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2014年8月7日木曜日

818:【戯れ言】ひろ☆さの、ブロガー辞めるってよ!の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のωブロガーこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

なんていうんですかね、ここ最近密かに思っていたことをこの場で披露したくなっちゃったんですよ。つい数ヶ月ほど前、具体的には2014年の春先の頃から真剣に考えていたことなんですがね。

ただ、それをどう表現してよいのか自分でも解らず、どなたにも伝わりやすい文章に書き起こすことがなかなか出来なくてですね。

いや、時間のある時に文章はツラツラと書き連ねてはいたものの、まとまりがないというか説得力がないというか、ちゃんとした読み物になっていなかったんですね。己の文書作成能力の無さにはほとほと呆れちゃったというか、ちょっとした自己嫌悪にも陥りましてね。

そんな書き連ねたまとまりのない文章を何度となく俯瞰的に眺めてみて、再構成して文章を足したり引いたりしていたら、何となくまともな文章にも思える程度に再編集できて、「ボクの言いたかったことはこういうことなんじゃないかなぁ」という程度に自分自身でも納得出来ましたので、それをこの場で披露してしまおうって試みをお送りしちゃおうかなって、そんな感じなんです。

テーマはもちろん、タイトルにある通り「ブロガーを辞める」ってことなんです。

最後にひと花咲かせてパッと散ってみたいと、そんな辛辣な内容でお送りしたいと思いますので、どうぞお暇な方はお読み下さい。


世の中には「ブログとは何か?」「ブロガーとはなんぞや?」っていう問いかけが星の数ほどありまして、無論その答えは様々。価値観なんぞはバラバラでして、そんでもってそれをテーマに文章を書いてるのはたいていブロガー自身だったりするもんですから、その一つ一つの中身は一気に信憑性が乏しくなっちゃったりもしちゃいまして(当事者の答弁なので客観性がないという意味)、結局ブロガーの数だけブログやブロガーの定義やあり方みたいなもんがあってもおかしくないって感じで、結局ウヤムヤのうちに議論が終わっちゃったり結論が出ないまま発散したりしがちなんですな。すぐにまた誰かが語り始めるし。

なので、ここでも「ボクが思うブログのあり方」や「ボクが考えるブロガーのあるべき姿」ってヤツに限定された話になりますので、他のブロガーが「いやいや違うでしょ」って言ったって何にも始まらないし、そもそも始まってもいないんだから終わることもないってことだけはあらかじめご承知おきいただければと。

たぶん誰が何と言おうとも、現時点でのボクの考えを覆すだけの説得力を持ったブロガーなんてこの世には存在しないと思いますんで、はなから諦めて下さい。なんたってこれはボクの価値観なもんですから、それを説き伏せるだけの力量を持ったブロガーなんているワケがないと高を括ってますから。別に意固地になってるワケじゃなく、ボクを納得させるだけの理論的で口達者な論客なんてブロガー業界にはいないだろうというボクの自負=傲りだと思っていただいても結構です。客観性に乏しい主観だけで語るものだと思って下さい。

つまり、このエントリーを以ってして議論しようってつもりでもなけりゃ、誰かの意見を聴きたいというつもりでもないんです。

いわば独白です。ボクの独り語りです。

そう、そう言われてみれば、ボクがこれまで書いてきたブログのエントリーってのも、そのほとんどが単なるボクの独り言なんですよ。

誰が読んでるかなんて予め想定して書いてるワケじゃないし、誰かに読んでもらいたくて書いてるワケでもないもんで、誰に何かを訴えることはたまにはするにしても、その見返り(同意や批判などのご意見)は一切求めていないという、単なるマスターベーション的な自己完結・自己満足な行為なんですな。

そんなアホらしい行為が何に似てるのか?とない知恵絞って考えてみたんですが、ボクが子供の頃によく聴いていたラジオのパーソナリティが喋るどうでもいい話みたいなもんなんです。世代的に深夜によくラジオを聴いていた年代なもんですから。

違うのは、スポンサーにお金を戴いて行っている企画ではなく、これを書くことで定期的にお給金が戴ける職業ってワケでもなくて、あちらこちらに貼ったアフェリエイトの広告を踏んでもらえば後からいくばくかの小銭を頂戴できるという地道で受動的な他人任せな活動なんですな。

そんなことを言ったらラジオのパーソナリティの方が気を悪くするかもしれませんので、変えてみましょうか。そう、どちらかと言うとバナナの叩き売り的な大道芸に近いものなのかも知れません。「そこの道行くお兄ちゃんもお姉ちゃんもちょっと立ち止まって聴いてっておくんなまし。お代は結構!暇な人だけこちらに注目!」ってな感じで、ウケればバナナを買ってもらえるかもしれないけれど、面白くなきゃお客は目の前から去って行くだけ。そんな感じに似てるんじゃないですかね。

ただ、ブログはバナナの叩き売りとは違って、目の前にはいない聴いているのか聴いていないのかわからない誰かに向かって、自分の身に起きたエピソードや考えをただ述べているに過ぎないもんですから、ビビッドに反応を感じることができるものではないんでね。そんな反応を期待しているつもりでもないんです。

ボクの場合は、ただ単に語れればイイ。一方通行のままで良くて、双方向である必要なんかないんです。面白いとか面白くないとか感想を聞きたいつもりではないんです。同意して欲しいワケでもないし、批判や非難はできればヤメていただきたいと、そう思ってるだけの臆病者なんです。なので、ボクの中では書き終わった時点、もしくはエントリーが公開された時点でそれは完結しており、すでに過去の物になっているんです。

ボク自身が振り返って過去の記録を読んだ時に面白おかしく読めれば大成功で、「あはは、こいつバカだなぁ......ってオレかいっ!」ってノリツッコミできれば御の字なんです。

それがボクにとっての「ブログ」であり、そんな独りよがりで非生産的な活動をこれまで続けて来たというワケです。

「だったら、オンラインで開けっぴろげに駄文を垂れ流すのはやめていただきたい」とお思いになられる方もいらっしゃるでしょう。PCやスマートフォンでチクチクとテキストを打ち込んで、それを保存するだけで後でコッソリと一人で楽しめばイイじゃないかと。

そう、まさに仰るとおりなんですが、その前に一時期「ブロガー」ってものに憧れを抱いていた時期もありましてね。ブログをやりたくてブロガーになろうと思ったのか、ブロガーになりたくてブログを始めたのか、そのどちらも正解ではあるんですが、本業のサラリーマンをやりながら、一方ではブロガーという別の顔を持ちたかったというのが本心だと思います。


そうなると「ブロガーってのはいったい何なんだ?」って話になりましてね。もちろん「ブログを書いてる人」っていう定義に間違いはないんですが、その「ブログを書く」という行為自体にこれまでのボクの人生にはなかった新鮮さを感じてしまったんですね。

少なくとも、ブログを始める前のボクにとっては「ブロガー」ってのは憧れの存在でして、ある種の羨望の眼差しで様々なブログを拝見しておりました。

当初はブログの始め方なんか全くわからなかったですし、写真やら広告やらを無造作にゴチャゴチャと張り巡らしているデザイン無視のブログであっても「なんかすげ〜」と思ったもんです。

何かを表現する場=ブログを持っていて、そこに自身の語りたいことを好きなように書き綴っている人=ブロガーってものに魅力を感じたんですな。そこには自由があると、そう思ってしまったんです。未知なる道に可能性の影を見つけてしまったんですな。勘違いでしたけど。

ブロガーになれば、今まで生きてきた中では味わったことのない、まだ見ぬ新しい世界が開けて来るんじゃないかと、そう思っていたのも確かです。でも、そんな甘い話ではありませんでした。

TwitterなどのSNSで見知らぬ人たちと会話を交わしたり、オフ会で実際にお会いして飲んだり喋ったりするようになり解ったことなんですが、ボクが今まで生きてきた世界はあまりにも狭かったんですね。SNSで繋がった人たちとの交流ですら、そこには今までは知らなかった様々な世界が確かにありました。

なので、きっとブロガーになればまた違った意味での出会いがあるだろうと期待していました。それは、学校の同じクラスの同級生以外に、習い事で出会った他校の同級生と友達になるような感覚。そういう出会いを通じて、会社だけじゃない、仕事だけじゃない、別の世界を垣間見る機会を自らの手で作り出したかったんだと思います。怖いもの見たさで、ちょっと覗き見したいと興味津々だったんですね。

ただ残念ながら、ボクはサラリーマンを辞めてまでブロガーになろうという勇気はありませんでしたし、そこまで困窮も枯渇もしてはいませんでした(いろんな意味で)。

会社の中でコツコツとただ仕事だけを続ける毎日を惰性で過ごすボクにとっては、社会に出て仕事をするってのはそういうもんだという考えが未だにこびりついています。楽して好きなことだけしてお金を稼ぐという行為に、一種の背徳感を抱いてしまうのです。

古いタイプの人間なんでしょうね、見る人が見ると。ボクにとっては至って普通の感覚なんすけど。

もちろん、自分の好きなことをして、それが社会や世間の役に立ち、そこそこのお金を稼いで家族を養っていけるようであれば言うことはないんですが、そんな恵まれた環境が身近なそこらに転がってるワケがないですし、ブロガーがそうだという確信なんかこれっぽっちもありませんでしたし、いま現在もその考え(ブログで飯なんか食えないという考え)は変わっておりません。

寧ろ、ブロガーが書くブログがどれだけ社会の役に立つのかなんて、最初から考えてもいませんでした。なぜなら、はなから「そんなに役に立つワケがない」と諦めていたからです。

役に立つというのは世の中に対する影響力とかの話です。ブログが世の中や社会や世間と言われているものに対して途轍もなく大きな作用をもたらすなど、かつてもなかったですしこれからもないでしょう。多少の影響をもたらすとすれば、紹介した商品や製品や店舗の売り上げとかに微々たる作用があるかないか。かなりピンポイント。ある特定のニッチなジャンルの専門知識をそれに興味がある者にだけ提供するという、極めて限定的・局地的な貢献......だけですかね。それも何処かで拾ってきた二番煎じな情報だったり、誰かが書いた本やブログをなぞるだけのコピペ行為が蔓延している現状では、大した効果など期待できるワケもありません。

それ以外で何かに影響を及ぼすとしたら、そのブロガー自身の特異なキャラクターの喧伝であったり、副次的活動(書籍を出版したりセミナーを開催したりする行為)の広報活動によってもたらされる対価だったり、セルフブランディングと称するブロガー自身の自尊心を満たすだけの効果だったりするんじゃないかと。

要するに、ブログがブロガー自身の何かを変えることはあっても、ブロガー以外の者に対して作用するダイナミズムなんてものははなからないし、そもそもブログという手段ではその目的は達成しづらいのではないかと思うんですよ。

世に出て働くならば何かしら世間や社会というものと接点を持ちたいですし、大きな社会を構成する一員として直接的にその社会のためになることをやりたいですし、そこにいる多くの仲間たちの役に立ちたいですし。個人ではなし得ない大それたそんな目標を達成するためには、寄り大きな共同体に帰属して一つの部品=歯車として自分のできることを一生懸命やるしかないんじゃないかと。なんせ人より秀でた才能なんて持ち合わせちゃいないもんですから、それぐらいしかボクには出来ないんですな。より大きな歯車になろうという努力は絶えずしておりますが。

ボクの価値観というか職業観なんですけど、ブロガーを職業として捉えた場合においては、飯のタネとしてブログという手段を用いて活動することにはあまり魅力を感じることが出来なかったのですよ。実際にやってみて判ったことなんですけど。

まぁ、ブログだけで飯を食ってるブロガーがどんだけいるんだっつう話ですけどね。何かしらの副業チックな活動(執筆活動とかセミナー開催とか)をしなきゃやってらんない因果な商売だと思いますよ。それ自体は否定はしません(そんなの芸能人と一緒じゃん!とは言わない)けど。大変だろうなぁって思うだけです。結局、表面的には取り繕っていても、水面下で足をジタバタさせてるんじゃないかと下衆な勘繰りをしてしまうんですよ、ご苦労様ですってね。

そんな風にブロガーというものを捉えてしまうようになったもんですから、ボクだったらそういう選択はしないと結論が出たいうだけの話です。

最初から「ブロガー」というものに過大な期待(ブログだけで飯を食って行くとか、ブログを書けばサラリーマン辞められるとか)を抱いていなかったからでしょうかね。ボク以外のブロガーさんたちとボクの価値観が180℃異なると解った時点でも、それほど落胆することもなくこれまでブログを書いて来れたのが唯一の救いです。

ですが、やっぱりボクは「ブロガー」ってのを辞めることにしたんです。


確かにブログを始めたから実現した「出会い」というものはありました。ブログを書いていなければ出会わなかったであろう人々とお会いすることも出来ましたし、それなりに交流もさせていただきました。

ただ、思っていたものとは違いました。それはボクの勝手な期待値が邪魔していただけで、出会ったブロガーさんたちが悪いワケではありません。ボクの勝手な独りよがりです。誰か特定の人を責めているつもりも一切ありません。恨むならボク自身の浅はかさを恨むべきなんです。

いろんなブロガーさんとお会いしましたし、会わなくてもTwitterやらブログエントリーなどで会話らしきものをしたこともありました。その世界では有名で著名なプロのブロガーさんにもお会いしましたし、話もさせていただきました。いろんな方のブログも未だに拝見しております。

そこで解ってしまったんです。皆さんどなたも人間的に魅力のある『人』ではあったものの、ボクの知りたかった『ブロガー』というものの生態はボクの期待していたものではなかったってね。むしろ、その『ブロガー』ってものがなんとなく薄らぼんやりと見えてきた初期の段階から、自らを「ブロガー」と名乗ること自体に嫌気が差してき始めていたんです。

本業のサラリーマンの仕事量を減らすことなく、家族の長として休日の家族との交流を怠ることもなく、片手間でちょちょいとそれらしいものが書けてしまうことで、今じゃ完全に舐め切っておりますよ、ブロガーというものを。憧れの存在なんてとんでもない。なりたきゃ誰でもなれる。資格がいるワケでもないし学歴なんか関係ない。エントリーシートを書いて提出することもなけりゃ、面接試験で無理難題を押し付けてくる圧迫面接官と対峙しなくても大丈夫。ブログを始めるのに必要な知識なんてちょっと探せばそこらじゅうに溢れてるし、元手はほとんど掛からないからお気軽手軽で、始めたいと思ったならいつでも誰でもブログを始められる環境に我々はいるんです。

けど、職業としてあまりオススメ出来ないのは確かです。聞かれたら「やめておきなさい」とアドバイスを送ることでしょう。こんな活動をライフワークにしてずーっと食べていけるハズがない。どこかでブログ以外の何かに手を出さざるを得ないのは目に見えてます。それは苦労でもなんでもなくて、食べていくため生きていくためには必要な事なのですが、それも含めて好きなことをし続けると言えるかと言うと、ボクの場合はちょっと違うかな?と、そう思うんです。

ブロガーはブログを書くから「ブロガー」です。本を書くのは作家もしくはライターで、セミナーを開催するのは主催者もしくは講師で、アプリを作るのは開発者で、大学やら専門学校で何かを教えるのは教師です。ブログを書くだけのブロガーなんてほとんどいないのが現状ではないでしょうか。結局、ブログだけで食って行けるなんてのは夢物語なんですね。

ブログを書くのがブロガー、そんな風にブロガーとしての行動のある一面は規定出来たとしても(ブログを一切書かないブロガーがいない限り)、その目的は千差万別ですよね。

少し前に「金を目的にブログを書いてるワケじゃないというのは嘘だ」みたいなブログを読みましたけど、そういう人もいるしそうじゃない人もいるでしょう。ボクもPC版のブログには広告や宣伝をバシバシ出してますので人のことをどうこう言える立場ではないんですが、他のどこぞのブロガーとは違って「金だけを目的にブログを書いてるワケではない」と考えています。

別にサラリーマンを辞めたくてブログを書き始めたつもりはないですし、ブロガーを本業にするなんて自殺行為をサラサラするつもりはありません。小遣いの足しになればイイか?くらいの軽い気持ちで広告を貼ってますが(タバコ代にもなってませんけど)、世の中そんなに甘くないのは予め理解してましたし、思っていた通り何の足しにもなってませんわ。無料のブログサービスを使っているので赤字にはならないですけど。

それじゃ何故飽きもせず毎日毎日こんなクダらない長文を垂れ流すのか。それはブログを始めた当初から変わらず「暇潰し」のためです。

本業のサラリーマンの方である程度自己実現出来ていますし、自分探しなんかする年齢でもないですし、そんな自分なんか探したって何処にもいないのは解りきってますから、他の時間はボケ〜っとしてたって構わないんです。ただ「それももったいない」と思えたので、それまで気がついたことを書き留めていた癖を生かした暇潰しが出来ないかな?と考えたら「ブログ」に行き着いたんです。

多少の野望(ブロガーで大成する)と邪な考え(アフェリエイトで金儲けする)が全くなかったワケではありません。が、それを第一義として掲げていたワケではなく、副次的に淡い期待を抱いていた(=それほど期待していたワケではない)というのが振り返っての自己分析になります。夢見る少女じゃいられませんよ、妻も子もいる40過ぎのおっさんですから。


抱いていた希望と野望が実現しなかったという事実があるものの、それが「ブロガーを辞める」という動機に直接的に繋がるワケではありません。この「暇潰し」というブログエントリー執筆に要する時間を他に有効活用する手段が見つかったというのとも違います。

確かに最近は本業が忙しくてブログのエントリーを書く気力が減退気味なのですが、書きたいことがありゃバシバシ書くだけの準備は出来てはいるんです。

これはボクだけが勝手に思っている事なんですが、いわゆる「ブロガー」、特に「プロと名乗るブロガー」という人たちと同じ穴の狢だと思われたくないというのが今回の発端になってます。先ほどもどこかで書きましたね、「ブロガーというものに嫌気がさしてきた」と、そういうことなんです。

ブロガーというだけで偉そうに高飛車なコメントだけは残しているけれど、実は大して中身もなく実践を伴っていない似非評論家がいますよね。全てのプロブロガーがそうだなんて言ってませんよ。

ある特定の分野における第一人者なのかもしれない。ですが、たとえその世界における先駆者だったとしても、その市場がかなりニッチな狭い世界であるならば、この世に存在する価値や意義を見い出すことはかなり難しいと思うんです。その程度で満たされる自尊心ならそれはそれで結構な話なんですが。

そういう狭い世界に引き篭もった輩の主張する内容ってのは実にくだらなくて、よくよく考えれば当たり前だと気付くような浅くて薄い具体性のない単なる一般論であるか、もしくは一般的には実現が困難な実践に乏しい夢物語であることが多いんですな。

何故に大した経験を積むことなしに「これこそがこの世の定理である」と言わんばかりに薄っぺらい能書きだけを垂れ流す事ができるのだろうか?と不思議に思うんですよ。

まともな人間(自称ですが)から見ると、それは事実誤認とも捉えることが出来る一方的な個人の主観であったりもして、決して万人に共通するような共通理解を得られる見解ではないと思うことの方が多いのですけど、そんなことないですかね?

そんな突拍子もない自己弁護を含む上っ面だけの主張を見ていると「あぁ、やっぱり井の中の蛙ってのは、本当に大海を知らないんだな」と、そんな単純な感慨だけが今ここに事実として認識されるだけだというのに、当の本人は滑稽なまでに偉そうに自慢げに語っているもんですから、その様が実に痛々しい......。

どうにもこうにも、そんな世間知らずな己を世間に曝け出している状況に満足しているこの連中の存在自体そのものが不思議でならないんですよねぇ。

結局、かねてから抱いていたこの疑問が一向に解消することができないんですよ。ブロガーがブログで何かを語り主張してはいるけれど、
それで世間が何か変わったかと言うと、ボクと同じで書いたり公開した時点で自己完結してるんじゃないかと。それがブロガーってヤツならばもう飽きが来たんじゃないかなと。

「自分の敵は全世界共通の敵」だとか「そんな貴方の味方は私しかいない」などという主張なり考えは、周りの様子を窺うことなくただ頭の中のお花畑で作り出された妄想=単なる勘違いとしか考えられないんですけど、どうしてそのような狂人的な発想に至り、それを恥ずかしげもなく広く世間様に恥とも思わず晒すのかが全くもって理解できない。どこぞの大手新聞社がやらかしてしまった事と根っこは一緒。それが多大なる影響があるかないかの違いだけ。

ブロガーが虚空に放つ戯れ言なんて、大勢に相手にされることもなしに無へと回帰するだけの虚しい行為で在るという自覚を持つことが肝要なのではないかと。そう考えると、ブログを書くこと=ブロガーを職業にするという行為はまさに自殺行為そのもの。それが単体で成り立たないのも当たり前のことなのだと諦めもつきますよね?違いますかね?

それでも「我輩はプロのブロガーである」と曰う人たちは、あえて世間から後ろ指さされて極まってしまうド変態なんでしょうか?
それでゾクゾクしちゃって昇天しちゃってるんでしょうか?

繰り出される信憑性にも信頼性にも乏しいその主張は、ある種の怪しげな宗教の勧誘文句とダブって見えるんですけど、それにご本人は気がついてるんですかね。

「ある意図を持って誰かを嵌めようとしてるのではないか?」というこちら側の思い込みもまた陰謀説を彷彿とさせる突飛な発想とも言えなくもないんですが、そう思わせるだけの腐臭がプンプン臭ってきていることに、警戒心を抱く人々も多いって理解してるんでしょうか?

知っててやってるんだったらごめんなさい。こいつは余計なお世話でした。

でも、解っててやってるんだったら、それはそれでかなりタチが悪いということにもなってしまうんですがね。


世の中にはいろいろな考え方があっていいはずなんですよ。中には突拍子もない特異な存在があることも認めましょう。そんなに器量の狭いことを言うつもりはありません。これでも許容範囲をかなり広げているつもりなんですが、それでもその広大な許容範囲から外れる枠外の連中ってのがやたら多いのがこの業界の特徴でしてね。かなり変わった方々が多いと思いませんか?どうしても相容れない連中というか。

そんな連中が必死になって自著の書籍やら主催するセミナーやスポンサーと思しき企業の商品などの案内をブログに書いている行為をみると、それはそれで大変な商売なんだなぁって思うんですよ。プロブロガーって名乗ってるのに、やっぱりブログだけじゃ食べて行けないんだなぁって。

そりゃあ否定的なことなんて自然と書けなくなりますわなぁ。なんせ自由に見えて、実はがんじがらめだったりするんでしょ?

なんか痛々しいくらいに必死でね。見ていて辛くなってくるのはボクだけなんでしょうかね?

やっぱり、生きていくのって、お金を稼ぐのって大変なんだなって改めて思いますよ。世間は甘くないっつうか。

好きで始めたことを商売にしているっていうけれど、好きなことだけして生きているっていうけどね、それは自分にそう言い聞かせているだけで嘘だと思うんですよ。そう思ってしまうんです。そう見えてしまうんです。憧れられる存在にいつの間にやら祭り上げられちゃったから、自らをそう規定してしまったから、そんな弱音なんて吐けないんじゃないかな?ってね。

かなりニッチな、最初からかなり狭いマーケットに絞り込んで狙いを定めた戦略を用いてはいるものの、いずれ限界が訪れるんじゃないかとヒヤヒヤしているかと思うと、ボクなんかには到底生きていける世界ではないと思ってしまうんですよ。

それに、そういう人たちは、自分では多くの人の賛同を得ているつもりなのかもしれない。そして、そこはブルーオーシャンだと思っているんかもしれない。

でもボクから見ると、もう既にそこはあなた方と同じ穴のムジナ、かなり怪しい連中が犇いてる怪しい世界なんだと思うんですけどね。かなりの数の得体の知れない有象無象が流入してきているレッドオーシャンだと思うんですけど、違いますかね?

いやいや、大変な世界ですよ、この業界も。いやいやホントに。

こんなことを書いて、まさに「ブーメランじゃね?」ってのも解ってます。

なんせこれを書いているボクはまだブロガーですからね。自らのブロガーとしての存在意義を真っ向から否定していることになります。

えぇ、解ってます。だから辞めるんです、ブロガーってヤツを。


結局のところ、この世に、この国に、この時代に生まれた意味を問うた時に、己の立ち位置を何と捉えるかによると思うんですよ。

真面目に働き、汗水垂らして生きる者たちを「未だに一方的に搾取され続ける状況に甘んじている愚かな労働者諸氏」と蔑むだけの、かなり偏った上から目線で馬鹿にしている考えが横行しているというのに、そんな特異な主張に対して同調し、時には憧憬を抱き、本を買い、ブログを読み、アフェリエイトのリンクを踏む。その行為こそが「搾取される行為そのもの」だということに気づいた人はどれだけいるんでしょうか?

結局、それにすら気づかないから、会社でもプライベートでもいいように疲弊するまで酷使される結果になってるんじゃないですかね?

好き勝手な主義主張を唱える者たちのことを崇拝し正しいと捉える連中が一定数いる一方で、そんな連中を特異な存在と認識し、遠巻きに眺めるだけでなるべくなら関わりを持ちたくないと考えている人々が存在しているのも確かなんですよね。

でも、そのどちらもかなり少数だって理解してますか?

その他大勢の普通の一般の人々は、そんな連中には関心を寄せないどころか興味の欠片すら持ち合わせていないし、その連中が書いた本も読まなければブログも読まないだろうし、セミナーの告知にすら気づいていないんですよね。そもそもそんな特異な存在に気づいていないまともな人々がこの世の大多数を占めているんじゃないですかね。

大概の人々の人生に登場することすら難しい、脇役にすらなれない、エキストラの中の1人ですらあり得ない。そんなちっぽけな存在がいくら騒ごうとも、それに呼応するのは一般人とはかけ離れた場所に生息する信奉者と、それとは真逆でシュプレヒコールよろしく騒ぐアンチが対抗する構図しか見えてこないんですよ。

騒いでいる内容も決していま現在必須な見識でもなければ機会損失にもならない内容であることの方が多いと。そういう狭い世界でガチャガチャやってるのがブロガーとその取り巻き連中とアンチの生きる世界の片隅のお伽話なんじゃないでしょうかね。

一般のまともな人たちからすれば、対岸が遠すぎて火事が起こってるんだかどうなんだかわからないし、上がるはずの煙すらも見えやしない。そんな遠い遠い異国の果てで起きた出来事は、ニュースソースとしての魅力にも乏しいんだろうな、たぶんね。


少なくとボクは、この世界を構成する多くの人々(もちろん世界中の人々全員なんておこがましいことは言えないけれど、それでもなるべく大勢の人々)にとって何らかの役に立つ、何がしかを還元できるような生き方をしたいし、そのための努力は惜しまないつもりでおります。

それはブログを書くって行為もそうだったし、住んでいる世界の近隣にいる周囲の人たちと関わり合いを持つってこともそうだし、サラリーマンとして働くってことにも共通する理念みたいなもんなんです。

一方で、そのために己の身を削るなどという馬鹿げた行為はなるべくならしたくはないし、そこまで偽善者にはなれない。本業(サラリーマン)以外で収入を得て生計を立てようなどという不埒な考えも持ち合わせていない。

見知らぬ誰かのためよりもまずは家族のことを最優先に考えたいと思う身勝手さも併せ持っているし、それは現実に存在する周囲の連中=仲間に迷惑をかけない程度に、上手く折り合いをつけてこの世界と同調して生きていければと考えているということであり、今はまだその術を探っている途中なんだとも考えています。齢44にしてもたどり着けない高嶺の花を求める物語は現在進行形で進んでおり、未だに未完なんです。

いま与えられた、いや、自分で選択して作り出したこの状況を、心の底から楽しむことは出来なくとも、そこからただ逃避するだけの愚かな行為を選択することなく、現状を把握して上手く立ち回り、そこそこ楽しい平凡な人生を送りたいかなと、常日頃からそう考えて生きているつもりです。意外と「平凡に生きる」ってことが難しいってことも理解しているから、そのための努力が必要だって解っているから、頑張れるんだと思います。

そのために行って来た行動のひとつに「ブログを書く」という行為があったんですが、それがボクの思っていた方向性と少し違ったようでして、そろそろ見切りをつけないとどんどん理想から乖離して行く限界点まで来ているので、修正しようというのが今回のエントリーの主旨になります。


現時点では、少なくともボクは「ブログはなんて素晴らしいんだろう」と恥ずかしげもなく言えるその非常識さに辟易しているし、「ブログを通じて素晴らしい人たちに出会えた」などと狭い世界での集いで満足できる人間でもないということが判りました。ブログはあくまでもマスターベーションそのものであると、そう割り切ることに致します。日記、報告書、戯れ言、独白、独り言、別に「ブログ」と呼ばれなくてもなんでもイイです。

なので、まずは「ブロガー」と名乗ることから辞めてみようかと思います。

なんか「ボクってばバカなんです!」と言ってるような感じに思えて来て、わざわざ自ら恥を晒すドM属性を広く世間様に大公開してるだけじゃないかと恥ずかしくなって来たんです。

プロとつこうがノマドと形容しようが、著名なブロガーって人たちの中で心の底から尊敬できる人物とはまだ出会ったことなどないし、羨望の眼差しを送るべき存在なんて皆無で、このブロガー業界ってのはなんて珍しい生き物が蠢く怪しい世界なんだと、冷静に考えるとそう思えて来るんですよ。

ボクが本業サラリーマンの片手間でブログを書いてる不埒な輩だからかも知れませんが、それでもブログを始めて3年も経つのに、この業界にドップリとハマってるハズなのに、だんだんと恥ずかしいやら情けないやらと負の感情が溢れ出て来てしまったもんですからね。

ここらが潮時と思いまして、いっそのこと「ブロガー」ってのを辞めてみるか!ということに致しました。

言い訳するようですけど、むしろ、プロ以外のアマチュアって枠の中にいるブロガーの方が素晴らしい知識を持ち、珍しくも興味深いブログを書くブロガーさんが多いと思ってます。ニッチかもしれないがツボにハマるような素晴らしい内容を披露してくれるブログってのが沢山あるんだけど、最近はそっち方面のブロガーさんたちの方がある意味で尊敬できる存在が多いような気がするんですよね。余計なしがらみがない分、本音で語ってくれているという印象があって。ただ単にボクの趣味の問題かも知れませんがね。

そんな知名度の低い素人ブロガーには目もくれず、寄らば大樹の陰とでも言いたいばかりに、狭い業界のみでは知名度の高いと言われているプロを崇め奉り、あわよくばそれを利用して自分も伸し上がろうなんて邪な考えを持った連中が多い下衆な世界なんじゃないか?と思えて参りましたので、ここいらでお暇させていただきましょうってなワケです。

『α』がつこうが『ω』をつけようが、プロだろうがアマチュアだろうが、一旦ボクが「ブロガー」と名乗った時点で、狭い世界で持て囃されていい気になっている連中や、互いを利用しようと密かに企んでいる人々や、同じ穴のムジナ同士で徒党を組んで身を寄せ合わなきゃ生きていけないあの業界の人たちと同一視されることになるんだ、そう想像しただけで悪寒がするし、鳥肌も立ちまくるんですよ。

ボクは1人のサラリーマンでしかあり得ないし、それ以上でもそれ以下でもない。だから名乗るならブロガーじゃなくて「サラリーマンでヒマな時にブログを書いてる人」でもいいじゃないか。

ん?ちょっと長いか?

とりあえず、「毎度どうも、さいたまの孤高のωブロガーこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。」ってな挨拶の「ωブロガー」ってところから変えてみようかと思います。

というワケで、今回はここまで。明日から長い長い夏休みに突入しますので、しばらくは休養期間ということで、当ブログの更新は一先ずお休みさせていただ......

えっ?!

「今回が最終回なんじゃないのか?」だって?

いやいや、今後は「ブロガー」とは名乗りませんが、ここは継続しますよ。

誰もブログを辞めるとは言ってませんからね。

そもそもここってブログだか日記だかわからないのは今までと同様ですし、とりあえずここで駄文を垂れ流す行為まで辞めてしまったら、通勤電車で暇を持て余しちゃうんでね。ボクが困ってしまいますから、気が向いた時にくだらない話をツラツラと書き綴る行為だけはやめられませんよ。

通勤電車の中で暇を潰すのにもってこいな「ブログを書くという行為」は今後とも継続させていただきますので、これからもどうぞご贔屓に。

ってなことで、今回はここまでっ!

次回はいつ頃か?は内緒です!

(おわり)

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