共有

2015年3月4日水曜日

902:【戯れ言】iOSパブリックベータ版公開はAppleが敗けを認めたも同然じゃないのか?の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

まことしやかに噂されてるこのニュース、皆さんもご存知ですかね?

Apple will fight iOS bugs with first-ever iOS Public Betas: 8.3 in March, 9 in summer | 9to5Mac
またこの人の記事だったのね。

そろそろiOS8.2がリリースされるそうなんですが、その後のiOS8.3から開発者だけじゃなくて一般のユーザーにもベータ版を限定的に公開してくれるそうなんですが、これってどうなんでしょうかね?

今回はこの話題について考えてみたいと思います。


まずはいつもどおりにニュースの内容を確認しよう!

海外赴任の可能性を信じたくないけれど自分で決められるワケではないサラリーマンであるが故に真っ向から否定もできないので、必死になって英語に馴染もうと努力してるフリを醸し出すためにここのところやたらと英語のニュースソースを持ち出したりしておりますが、やっぱりよくわからないので日本語のニュースを参照してみたいと思います。

アップル、iOSのバグ対策にユーザーのさらなる助けを求める | ReadWrite Japan
やっぱり日本語のニュースの方がわかりやすい!←当たり前。

昨秋にリリースしたiOS8がバグだらけで失敗したAppleが、起死回生の秘策としてパブリックベータ版を公開してユーザーにテストさせるという手段を取るようです。

こちらの記事はかなり好意的とも取れる内容で書かれておりまして、


パブリックベータ版によって、アップルはファンに新機能を早々に試してもらいながら、バグを見つける絶好の機会を得ることになる。続々と参加者が加わって、数多くのテスターがベータ版を手にすることになるだろう。そうなれば、実際にソフトウェアの性能を試してもらい、早期にバグを発見する確率も跳ね上がるというわけだ。いわばアップルは、バグを潰すモグラ叩きゲームに必要な、巨大な木槌を手に入れるのだ。


と、以前にもOS Xで使ったことがあるこの手段を歓迎している様子。

また、多少の皮肉を込めて

もちろん、同社にとってはもう一つ明白な利点があるだろう。パブリックベータ版ならば、バグがそこかしこで発見されても、織り込み済みの言い訳ができるということだ。「これはベータ版のソフトウェアなんですよ!そうなるのはわかっていたでしょう!」


なんてことも書かれてますので、大手を振って大賛成というワケでもなさそうですが、そのサブタイトルには「失敗を成功に変える」と銘打っておりますので、この話は苦肉の策ではなくむしろ「上手い手を使いやがるな(笑)」といった捉え方をしているように見て取れます。

それは果たして本当にそう言い切れるものなんでしょうか?


ユーザーにバグ出しをさせる行為は罪じゃないか?

短期間ではありますが、かつてはソフトウェア開発に携わった経験があるボクから言わせてもらいますが、まずは「ソフトウェアやアプリケーションには多少のバグはつきもの」という風潮が個人的には許せません。とある顧客向けの特別仕様の単体プログラムならいざ知らず、一般のコンシューマー向けに開発されたソフトウェアならば、その影響範囲は広範に渡ることは明らかなので尚更です。

以前にもここで語ったことがありますが、完璧さをいくら追求しても限りがない話ではあるものの、他のハードウェアのようなリコール問題に発展させることもなく、何となく「間違っちゃいました、テヘヘ♡」と言えば許されるその雰囲気がなまっちょろいというか甘いといか......ホント「舐めてんしゃねぇぞ、こらっ!」的な憤りを感じずにはいられないのです。

この際だから、数々の己の所業や失態はさておきまして......。

人間誰しもが間違いを犯してしまうものかも知れませんが、それを極小化するために人は集い、組織を作って英知を結集し、システマチックな方法にて検証を繰り返し行い、万全の状態にて作り上げた製品を世に送り出すんじゃなかったでしたっけ?普通のメーカーさんならそんなこと当たり前ですよね?

それなのに、世界有数の発展を遂げ人材も資金も十二分に保有する大企業が、己の傷みを伴わない方法にて自らの罪を浄化させようとしているのに、あなた方はまるで飼い主に尻尾を振ってみせる仔犬のように、3月中旬にリリースされるという噂のパブリックベータ版を我先に試さんとこぞってダウンロードするんでしょうなぁ。

そんな我々の様子を見て「最高のショーだと思わんかね。見ろ、人がゴミのようだ!!」と言われているかも知れないというのに......。

これまでアプリ開発者向けに限定してベータ版を公開してきたのも、別にiOSのテストのためじゃなくて、個々のアプリが最新版iOSに適合するような改訂を行うためですからね。誰しもがAppleに協力してバグ出ししてるワケじゃなく、己の開発したアプリがちゃんと動作するように必死になって努力してるんでしょうから。それがアプリ開発者の矜持ってなもんです。

Apple信者だとか言われてるコアなファン層がいるとして、その方々がテスターとしてパブリックベータ版のバグ出しに精力的に参加することは目に見えてます、まるで俺自身がAppleを支えてやっているんだとばかりに。そういう意味ではホントに上手い手を考えたもんですな。二番煎じですけど。

まぁ、かく言うボクもiOS製品を複数持ってたりもしますから、普段メインで使っているiPhone5sはそのままiOS8.1.3にしておく(いや、パブリックベータ版が出る頃には正式にリリースされたiOS8.2になってるかも?)としても、カバンの中で永い眠りから目覚める時をジッと待っているiPhone6plusの方で試してみることはできます。

が、しかし、何かこのAppleの掌の上で踊らされる感が堪らなくイヤなんですよねぇ......。天邪鬼なもんですから。

なんか同じ事の繰り返しになるようですが、Appleにはハードウェア並みに精巧に作り出されるソフトウェアを期待したいもんです。iOS9シリーズまで待たなきゃならんのかも知れませんがね。

それにしても、最初で躓くと後が大変ですな。

リリースされてから半年経とうかってのに、まだiOS8がインストールされたデバイスは75%なんですね。あーあ。


そう言えば、この『真☆煩悩の赴くままに』というブログが本日から5年目に突入致しました。

特にブログをやる意味だとか意義みたいなもんは1年前のこの時から何にも変わっておりませんので、あえて「◯周年記念!」みたいなエントリーにはしませんでしたけど。

真☆煩悩の赴くままに: 720:【祝】『真☆煩悩の赴くままに』が4年目に突入しましたっ!の巻
いやぁ相変わらずいい内容だこと。

いや、変わってないのはブログを書き始めた4年前からかな。なーんも変わっちゃおりません。

1年前のこの時から変わったことと言えば、毎日更新しなくなったことくらいですかね。マイペースでやらさせてもらってます、はい。

こんな感じで今後も細々と続けて参りたいと思いますので、どうぞおヒマな方は空き時間にでも読んでやって下さいな。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

0 件のコメント:

コメントを投稿