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2015年12月9日水曜日

1009:【小噺】ボクとカミさんのホラーな会話〜リップクリーム編〜の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

最近はスッカリメッキリ寒くなり始めちまいまして、コートや手袋やマフラーが手放せない、そんな季節になってしまいましたね。

「そんな時、ただ傍に居て、貴女の肩をそっと抱き寄せて温めてあげたい」と思うのは中村雅俊だけでなく、ボクの場合もそうでして。

あれ?「肩を抱いて欲しいの」って歌詞だったっけ?まぁイイか。

オスというサガが織りなす宿命とも申しましょうか、実際にはブログであればこんな小っ恥ずかしい台詞をノウノウと語れはするものの、リアルに目の前に吉瀬美智子さん(通称「美智子たん♡」)のようなボク好みの女性がいた場合には、ただ頬を紅く染めて俯向くだけしかないボクだったりもするのです......。

しょっぱなからワケのわからん話から始まりましたが、今回の本題はホラーです。変態ちっくなおっさんの戯れ言じゃあございません。

しかも迷信とか見たんだか見てないんだか定かじゃないとか、そんな不確定要素満載な話じゃないんです。リアルなホラーです。ブルブル震えが止まらないそれはそれは怖しい話です。

そんじゃ、どんな恐怖現象が起きたのか、さっそくその話を進めて行くことに致しましょう。


事の始まりはTwitterでのつぶやきだった

冒頭にも書きましたが、最近めっきり寒くなってまいりまして、空気も乾燥しがちですよね。日曜日の午後に小学校の校庭で少年サッカーの指導や紅白戦の審判などをしておったのですが、かなり着込んで防寒対策はバッチリだったものの、かなり空気が乾燥していたので肌や唇がカサカサになってしまいました。

夜は夜で地区トレセンのサポートで別の中学校の校庭で夜間照明にさらされながら、寒風吹き荒ぶ中またまたお外でボール拾いなんぞをしていたもんですから、ますます唇が荒れちゃいまして。

帰宅後に入浴剤入りの風呂に入ったので、お肌のカサカサは何となくなくなった感じがするものの、荒れた唇は割れてしまい、自力ではどうしようもなくなっちまいました。

「一晩寝れば何とかなるか?」と安易に考えておったのですが、45歳の老体にはそんな自然治癒能力なんか備わってないことを思い知らされただけでした。

飯を食う時もコーヒーを飲む時もタバコを吸う時も、どうしてもカサカサな唇が気になって仕方がない。もっとツヤツヤぷるるんとしてないといけない唯一の身体の部位ですからね。

なので、通勤を経て会社の喫煙ルームでタバコを吸ってる時にも気になって、ついついこんな事をツイートしてしまったのです。

余計なハッシュタグを付けたせいでしょうね。普段からモテモテのボクに嫉妬するジェラシーの塊みたいな同世代のおっさん連中から、「朝からキモい」だとか「お前の奥さんのアカウント教えろ。言いつけてやる!」だの言われまして。

そもそもウチのカミさんはTwitterやってないので、言いつけようもないんですけどね。

そんなヤッカミ(?)には慣れっ子ですから、適当にあしらいつつ華麗にスルーしまして、続けざまにこんなツイートもしておきました。

いや、ホントにいつ購入したのか不明で、白いキャップに濃い緑色の古めかしいデザインなメンソレータム薬用キャンパスリップが入ってるんですよ、ボクの通勤カバンの中には。

IMG_1589.jpg

こんな感じの濃い緑色ですが、いまどきコンビニで売ってるヤツとはデザインがだいぶ違ってて古臭く感じますなぁ。

こっちが最新版。ツートンカラーになってイイ感じですね。UV成分も配合されてるんですか。そいつは知らなかった。

ボクの所有する10年物の熟成リップクリームは残りが15mmくらいは残っているでしょうかね。まだまだ使えそうだったので、最初にクンクン臭いを嗅いでたぶん問題ないであろう事を確認してから、唇にそっと塗ってみました。一応スースーしますし、何となく効いてるような感じがしますので、しばらくそのまま放置しておきました。

残念ながら、ホラーな現象はここでは起きませんよ。

気がついたら唇が倍以上に腫れていたとか、割れたところから血がダラダラと流れ出して止まらないとか、そんなスプラッター的なのはボクも好きじゃないんで、ここでそんな猟奇的な報告なんてするワケがありません。

相も変わらず、嫉妬深いおっさん連中はヤイのヤイの言うとりまして、「お前の本名でさっきのツイートを垂れ流したら、奥さんがエゴサーチして見つかるに違いないっ!」とか盛り上がってましたので、

とワケわからんつぶやきを残しつつ、またまたテキトーにあしらっていたのですが、その後この話題がタイムライン上で盛り上がることはなくなり、静かに幕引きした......と、そう思っておったのです。

ところが、この話はここでは終わらなかったのです。


帰宅後に待ち受けていたものとは?

やはり使ったリップクリームが古いせいもあるんでしょう。唇のカサカサが今ひとつ治りきってない感じがしたので、「家に帰って飯食ったらもう一度リップクリーム塗っておこう♡」と思いつつ、チンタラ歩いて帰宅しました。

珍しく子供らがまだ起きている時間帯に帰宅したもんですから、何だか賑やかに感じる我が家。下の娘が玄関で迎えてくれました。ただいま。

何やら玄関の小上がりには見慣れない金麦350ml缶×24本ケースとAJINOMOTOのサラダ油とかが入ってそうな贈答用の小箱ととあるプロ野球球団のユニホームを着たオレンジ色のウサギのぬいぐるみが置いてあります。
ボ「何だコリャ?おーい、何これ?どうしたの?」
カ「あ、おかえり〜!またね、新聞とることにしたのよ。、3ヶ月だけだけど。」
ボ「えぇ?だって誰も読まないしゴミが増えるだけだっつって夏に止めたばっかじゃん。」
カ「なんかね、誰も新聞とってくれなくて新聞屋さんも困ってるんだって。ちょうどビールも切らしてるし、サラダ油もなかったから、イイかなぁ〜って思ってね。あと、お正月の書き初めとかで新聞紙使うでしょ?」
このご時世ですからね。そりゃあ活字のメディアは衰退の一途を辿るしかないから、新聞屋さんも相当困ってるのは理解できます。

ボ「でも、金麦350ml缶24本とサラダ油だったら、スーパーにでも行きゃあ3,000円でもお釣りが来るだろうし、新聞紙が必要ならコンビニでスポーツ新聞でも買って読んだ後に使えばイイんじゃないの。読みもしない新聞を3ヶ月もとる契約する必要なんかないんだけどなぁ〜。だいたい、ここの新聞社はヤクルトスワローズのライバル球団の親会社じゃねぇか。かつてプロ野球選手会長だった古田敦也選手(当時)を『たかが選手ごときがっ!』と言い放ったあの爺さんがまだ主筆だかなんだかをやってるところだろ?なんでまたそんなところの新聞とるのかなぁ〜。なんだかなぁ......。」
......なーんてことは口には出さずに、なるべく家庭に波風を立てないよう配慮しつつ、とりあえず置いてあったとあるプロ野球球団のユニホームを着たオレンジ色のウサギのぬいぐるみを思いっきり蹴り飛ばしまして、まずは晩飯を食べる前に部屋着に着替えるために自室へと向かいます。

自室(と言っても長男と相部屋)で着替えて、洗面所で手洗いうがいをしてからダイニングへ。「今日の晩飯のオカズは何かなぁ〜」と探りを入れようとしたところ、ダイニングテーブルの上にも見慣れないものがポツンと置いてありました。

IMG_1590.jpg

そうです。買ってきたばかりと思われるメンソレータム薬用リップスティックが忽然とそこに置いてあるのです。

えっ?何これ?
ボ「......これ、どうしたの?」
カ「あ、それ、買っておいたから。
えっ?!なんで?どうして?

別に頼んでないし、唇が荒れてて痛いなんて一言も言ってないし、そもそも年代物のリップクリームがまだ残ってるワケだし、ボクが後生大事にその古臭いリップクリームを使ってることはカミさんも知らないハズだし......。

それなのに、なんでこのタイミングで新しいリップクリームを買ってくれるのかがようわからん???

なんで突然、そんなに優しいの?

普段は鬼嫁のように厳しいじゃない。って言うか「ザッツ鬼嫁」じゃない、

ビールだって「たまにはプレミアムモルツが飲みたいなぁ〜」って言ってもいっつも金麦だし、っていうか金麦はビールじゃないけどさ。

いやいや、今はそんなことはどうでもよくて、なんだっけ?

あ、そうそう、リップクリームだった。

なんで新品のこれがここにあって、それがオレのなの?

えっ?!ひょっとして......これ、見たの?

ってことは、これも見てるってこと?











いやぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!!

......もちろん、事の真相を聞き出せるほどの勇気なんかこれっぽっちも持ち合わせちゃいないボクなので、何故ゆえにここに新品のメンソレータム薬用リップスティックがあるのかは判らず仕舞いです。

そう、未だに全ては闇の中......。

だって「知らない方が幸せ」ってこともあるって言うじゃないすか......ねぇ?

ということで、季節はずれのホラーな恐怖体験をしたっていうお話でした。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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