さっそく掲題の話に参りますが、みなさんは『プロジェクトD』ってのを聞いたことあったり、ご存知だったりしますかね?
えっ?!主題歌は中島みゆきだったかだって?
そうそう、「風の中のすぅ〜ばるぅ〜♩」ってね......
って、おいおい。JASR○Cに怒られちゃうからやめなさい!それは、プロジェクトはプロジェクトでも「プロジェクトX」の方。
そうじゃなくて、ボクの言っているプロジェクトは『プロジェクトD』の方ですよ。
えっ?!藤原とうふ店の倅が車でとうふを配達する話かって?
そうそう、「頭文字D」の主人公が属する群馬の走り屋のチーム名が確かそんな名前でしたよねぇ、えぇ......。
( ꒪⌓꒪)
......いや、それでも完全なる間違いではないんですけど、やっぱり違うんです。ボクの言いたい『プロジェクトD』はまったくの別ものなんですよ。
ボクの言っている『プロジェクトD』ってのは、こちらのプロジェクトのことになります。
プロジェクトD - 被災地に緑と心の復興を!「プロジェクトD」
こちらがプロジェクトDの全貌になります。
『プロジェクトD』の「D」は、決してドリフトの「D」ではございません!←しつこい。
なんと、「D」 はどんぐりの「D」。
2011年3月11日、東日本大震災の津波により大きな損傷を受けた、岩手・宮城・福島等の広大な海岸林。と書いてあるとおり、震災復興のために被災地のどんぐりを採取してそれを別の地で育てて、大きく育ったら被災地に送り返して海岸林の一部として植樹しようっていうのが、ボクの言っている『プロジェクトD』なんです。
これから被災地の豊かな生態系を育むには、何百万本もの苗木を育て、植え、そして何十年もかけた取組が必要です。
全国の大人や子どもたちが被災地とつながり、さまざまな形で応援することにより、被災地の子どもたちとともに、被災地の未来の豊かな生態系と子どもたちを育む『Project-D』をスタートすることとしました。
別に東北以外の地域で生えた木々を植えてもイイじゃないかと思ったんですが、生態系を維持するためには、その地で採取されたどんぐりを育てなきゃ意味がないらしく、今では日本全国で東北地方で採取されたどんぐりを育てる活動が行われています。
たまたまボクはこの活動に参加させていただく機会を得まして、今年2014年3月に被災地で採取されたどんぐりをお預かりすることが出来ました。
それを自宅に持ち帰り、ベランダのプランターで育てておりましたところ、ようやく芽が出て葉をつけ始めましたので、写真を交えながらご紹介させていただこうと思い至ったという次第です。
最初はこんな風にお預かりしたどんぐりをですね、
だいたい深さ1cm〜3cm程度の穴に横向きになるように置きまして、
埋めると。 自宅マンションのベランダに置いてあるプランターで育てはするんですが、なるべく自然に近い環境にして育てなければ強い子に育ちませんので、水やりは本当に雨の降った日に限定しまして、保温するために何かするとか、肥料のようなものを使ってドーピングするなんてことはしませんでした。
プランターの土に埋めたのが3月末でしたので、それほど寒い日はなかったのですが、林の中を模して枯葉の代わりに濡らした新聞紙を敷いてもよかったらしいんですがね。ほぼ放置状態にて芽が出てくるのをただただひたすら待つのみ。
それが2ヶ月ちょっと経った今では、こんな感じになっております。
預かったどんぐりは全部て5つなんですが、いま現在までに芽が出て葉をつけたのは2つのみ。
どうやら芽が出た時期も一緒だし見た目もそっくりなので、同じ種類みたいですね。
どんぐりや葉の形から想像するに、これはコナラですかね?
お預かりしたどんぐりは数種類混ざった状態だったはずなので、まだまだ芽が出なくてもおかしくないそうなんですよ。中には7月に入ってからようやく芽を出す種類もあるそうですから、もう少し辛抱強く待つことにしましょうかね。
梅雨時にはたくさん水をあげた方がより自然に近いんでしょうが、そもそも湿気が多いんで土は乾かないもんですから、どうしたもんすかね。あんまり水をやり過ぎるのも過保護でよろしくないのかな?
と、いろいろと考えあぐねていたら、ほら!
3つ目の芽が出てきたみたいですね〜。よかった。
まだ2〜3ヶ月なので芽が出て葉をつけただけの状態なんですが、これをこのまま育てて行きまして、おそらく来年の秋頃になったらどんぐりを採取した東北の地元に送り返すことになるかと思います。
もちろん、これはボランティアの活動ですから、土とか水とか肥料とかはもちろん、地元に送り返す送料まで全てボクが負担しますよ。
これで津波で崩壊した海岸林が元に戻るといいんですが、それにはまだ何十年という歳月が必要になるんでしょうね。気の遠くなるような話ですな。
東日本大震災に限らず、災害に見舞われた被災地の方々を支援する方法は様々かと思いますが、こんな形で支援する方法もありますよ〜!っていうお話でした。
ちなみに、時期的に当たり前なんですが、残念ながら今年の『プロジェクトD』のメンバー募集は終わってますからね。少しでも興味や関心がある方は、また来年募集があるかと思いますので、先ほどのプロジェクトのホームページをチェックするか、リマインダーにでも登録して忘れないようにして下さい。
ってなことで、今回はここまでっ!
(おわり)
0 件のコメント:
コメントを投稿