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2016年6月27日月曜日

1085:【食レポ】キミが担担麺に求めるのは「辛さ」だけなのだろうか?〜四川担担麺阿吽編〜

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

そろそろ書いてるこちらが飽きてくる頃合なんですが、まだまだ続けますよ「食レポ」。だって写真がまだまだあるんですもの。

ということで、今回は雰囲気をガラッと変えまして麺類です。ラーメンです。それも、ふつうの醤油とか塩とか味噌とか豚骨じゃなくて、いきなりの担担麺。

なんでかっつうと、こちらを拝見して食べたくなっちゃったんだから、もうどうしようもないっちゅう話。

[ま]四川担担麺 阿吽(あうん)の「つゆ無し担担麺」を喰らう/辛さと痺れのレベルが選べる美味しい担担麺 @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
最近、参考にさせていただくことが多くてすみません。しかも後追いのように同じ店に行って食レポしてすみません。

っつっても、つゆなし汁なしが食べたいワケじゃなくて、ボクが食べたいのは汁ありありの担々麺なんすけどね。あ、担々麺じゃなくて担担麺か。


果たして担担麺に何を求めるか?

ひとくちに「担担麺」っつってもピンキリでしてね。ウチのカミさんなんかは辛いモンが苦手なクセして担担麺好きなんすけど、あの胡麻の風味が堪らないらしいんです。だから「辛くない担担麺」っていう無理難題を押し付けて来たりするんでこれまた厄介なんすけど。

でもまぁ、普通の人なら担担麺に求めるのは「辛さ」ですよね。でも、辛さだけを求めるなら何も担担麺である必要がなくて、中本蒙古タンメンとか北極ラーメンとかを食べてりゃイイんですよ。アレはアレで好きなんですけど。

ということで、今回ボクが欲しているのは「辛さ」ではないんです。それじゃあ何を求めてるのか?って話になりますわね。

四川料理のポピュラーな代表格と言えば麻婆豆腐。異論は認めますが、ここでは麻婆豆腐ってことにしておきます。

そんな麻婆豆腐も辛いだけじゃ芸がない。辛さも必要だけど肝心なのは「痺れ」。あのビリビリと舌が麻痺する感覚とか、唇が何倍にも腫れ上がっちゃったんじゃないかと錯覚する感覚が、どうしても今のボクには必要なんです。←知らねーよ。

その「痺れ」の元になるのは「山椒」。しかもそんじょそこらの山椒じゃなくて「花椒」があの強烈なアクセントをもたらすのに必要不可欠な唯一無二の存在なんです。

ボクも何て読むのかわからないのが「花椒」

正解は「ほぁじょー」とか「ほぁじゃん」とか読むそうなんですが、花山椒と同じなのか違うのかもわからないのが「花椒」。

iPhoneの辞書には入ってないので、いったん「はなざんしょ」と打ってわざわざ「花山椒」を表示させてから「山」の字を消さなきゃならないから面倒くさくて仕方がないけど、その良さをどうしてもお伝えしたくなるのが「花椒」。

その「花椒」をふんだんに使った麻婆豆腐とか担担麺が食べたくて食べたくて仕方がないので、今回は先人の知見(さっきのブログね)を拝借しまして、割と最寄駅から近い定期券内で途中下車できる北浦和駅で寄り道することにしました、というのが事の経緯と発端になっております。


ボクをメロメロに痺れさせておくれっ!

それでは早速、通勤で使っている京浜東北線を途中下車してぶらり旅を洒落込むことに致します。

っつっても改札を出て階段を降りるだけで到着しちゃうんで全然ぶらりもしてないんすけど。

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場所はJR北浦和駅の改札を出て、券売機に向かって右側(だから東口になるのかな?)の階段を降りてすぐ。

駅によくある立ち食い蕎麦屋さん的な位置付けの店舗になりますので、それほど広くはありません。車で行くと近隣のコインパーキングを使うことになるかと思いますので、なるべく公共交通機関をご利用になってお越し下さい。←店の人?

この「四川担担麺 阿吽」というお店はどこかで聞いたことあるなぁ〜と思っていたら、東京は文京区湯島にある担担麺で有名なお店でした。

いつかは食べに行きたいなぁ〜と例のEvernoteにも情報を保存してあったんですけど、東京メトロ千代田線ユーザーではないし、JR御徒町駅から行くにしても少し歩くしで、なかなか行けず仕舞いだったボクの「いつかは行きたいお店リスト」の中にあるお店でした。

今回はお店の方が譲歩してボクの方へと歩み寄って下さったため、それにお応えしようってな寸法です。←相変わらず自意識だけは過剰な「意識高い系」なんだな。

さて、先ほどの参考にさせていただいたブログにもありましたが、このお店の特徴は担担麺の「辛さ」と「痺れ」を自分好みに自由自在にも調節できるところ。

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ちょっと読みづらいかも知れませんが、「辣油の辛さ」も「花椒の痺れ」も0〜6の7段階で別々に調整できます。

今回は初来店ということもあり、「当店の基準」と記載のあるLevel3の「辛さ3、痺れ3」で行きたいと思います。

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券売機は「0〜3」と「4〜6」でボタンが異なりましたが、同じお値段でした。たぶんどっちを選んでもどうにかなるかと思いますが、この食券をご覧になるとお解りいただけるように、客の好みに応じて「辛さ」と「痺れ」の度合いを書き込めるようになっております。テキトーに異なるボタンを押すと店員さんのお手を煩わせるだけになるかと思いますので、大人ならば適切なボタンを押しておきたいものです。

店員さんに「紙エプロンのご用意もありますが?」と親切に声をかけていただきましたが、今回はエプロンなしで挑戦してみたいと思います。

注文してから待つこと数分、いよいよ待望の四川担担麺 Level3(辛さ3、痺れ3)が目の前に現れました。

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見た感じでは辣油の量も結構多め。挽き肉の上には花椒もたっぷりと振りかけられています。

まずはスープからいただくことに致しましょう。

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うーん、イイ色ですねぇ〜。胡麻が練り込まれたスープに適度に辣油が浮かび、絶妙なコントラストを描いております。これぞ担担麺のスープって感じじゃないでしょうか。

かき混ぜる前に今度は辣油多めでスープを一口。

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もちろん辛いに決まってます。が、途轍もない「辛さ」かって言うと、そうでもないような。これならもっと上のレベルの「辛さ」を目指してもイイかも。

今度は辣油成分少なめでスープを一口。

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「あぁ〜、担担麺のスープってやっぱり胡麻が入ってるんだなぁ〜」って感じの芳ばしさ。「辛さ」や「痺れ」が苦手な人もLevel0にしてこのスープを味わうだけでも価値がありますね。ウチのカミさんならそうしそう。

さて、数少ない担担麺の具材の中でも厄介なのがこの挽き肉になります。コイツには十分注意しなけりゃなりません。

最初は麺の上に乗って存在感を存分にアピールしまくっていやがるんですが、混ぜるといつの間にか底に沈み込んでしまい、最後まで残ってしまいがちです。とりあえず一口だけでパクっといただきます。

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この挽き肉には花椒がたっぷりとかかっているので、いきなり口の中には心地よい「痺れ」が広がります。そう、ボクか求めていたのはこの花椒がもたらす強烈な痺れだったんです。もう最高っ!

挽き肉の他には三つ葉だか水菜だかが乗ってまして、先ほどのメニュー表の写真とは少々異なる仕様になってました(メニューの写真はほうれん草かチンゲン菜のおひたしっぽかった)。

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シャキシャキとした食感が他の具材とは異なり、よいアクセントになってますな。水菜で正解かも。

麺は太くもなく細くもない中太のストレートに近い麺。縮れはあまりありません。

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担担麺はスープに胡麻を使っていて粘度が高いので、ストレート麺でもよく絡むからなんですかね?この麺も美味いです。茹で加減もちょうどいい感じ。

この麺に花椒が練り込まれているのかよく絡んでいるのかわかりませんが、麺を食べるたびに口の中の痺れの勢いが増す感じがします。もちろんボクには最高のシチュエーション。もう舌がビリビリして痺れまくってます。こりゃイイねぇ〜。

もちろん最後はスープを一滴も残さずに完食。

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いゃあ〜美味い。当たり前ですが「担担麺を食べたなぁ〜」って感じ。

もちろん食べ終わった後、舌にも唇にも心地良い「痺れ」が余韻として残ってます。感覚的には唇が腫れていかりや長介になった気分。これはボクにとっての最高の褒め言葉です。

このエントリーを書いてるだけでまた食べに行きたくなっちゃう、そう思える食べ物って多くはないんですが、この阿吽四川担担麺がまさにそれ。またすぐにでも食べに来ちゃいそうです。

たぶん、今夜飲んだ後に途中下車して食べに行っちゃうと思います。罰として、そこから徒歩で家まで歩くという試練を己に課すことと致しましょう。


今回食べたのは白胡麻ベースの普通の担担麺でしたが、黒胡麻担担麺もあるみたいですし、参考にさせていただいたブログにある汁なし担担麺もあるみたいです。

ですが、おそらくボクは飽きるまで白胡麻ベースの普通の担担麺をしばらく食べ続けることになるでしょう。

次回はLevel4(辛さ4、痺れ4)にチャレンジしようかな?

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説明書きにはよれば、Level4は今回食べたお店の基準となるLevel3の3倍の辛さになるそうです。

例えて言うならば、今回食べたのがデニム(スレンダーでも可)の量産型ザクだとしたら、次回挑戦する相手はシャア専用担担麺ということっすね。っつってもどっちも赤いので最初からシャア専用っぽいんすけど、この際それはどうでもイイか。

何度も言いますが、ボクが担担麺に求めているのは「辛さ」ではなく「痺れ」なので、いつかは「辛さ」にも限界が来るでしょう。「辛さ」が上限に達しても「痺れ」だけ強化することもできるので、例えば「辛さ4、痺れ6」なんて注文をする日が来るかも知れません。

おいおいレポートさせていただきますので、乞うご期待下さい。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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