未公認なら書くなと。
でもまぁ、自ら未公認と名乗る時点で悪気はないみたいだと暖かい目で見守りっていただきたい。そして決して訴えないでいただきたい。そう切に願ってやまない今日この頃です。
さてさて、前回は今年上半期の成果を大々的にご披露させていただきました。
真☆煩悩の赴くままに: 574:【第2四半期経過報告】今年最大の目標は今どうなっているのか?〜銀座 天龍の餃子ライス〜の巻
今年こそは目標達成っ!と行きたいもんですなぁ。
せっかく訪れたので、周囲の目も憚らずに愛用のiPhone5(JB)で静かに写真などもたくさん撮って参りましたので、今回は「これが(ボク的に)正しい、銀座 天龍の餃子ライスの食べ方だっ!」というテーマにてお送りしたいと思います。
ちなみに、これまで何度もこの内容をお伝えしているので、「またかよっ!」とお嘆きの貴兄もいらっしゃるかと存知てはおりますが、それでもあえて、やらしてやっておくんなせい。
一説によると、ブログで何度も同じテーマを扱っても構わないという鉄則があるらしく、それだけこのテーマに思い入れがあるという証にもなり、更に、何度も何度も同じテーマを書くことでみるみるウチに深堀りされ、自分でも気づかなかった新しい発見があるとも言われております。
なので、今回はこれまでのどれよりも詳しく、初心者の方にも解りやすく丁寧に解説してみたいと思います。
銀座 天龍の場所
目指すお店はこちらになります。
東京メトロ有楽町線の銀座一丁目駅6番出口を出たら、一方通行の車道を渡ってすぐになります。
開店時刻11:30よりも5〜10分前に現地に到着し、並んで待つことをオススメします。
夜に訪れる場合は、複数人で飲みに来ている客も多いので、一人で食事のみと入口で告げるとすぐに2階の相席OKな中華テーブルに通されます。
昼間は入口すぐにあるレジで食券を購入します。夜は席で注文し最後に伝票を持参してレジで清算します。
餃子ライスのお値段は、昼も夜も同一料金で1,120円になります。アベノミクスの影響が出て値上げしないうちに急いで食べに行きましょう!
ツケだれの作り方
中華料理店らしく、テーブルに小皿がたんまりとおいてありますので、出されたお冷で一息ついたら、ツケだれを作って待ちましょう。
毎回言ってることが違う気がしないでもないですが、現時点でのベストな調合はこんな割合になります。
- 辣油:2
- 醤油:4
- お酢:4
まずは辣油。
そして、その倍の分量の醤油を投入。
最後に醤油と同等の分量のお酢。
これで完成。後は待望の餃子とライスが出てくるまで、箸をちょんちょんとつけては舐めつけては舐めして待ちましょう。←下品だからやめよう。
第一幕:餃子の食べ方 with ライス
そしていよいよ、待ちに待った餃子ライスの登場ですっ!
と言っても、頼んでから5分程度ですぐにで出てきます。
ご飯は中華料理店によくある汁物を取り分ける際に使う器ですので、一般的なご飯茶碗よりも少し小ぶりかもしれませんが、こんなもんで十分です。
「いやいや、もっと白米を食べたいっ!」という方には餃子ライス(大)1,170円がありますので、そちらをオススメします。
ただし、メインの餃子の大きさを観てからよ〜く考えて下さいね。かなりのボリュームですから。
さて、それでは、実際に食べる前の準備に移ります。
まずはほぼ平らに盛られた白飯の一部に窪地を作ります。
窪地を作る際に掘ったご飯は食べてもイイですし、除けてもイイです。
この窪地を何に使うのか?というと、こんな感じで活用します。
天龍の餃子は大ぶりなので、成人男性でも一口で丸々一つの餃子を食べるのは困難です。一口食べた後の残りの餃子は、
- そのまま餃子の皿に戻す。
- ツケだれに浸したままにする。
- 白飯の上に載せる。
- 箸で持ったまま。
よ〜く考えてみて下さい、餃子がアンを皮で包んでいる料理だという意味を。
一口食べた後の餃子の残り部分は、皮の一部がまるで真夏の海水浴場の若者の心理みたいにかなり開放的になっております。
ここに唯一の弱点がありまして、餃子は一口食べると、皮の内側に閉じ込められていた旨み成分満載のアンや肉汁が滴り落ちてしまう不安定な構造に変化してしまうんですね。
アンがこぼれたり汁が溢れ出るのを阻止する事に労力を費やす(=箸で持ったまま)のでもイイんですが、そうなると口に含んだ餃子とライスのハーモニーを楽しむことがほぼ不可能になりますので、食べかけの餃子をあるがままに受け入れてやる大きくて広い心を持つ大人の対応に迫られ、全ての行いを許容してあげる必要が出てきます。
それでも、元々餃子が盛られていた皿に戻してアンや汁がただ流れ出るのを指を加えて見ているワケには行きません。ましてや、ツケだれの入った皿に浸し続けるなど言語道断です。
解りますね?
正解は「白飯の上に載せる」です。
それが故の事前準備というワケです。
しかも、全て受け入れてくれる母親のような白飯ですから、こぼれたアンも溢れ出た肉汁も後でご飯と一緒に食べることができるのです。
うーん、なんて心の広いお方なんだ、白飯様は......。
そんな白飯ですが、決して主役ではないという事を忘れてはいけません。
ラーメンと一緒に注文する餃子、チャーハンと一緒に注文する餃子などは、あくまでも主役のラーメン・チャーハンの引き立て役、助演俳優でしかありません。ビールと餃子の組み合わせでも同様ですね。
しかし、この餃子ライスにおける唯一絶対無二の主役はあくまでも餃子なんです。
ご飯のオカズとしての餃子ではない。
餃子を楽しむための一アイテムが白飯だという事を忘れないでいただきたい。
なので、小ぶりの茶碗に入った白飯は、とっとと片付けるにかぎります。
ペース配分としては、こんな感じ。
大きめな餃子一つに対して、茶碗の1/4〜1/3ほどの白飯をたいらげるペースをキープしましょう。
そうすると、8個ある餃子の半分を食べ終わる頃には、
ご覧の通り、白飯完食の状態になります。
ここまでが餃子と白飯のハーモニーを楽しむ第一幕となります。
幕間の休憩時間
サッカーに例えるとまだ前半が終了したに過ぎません。ちょうどハーフタイムに当たります。
餃子と白飯のハーモニーを十分楽しんだ後はお口直しです。
フランス料理でいうところの柑橘系のシャーベットに該当するのがこちらになります。
高菜の漬物ですね。
これを一口〜二口ほど食べ、口の中を一旦リセットして下さい。
後半に備えて、お冷やを飲むと更に良いですね。
第二幕:餃子の食べ方(独奏)
さぁ、今度はいよいよ、餃子だけを十分に楽しむ時間となりました。
残りは僅か4個ほどしかありませんので、一口一口を噛み締めながら、皮のプリプリした食感も、溢れ出る肉汁も、口の中でポロポロと優しくほぐれていくアンも、そして絶妙なブレンドのツケだれと餃子一つ一つのパーツが醸し出す味とのコラボレーションも、全てを楽しみ尽くすという覚悟で臨んでいただきたいと思います。
箸でおもむろに取り上げた餃子をツケだれにつけ、
かじるっ!
ほら、美味しいでしょ。
白飯とのハーモニーも捨てがたいですが、餃子単体でのソロプレイも何とも言えない奥深さがあることを実感するに違いありません。
やはり餃子ライスの主役は餃子であると、これまで疑ってかかっていた貴方も気づかれることでしょう。
それではもう一度、箸で取り上げてツケだれにつけ、
白飯が入っていた茶碗を受け皿としつつ、口の前まで運び、
パクつくっ!!
餃子単体でのソロプレイを都合4回ほど楽しむと、いよいよフィナーレへとなだれ込むことになります。
終幕〜そしてアンコール
今、貴方の目の前には満足感の後味と共に、至福の時があまりにも短かったという虚無感にも似た、何とも言い難い遣る瀬無さが広がっていることでしょう。
目の前に広がるのは、空の器たちばかり......。
そう、餃子ライスを食べ終えた後、誰にでも訪れるのは、感動でも賞賛でも達成感でもなく、「もう終わってしまったんだ」という脱力感そのものです。
今度はいつ食べられるかわからない餃子ライス......。
その別れが名残惜しい気持ちも解りますが、席が空くのを待っている次のお客さんがいるかもしれませんので、ここは一つ、大人しく席を立ってですね......
いや、ちょっと待って下さいっ!!
まだやり残している事がありました。
それは、あのかつて白飯が入っていた小ぶりな茶碗の中にひっそりと、だがしかし、圧倒的な存在感でそこに佇んでいたのです。
溢れ出た肉汁......。
こいつを飲み干して、潔く席を立ちましょう。
卑しいな、おいっ!!
という事で、いかがだったでしょうか?
自分で言うのも何なんですが、書いてる最中に餃子ライスが食べたくて食べたくて仕方がなかった......。
昨日食べたばかりなのに......。
お読みいただいた方々にも、そんな感じになっていただければボクも書いた甲斐があるってなもんです。
たぶんまた天龍の餃子ライスについては書きますよ。
えぇ!何度でも何度でも書いてやるんですっ!!←何のために?
ってなことで、お時間が参りましたので、今回はここまでっ!
(おわり)
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