いやぁ〜、寝る子は育つと申しますが、もう既に育ちきってしまったおっさんは寝るのが早いと起きるのも早くなってしまいがちでして、22時頃に床に就いたボクなんですが、早朝に目が覚めてしまいましてね。
やる事ないし暇だからといって家族を起こしてしまうほどの暴君亭主でもないもんですから、手持ち無沙汰な感が否めないながら、長男が起きるであろう6時まで我慢しまして、でも6時になったら長男を叩き起こして、朝の散歩へと出掛ける事に致しました。
宿から数分歩いたところに、立派なお寺がありましたので、ここを探検してみたいと思います。
お寺の入口のすぐ脇に、寺の名前が書いてありました。 えっ?!大本山って、かなり立派なお寺なんじゃないの?
なぜか小さなソーラーパネルを携えてる近代的なんだか伝統的なんだかわからない灯籠もありまして、謎は深まるばかりです。
とりあえず入ってみましょう。
小さな門構えからは想像できないくらい奥行きのある石畳みが奥へ奥へと続きます。
今度は寺院らしい立派な門構えの木造建築物が見えて参りました。
きっとこの中には奴らがいるに違いない......。
ほーら、やっぱり仁王門でしたよ。
口を空いているこちらが阿形の仁王像。
口を閉じているこちらが吽形の仁王像。
解説によると、仁王門自体は西暦1705年に建立されたもので、仁王像は西暦1730年に作られたものだそうです。
300年前からあるんですな。すげー!!
立派な鐘撞堂というか釣鐘堂もありまして。
途中にはこんな子供の像も建ってました。
えーっと、『日蓮聖人ご幼像』って書いてありますね......。
えっ?!
日蓮って、あの日蓮宗の開祖である日蓮さんのこと?
そうなんです。ここ鴨川市小湊は、日本史で習った日蓮宗の開祖である日蓮聖人が生まれた地でもあるんですね。
立派な本堂の写真とは関係なく話をさせていただきますと、前回ご紹介した国の特別天然記念物である鯛の浦という浅瀬に鯛がわんさか集まる不思議な現象が起きるのも、日蓮聖人ご生誕の地ならでは、ということらしいですわ。なるほどねぇ。
このお寺のすぐ脇に、特別天然記念物である鯛の浦を観光できる遊覧船乗り場もありました。
なんともまぁ、由緒正しいお寺なんですなぁ。
はい、ということで、早朝過ぎてお土産屋さんも全く開店しておりませんでしたので、とっとと宿に帰って朝風呂と行きたいと思います。
その後は朝飯ですね。グフフ。
あ、ちなみに小湊漁港はシ〜ン......としてまして、漁船が漁に出た形跡もなけりゃ、水揚げで盛り上がってるシーンなんてのもなし。
なので、このまま宿に直帰しまーす!
さてさて、ひとっ風呂浴びて散歩でかいた汗を流した後は、朝飯となります。
昨晩アレだけ食べに食べたのにお腹が空くから不思議。
朝食の全体像はこんな感じ。
ビジネスホテルとかでありがちなビュッフェスタイルではないですよ、もちろん。
旅館や民宿の和食って感じの、小鉢がいろいろあり過ぎてどれから手をつけてイイのか迷うような、嬉しい朝食です。
和の朝食と言えば鯵の開きですよね。 そして白飯はおひつに入ったものではなく、一人に一つ小さなお釜が付いてくるという!
蓋を取ったら、ホレホレこの通りっ!
大量の湯気の向こうから炊きたての白飯がぁ〜!
小さなお釜と書きましたが、お茶碗に2杯分はゆうにありますね。おかわり必至ですな。
そして大きめのお椀に入ったアラ汁には、昨晩食べた伊勢海老がっ!!
昨日の晩飯でいただいたアラ汁の数百倍は美味くなってるぞ?!
この後、朝飯に夢中になりすぎて一切写真を撮っていない事実が判明致しましたので、テキストでのみお送りしますが、白飯は結局3杯いただきました。
お釜の中にあった白飯は2杯分なんですが、カミさんが1杯でいいと言うもんですから、その残りを奪うように、そして貪るようにたいらげました。
- 白飯1杯目 鯵の開きやだし巻き卵などの入った小鉢をチョコチョコと摘みつつ完食。
- 白飯2杯目 別のテーブルに「ご自由にどうぞ」と置いてあった生卵と味のりを存分に使って卵がけご飯で完食。
- 白飯3杯目 同じく別テーブルに「ご自由にどうぞ」と置いてあった納豆を親の敵であるが如くかき混ぜて載せて完食。
いやいや、食べ過ぎでしょ……。
さ、お腹も満たされたところで、今回はここまでっ!
(おわり)
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