共有

2015年8月28日金曜日

969:【夏の思い出】全国少年少女草サッカー大会(通称:清水カップ)奮闘記〜ミニカップトーナメント戦〜の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

前回は8月14日(木)から18日(火)まで静岡市清水で行われておりました全国少年少女草サッカー大会(通称:清水カップ)の最初の関門であるミニカップリーグ戦3試合までをお伝え致しました。

真☆煩悩の赴くままに: 968:【夏の思い出】全国少年少女草サッカー大会(通称:清水カップ)奮闘記〜ミニカップリーグ戦〜の巻
お伝えしたっつっても、ウチのチームの試合だけだけどね。

大会日程的には、全5日間のうちの2日目午前までが終了したことになります。

我がサッカー少年団のここまでの成績をおさらいしますと、4チームでの総当りリーグ戦にて2勝1敗。4チームで構成される組の2位という位置につけております。

この後、同ブロック内の16チームの序列を決めるために、リーグ戦順位別のトーナメント戦「ミニカップトーナメント」が行われます。2位同士が4チーム集まりまして、ブロック内の5位から8位を争うワケです。

さてさて、果たしてウチのチームは上位に食い込むことが出来るのでしょうか?


ミニカップトーナメント戦第1試合

大会2日目午後からは、同一ブロック内の順位別トーナメント戦であるミニカップトーナメントが続けざまに行われます。

ミニカップリーグ戦2位という上々の成績を収めた我がサッカー少年団は、ブロック内16チーム中の5位から8位を狙える位置におりまして、全体256チームの65位〜128位に入ることが早くも確定している状況にあります。

ここからどれだけ上位に食い込めるかが楽しみなんですが、勝てば勝つほど強い相手と対戦する確率が高くなる仕組みとなっておりますので、楽観視はできません。

ミニカップトーナメント戦第1試合は、神奈川のチームで体格的には5年生を中心としたチームのようです。

大会初日から同じ会場で試合をしていたので、その闘いっぷりがすでに目に焼き付いているのですが、背番号20番のCBのしつこく食い下がるディフェンスには目を見張るものがあり、攻撃面でもスピードがあるドリブルを使う背番号10番と7番が中心となってゴールを量産しております。大会2日目午前の試合では惜しくも負けてしまいリーグ戦4チーム中の2位になってしまったようですが、その相手ってのが昨年の大会で3位になった東京の強豪チーム(マインツの武藤選手が小学校時代に在籍していたっていう有名なクラブチーム)でしたので、それも仕方ないのかもしれません。組み合わせ次第ではリーグ戦1位になっても良さそうな、とても強いチームだと思われます。つまり、かなりの難敵っつうことですわ。

前半はその背番号10番の選手にまんまと先制点を取られてしまいました。絶妙なタイミングでディフェンスラインの裏に抜け出し、速いドリブルであっという間にゴールするその選手が、実は5年生であるとは信じられない。そのくらい上手い選手です。選手個々人の技術もイイのですが、各自の戦術理解度も非常に高く、ちゃんとチームとして機能していることが一目瞭然な試合っぷりです。こりゃまずい。

対するウチのチームも、ディフェンス面ではかなり頑張っていました。リーグ戦の初日に比べればかなり改善されてきております。このトーナメント戦初戦でも、攻撃力で勝る相手に対して前半失点1点に抑えられたのは、ウチのCBが頑張っていたのと、そのCBが前に飛び出した際に両SBがキチンとカバー出来てきたからだと思います。失点は相手選手の個人技による力量の差だと思われますが、それでもチームとしてのディフェンス力は徐々に向上していると思います。

問題は攻撃面。前線のFWが1人で孤軍奮闘するのですが、たった1人ではどうにかできる相手ではありません。相手の背番号20番のCBのカバーリング力は非常に高く、ボールを持った途端に真っ先に身体を当ててきて前を向かせてもらうことすら困難。だとすれば、ウチのFWもひとりでどうにかするんじゃなくて2列目のMFやSHと連携してパスを中心に相手陣内にジリジリと切り込んでいけばイイのに......と思ったのですが、いわゆるトップ下と言われる真ん中の位置にいるMFが調子が上がらず上手く機能していません。

そのポジションは背番号9番の我がチームの頼れるキャプテンが任されているんですが、どうも大会前からついたこのポジションにはまだまだ不慣れのようで、今ひとつ元気さが足りません。それまではGKやCBやSBをこなしていた選手でして、身体も大きくて1対1のディフェンスに強く、ボールを持った時の縦への突破力と重たいシュートを得意とするチームの要の1人なのです。が、トップ下としてはプレーがあまりにも消極的で、相手ボールを奪いに行かないし、味方選手のフォローも上手く出来ておりません。自らがボールを持った時も、縦に抜けるドリブルをするでもなし、あまり深い考えがなさそうないい加減で適当なパスを出し相手にボールを奪われるという失敗を繰り返してます。かなり重症ですな。

前半を0-1で折り返し、後半に入ります。早い時間で同点に追いついておきたいところではありますが、攻撃がチグハグでゴール前にボールを運ぶことすらままなりません。逆にカウンターを突かれたり、DFの裏に簡単にボールを入れられたりして、だんだんとディフェンスが軽くなってしまっているようは気もします。GKが「裏取られるなよ!」とか「もっとちゃんと当たれ!」とか指示を出すんですが、ことごとく簡単に抜かれたり裏を取られたりするので、しまいには「だ〜か〜らぁ!何で何度も何度も抜かれてんだよぉっ!」と試合中に仲間を罵る始末。気持ちは解るんですがねぇ......。

相手の攻撃の要である10番は後半からマンツーマンでマークするようになったんで抑えることが出来ていたんですが、ちょっとした隙にカウンターで相手の背番号9番に追加点のゴールを決められてしまいました。これで0-2。

その後も防戦一方でさらなる追加点を与えないことで精一杯。そのまま試合終了となりまして、これでミニカップトーナメント初戦は敗北となりました。


ミニカップトーナメント戦第2試合

日が変わって大会3日目の午前になります。この日は前日までの試合会場である清水袖師小学校から少し歩いたところにある清水袖師中学校での試合となります。

前日のトーナメント初戦で負けているんですが、ブロック内の5位から8位を決めなければならないため、負けたチーム同士の試合があります。つまり初戦で勝てば5位決定戦(勝てば5位、負けたら6位)、初戦で負ければ7位決定戦(勝てば7位、負けたら8位)となるのです。

ウチのチームは前日午後に行われたトーナメント初戦に負けてしまいましたので、本日は7位決定戦を闘うことになります。

相手のチームは千葉のサッカー少年団です。ミニカップリーグ戦は2勝1分の2位通過でミニカップトーナメント初戦はウチと同じで負けております。これまでの得点が僅か2点でここまで来ているところから、得点力はないがディフェンスがかなり堅いチームであることが想定されます。得点は与えずに慎重にして、ウチも得点が取りづらいから引き分けに持ち込んでのPK戦になると予想します。

ところが、敵は別のところにありました。もちろん相手は強いいいチームだったのですが、対する我がチームは全くと言っていいほど覇気が感じられないプレーが目立ちます。大会3日目で疲れているのかもしれませんが、GKとCBの2人以外の選手はボールへの寄せも甘く、全力で走ろうともしません。一緒に観戦していた父兄の方が「今日は全体的に重い感じ(動きが悪い)だけど、なんかあったんですか?」と聞いてくるくらい動きが緩慢で鈍く悪い。

そんな状態では、ただでさえ決定力不足のウチが防御力の高い相手から得点を奪えるはずもなく、逆に得点力が低い相手に前半2点後半2点の計4点も献上してしまう始末でした。これまでで一番ダメな試合っぷり。これでミニカップトーナメント戦は2連敗し、これでブロック内の8位が確定しました。

特に動きの悪かったのは、チームの要であるトップ下のキャプテンと、唯一の突破口と言っても過言ではない攻撃のキーマンであるSH。両名ともチームの中心選手であるにも関わらずハーフタイムで交代させられてしまい、その後二度と試合に復帰させてもらえなかったことから、監督もコーチもかなりご立腹なのでは?と容易に想像できてしまいます。

が、試合終了後のミーティングで監督が話した言葉は短く、「今の試合は負けたんじゃなくて、ありゃ『不戦敗』って言うんだよ。」といく冷静な一言でした。

この試合に勝ちたいと全力でプレーできていたのはGKとCBの2人のみ。その他のメンバーは途中出場した選手も含めてみな闘っていなかったと、最初から気持ちで負けていたと、そういうことだと思います。

試合に負けてもいつもケロっとしている子供たちも、この時ばかりは神妙な顔つきになってました。負けたらどんどん順位が下がるこのシビアな仕組みがようやく今になって解ってきた様子。前日夜のミーティングでも、選手が口を揃えて「あの時ああすれば勝てた」とか「あの時もっと強く行っていれば失点しなかったのに」と発言していたのですが、それに対して監督もコーチも「この大会には反省しに来たんじゃない。反省するくらいなら最初からできることを当たり前のようにやろう。」と言われていたはずなのに、何が負の方向に作用したのかわかりませんが、今回の試合はこれまでで一番ダメな試合となってしまいました。


繰り返しになりますが、これでブロック内の8位が確定しました。

この後、各ブロックの同じ順位のチーム同士が16チーム集まりまして、順位別トーナメント戦が行われます。8位が集まるトーナメントでは、113位から128位を争うトーナメント戦が繰り広げられることになります。あわよくば2桁順位(99位まで)に入れるかな?と思っていたボクも甘かった。そんなに簡単な大会じゃなかったんすね。なんせ全国大会ですから。

とは言え、ここに来て新たな目標が出来ました。

ここまでの成績が実は2年前のウチのチームと全く一緒でして、その2代前のチームは最終的に115位という記録を残しております。こうなったら、残りの3試合全て勝って113位になり、2年前のチーム(今の6年生が4年生の時のトップチーム)を超えることが彼らにとっての最大のモチベーションになるかと。それに一応、順位別トーナメント戦にも優勝がありますからね。一念発起して頑張って欲しいもんです。

ということで、今回はちょうど区切りのよいこの辺りで終わりにしたいと思います。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

0 件のコメント:

コメントを投稿