ層
えっ?!「おのろけ層」って何?
説明致しましょう。
古来、豆を小麦粉などで出来た衣で包んだお菓子を「おのろけ豆」と呼んでいるそうでして、豆と衣が仲睦まじく互いにのろけあっている様からその名がつけられたとか。なんか強引だな。
ということなので、このチョコボールにおける「おのろけ層」とは、ピーナッツを覆うようなサクサクした食感のスナック菓子的な部分を指すようです。
そんな豆知識(ピーナッツだけに←上手いっ!)は置いておいて、そもそも森永チョコボールの最大のお楽しみである、金なら1枚銀なら5枚のエンゼルマークはどうなっているのでしょうか?
なんたって「大人に贅沢チョコボール」なんですから、金のエンゼルマーク1枚で贅沢な大人のオモチャの缶詰めが貰えるに違いありません。
......なんか語感の響きに違和感(?)がありますが、ボクの期待だけでなくいろいろなもんが膨らんできちゃうのは致し方ないかと。
そうか、何もエンゼルマークが金や銀とは限らないのか。大人のオモチャの缶詰めだから、きっとピンクのエンゼルマークがあるのかも知れませんね!←怒られるぞ?
さぁ、どうなんだ、森永製菓さん?!
エンゼルマークは金なのか、銀なのか、ピンクなのか、その辺のところを教えてくださいっ!
いったい大人のオモチャの缶詰めってのは何なんですかっ?!
...
...
...
...
...
...
...
えぇーーーっ?!
......はい、ンなもんはないんですね、残念。
わかりました。ボクの妄想だけが独りで暴走してしまったようです。大変失礼致しました。
では、気を取り直して本来のテーマである、大人に贅沢なチョコボールの味を賞味すると致しましょう。
こんな時に思い出されるのは、時間をかけてジックリと味わうあの食べ方ですな。
【旧】煩悩の赴くままに: 266:【オレ流ライフハック】アーモンドチョコレートはこうやって食べるのが正しいっ!の巻
自称家元であるボクがお届けするアーモンドチョコの正しい(?)食べ方です。
箱の開口部分は普通のチョコボールと同じです。が、やはり何度確認しても大人のオモチャの缶詰めを貰うためのピンクのエンゼルマークは一切見当たりません。←しつこい。 何粒か取り出してみました。
当たり前と言えば当たり前なんですが、ピーナッツの大きさも様々なんで、意外と大きさが不揃いなんですね。
では、一粒口の中に入れて味を確かめましょう。
ふむふむ、確かにチョコレート部分は普通のチョコボールよりもビターな感じで大人向けの味になっておりますな。
続いて、問題のおのろけ層ですが、サクサクとした食感が良い意味でアクセントになっております。
そして、主役とも言えるピーナッツですが、確かに香ばしい味のシッカリとしたピーナッツが厳選されているのが判ります。
確かにこれは大人に贅沢チョコボールです。
このピーナッツ味の他に大人に贅沢チョコボール「濃い苺」というラインナップもありまして、そちらは箱を開けた瞬間に苺の芳醇な香りが漂う甘酸っぱいチョコボールで優れものだとの噂を聞いております。
えぇ、もちろん購入しちゃいましたよ。なんたって甘いモン好きですから。
では今から食べて味のレポートを......とは行きたいところですが、ピーナッツ味のレポートで主だったネタは出し尽くしましたので、これ以上ここで食レポをお送りする必要もないでしょう......。
強いてピーナッツ味との違いを語るとするならば、大きさが均一で、噂通りの芳醇な香りと甘酸っぱい味わいが堪らなくイイってことぐらいですかね。
どうぞ森永製菓さん、これだけ褒めたんです。1ロットずつと言わず、ダンボールいっぱいのチョコボールをボクの自宅までお送りいただいて結構なんですよ。遠慮などなさらずに。
とにかく、コイツらは決してお子様向けの生半可なチョコボールではないってことです、はい。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
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