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2014年10月17日金曜日

846:【読んだ】話題の『イニシエーション・ラブ』をAmazonでポチってソッコーKindleで読んだ!の巻(ネタバレなし)

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

つい先日10月15日(水)の昼休みに、会社の自席で昼飯を食べながらPCでYahoo!ニュースを観ていたら、コイツが目に止まりまして。

Yahoo!ニュース - 松田翔太×前田敦子『イニシエーション・ラブ』映画化(シネマトゥデイ)
このニュースでした。

「そう言えば、何か聞いたことある小説だけど読んでなかったなぁ」と思いまして、気になったもんですから「電子書籍があったら読んでみるか」とiPhoneのSafariでAmazonを検索して、1-Clickで購入して鞄の中に入っているKindle paperwhiteに転送しておきました。

うーん、なんて便利な世の中になったんでしょう(笑)。


なぜボクの記憶にこの10年前に書かれた本の記憶が残っていたかと言うと、こちらのブログで紹介されていたから。

[ま]最後のどんでん返しが話題の恋愛小説「イニシエーション・ラブ」/ネタバレ無しの感想 @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
いつもお世話になっております。

たいていWebで得た知識や情報ってのは、読み手であるこちらがキチンと意識してないと頭の中をスルーするだけで記憶に留まることがない(そうじゃなきゃこの溢れる数多の情報など捌き切れない)のですが、こちらのブログの冒頭に書かれている「最後の2行のどんでん返しがすごくておもしろい恋愛小説という評判で手に取った一冊。」というフレーズのおかげで印象に残っておりました。っていうか、ちゃっかりボクのEvernoteの読みたい本リストに記録されておりました(買ってから判ったこと)。

「40半ばのおっさんが恋愛小説?」と思わなくはなかったんですが、ボクはどうにもこの「最後にどんでん返し」ってのに滅法弱くてですね、映画だと『チ・ン・ピ・ラ』とか好きなんですよね。

あ、コイツもついでにポチっとこうかな。この間Twitterで川島透監督にリプ貰ったことだし。

......いや、そうじゃなくて、小説『イニシエーション・ラブ』の話でした。

読み始めたら面白くて止まらなくて、行き帰りの通勤時間を1往復半分(3時間くらい)費やしただけで一気に読んでしまいました。

前回の「それまでは読みたい本でも読んで......」はこの『イニシエーション・ラブ』のことだったんすよ。

もちろんブログなんか書いてる暇があったら読もうと勝手に休載ですがな。まぁ意外と早く読み終わったんでこうしてまたブログ原稿を電車の中で書いていたりするんですが。


舞台は1980年代半ばのバブル時代頃、20代前半の若者が主人公の恋愛小説だったんですが、ちょうど世代的にハマったんすかね。ボクもその頃は高校生だったんで。

懐かしい曲のタイトルがそのまま各章のサブタイトルにもなってたりして、そこに意味があるのかないのか考えながら読むのも面白かったんですが、そもそもこの本はとある人たちによると「本格的なミステリーに類する」としている方々もいらっしゃるので、早く先の展開が知りたくなり、最後のどんでん返しを思う存分味わいたいっつうワケでかなり急いで読んでしまった感があります。

ボクはあまり伏線とかトリックとかそういうものを考えながら読まずに作者のトリックに騙されやすい純粋(と書いて「ピュア」と読むが意味は「鈍感」に限りなく近い)で賢明な読者なもんですから、もちろん気持ち良いくらい騙されました。

途中で話の辻褄か合わない箇所が出て来て「ん?前に書いてる事となんか違うけど、これは作者が呆け始めたというオチか?」なんて失礼な事を考えながら読み進めてまして、もちろんそんなことはなくてボケているというかボンクラだったのはボクの方だったという話になります。

っていうか、最後まで読み終わった瞬間は、頭の中が?マークだらけで、しばらく意味が把握出来ませんでした。ホントにボケ始めたんじゃないだろうな、ボクが。

その間数秒でしたけどね。そんでジワジワと頭の中からこの話の真実が湧き出て来まして、ボクが望んでいたとおり「あはは、な〜んだ。そういことかぁ。コイツは一本取られた。ははははは!」という事になりまして、読後の心地良さはさておき2周目(もう一度最初から読み直す)に入りました。

オチが解ってて読むのもなかなかオツなもんでしたよ。「あぁ、これが?!ハハァーン、なるほどねぇ〜!」なんてな感じで復習するのも面白かったです。そんな暇あったらブログ書けよって話でもあるんですがね。

ネタバレになってないよな、大丈夫だよな?

ま、本格ミステリーってのは言い過ぎだと思いますが、かなり気楽な気持ちでサクサクと読めますので、気になる方はご一読下さい。オススメです。

推理小説というかミステリー物としてではなく、純粋に恋愛小説としても結構楽しめましたよ。これは主人公たちとボクの世代が近いからという設定によるもので、今の若い人たちにウケるかどうかは微妙。そんなに遠距離ではなかったけどしょっちゅう車で深夜に彼女を送って帰ったとか、カセットテープにレコードから好きな曲をダビングして車でかけてたとか、まだ恋愛経験が浅かった頃の気持ちとか、そんなことを思い出して懐かしむにはもってこいですな。ははは。

この小説を知るキッカケのブログでは、この『イニシエーション・ラブ』の実写映画化のニュースに際して、このようなエントリーも書かれてますのでご参考まで(ネタバレはありませんので、ご安心を)。

[ま]あの「イニシエーション・ラブ」が松田翔太&前田敦子で映画化だと?/おまけでYahoo!砲いただきました @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
ホント、どうやって映像で表現するんでしょう?かなり難しいとボクも思います。


最後に、Kindleでミステリー小説を読む際の注意点なんぞを。

Kindleって気になる箇所をなぞってハイライト表示にしたりメモを書き込めたりする機能があるんで、便利なんですよね。

先ほどもミステリー物にはつきものの伏線がどうのこうのとかいう話をしましたけれど、Kindleで読んでる限り気になった箇所をハイライト表示にして後で見返すことができるんですが、実はこのハイライト表示を他の読者と共有出来ちゃう機能なんかもあったりしましてね。

IMG_3908.png

ミステリーを読む時にこれがどうなるかっていうと、買ったばかりで初めて読む本でも勝手に伏線らしき箇所がハイライト表示になってたりします。鈍感なボクはそれでもイイんですけど、鋭い洞察力のミステリーファンの方だったら「何を勝手に重要ポイントをハイライト表示にしてくれちゃったりすんだよっ!」って事になりかねませんので、予め設定を見直しておいた方がよろしいかと。

IMG_3907.png

Kindle Paperwhiteだとスクリーンショットを貼り付けるのが面倒なので先ほどからiPhoneのKindleアプリでお送りしますが、たぶんどちらも同じ設定項目だったかと。

なので、ミステリーとか推理小説をKindleで読む時には、この「ポピュラー・ハイライト」の設定をオフにしておくことを強くオススメしまして、今回は御開きにしたいと思います。

えっ?!来年公開の実写版は観るのかって?

まぁ、あのトリックをどういう風に映像で表現するのか非常に興味があるので、たぶん観に行っちゃうんでしょうねぇ......。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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