夏休みは終わって、子供たちも二学期が始まって学校やら幼稚園やらに通い始めてはいるんですが、思い出ってのは後になって振り返るためにあるもんなんでね、相変わらずマイペースで続けさせていただきますよ。
話は変わりまして、掲題の話。
ボクが子供の頃に、よく母親に連れてこられたのが博物館。楽しみながら歴史やら理科系のお勉強が出来るってな魂胆があったんでしょうか、毎年のように弟と三人で色んな博物館やら博覧会に連れて行ってもらった思い出があります。
そんなボクが大人になって子供が出来て、未だに行ってなかったのが昔何度も訪れた事がある上野の国立科学博物館。
ボクが子供の頃も大恐竜博とか北京原人展とか毎年のように夏休みになると特別展示が行われておりました。
今年は春先にNHKスペシャルで話題になった大きなイカの特集が組まれているようですな。
国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo
iPhoneだとトップページの画像が見れませんが、一応貼っておきます。
さてさて、やって参りました上野の国立科学博物館。
少し前まで色を塗り替えておりましたシンボルのクジラくんも見事に公開されておりました。
コイツを観ないと国立科学博物館に来た気がしないのはボクだけですかね?
ところで何クジラだっけ?ザトウクジラ?シロナガスクジラ?
→かつてはザトウクジラで、今はシロナガスクジラらしい。人の記憶なんて曖昧なもんですな。
さてさて、開館時間の9時に遅れること30分、まさかとは思いましたが、すでに90分待ちの大行列が出来ておりました。
夏休みの自由研究対策か?そんなに混雑するとはこちらも予想外。思わず引き返そうかと思ったくらい。
しかし、「これはひょっとして?」と思い、最後列はこちらという看板を抱えた職員のお兄さん(バイト?)に一声掛けてみますと、今度は予想通りの答えが返って来ました。
この行列、ダイオウイカの特別展示も併せて観る人たちが並んでる列でした。
こっちの目的は恐竜とか古代動物の展示でしたので、通常展示の入口はあるのか再び訪ねますと、あるって言うんで行ってみましたら......
こんな閑散とした状態。
ただでさえ広いんですよ、この博物館。一日で回り来れるハズもないし、そもそもボクの体力と子供らの忍耐力がもつワケがない。
ということで、子供たちの了承を得まして、ダイオウイカを含む特別展示の深海展は早々に諦めました(というかハナから興味なし)。
通常展示のみの入口は、チケットもすぐに買えるし、並ばずに博物館内にも入れます。中は空調が効いてて快適。
国立科学博物館の中は大きく二つに別れてまして、日本館と地球館に大別されます。今回は子供たちも初体験ということで、より楽しそうな方、しかも生命の神秘と進化の過程が学べる地球館に行くことにします。
余力があれば他も観て回るってことで、早速地上3階地下3階の建物へと移動します。
まずは地下2階の「地球環境の変動と生物の進化〜誕生と絶滅の不思議〜から観てみましょう。
ホントは地殻変動とか植物プランクトンとか動物プランクトンとか海ユリとか最初の過程があるんですが、まずはこれから始めるでしょう!
ご存知アンモナイトです。
その昔は新宿三越の内階段の壁の大理石の中にもたくさんいたんですよ、化石としてね。
いわゆる無脊椎動物ってヤツに当たるんすかね。
中にはこんなに大きなアンモナイトも。
ちなみにウチにも小さなアンモナイトの化石があります。アンパンくらいの大きさの。
そしてお次は三葉虫。
カンブリア紀とかデボン記とかで細かく種類が別れるそうです。聞いたことあるな。
でも見た目がこんな感じなので......
早くも幼稚園児の娘は軽く引いてます......。
よーし、この際だからお魚さん(本来はこの後は魚類)とか、もっと気持ち悪い節足動物とかはすっ飛ばして、次に行こう、次!
ほーら、魚類から進化して一旦は陸生動物になったのに、わざわざまた海に戻った恐竜さんだよ!
昔は恐竜なんて「○○ザウルス」と単純な名前だったのに、最近は分類が細かくなったのか、舌を噛みそうな難しい名前になっとるんですな。
アンビュロケトゥス・ミニムスとかドルドン・アトロクスとか......。
そして再び陸生動物へ。こちらはディメトロドン。 恐竜の一種というよりは、哺乳類へと進化した過程に存在した背中の大きな帆で体温調節する哺乳類の祖先として紹介されておりました。
そして、今回のメインステージである地球館地下1階の「地球環境の変動と生物の進化〜恐竜の謎を探る〜」へと進みます。
こちらはカモノハシ竜と言われた恐竜ですね。
その名をはヒパクロサウルスというそうです。
そんな名前だったっけ?
そしてこちらの怖そうなのが、超有名なティラノサウルス・レックスです。
そう言えば、映画「ジェラシック・パーク」が公開された頃は、そんな風に呼んでましたね。昔はただのティラノサウルスだったのに。
こちらはアンキロサウルスかと思いきや、エウオプロケファルス・ツツスとのこと。
一応アンキロサウルス科に属するそうです。記憶は鈍ってなさそうだな。
そしてこちらがステゴサウルスだと思うんですが......
正解はステゴサウルス・ステノプスだそうです。む、難しい......。
これはやたらデカいから、ブロントサウルスかブラキオサウルスだと思うんだけどなぁ。
またも不正解!正解はアパトサウルス・アジャックスでした、とほほ。
上の方には角竜類の頭蓋骨の展示がありまして、
その下には、出ました!
トリケラトプス・ホリッドスですね!
再び地下2階へと戻りまして、恐竜絶滅後にこの世を支配した大型哺乳類の展示も観て来ました。
たぶん、こちらがマンモスかと思われます。
あ、正式にはコロンビアマンモスだそうです。
そしてマンモスよりも大きなのがこちら。
大型の馬みたいなインドリコテリウムです。
こちらも象の祖先なのかな?デイノテリウムです。
ツノというかキバの生えてる方向はこれでイイんでしょうか?
こちらはスミトロドン。名前は丼物みたいですが、肉食獣ですね。トラの祖先に当たるんでしょうか?
そしてまたまたマンモスかと思いきや、アメリカマストドンという象の祖先。
このように恐竜全盛の時代から、大型隕石の地球衝突→氷河期(国立科学博物館ではこの説を採用してるようです)を経て、哺乳類が地上で繁栄した、とそういう話なんですが、すでに飽きたのか、子供たちは早くマクドナルドでハンバーガー食べたいとうるさいので、この辺りが限界と踏んで、国立科学博物館を後にします。
ホントはこの後に猿人→原人→新人という人間の進化の過程があるんですが、子供らには面白くも何ともないんでしょうなぁ。骸骨だらけで気持ち悪いしな。
だがしかし、最後にどうしても見せたいものが。
進化の過程は思いっきり端折って、さらに知性も体格も大幅に進化した大型の哺乳類を観に行きました。
それがこちら!
そう、これが哺乳類から派生して人間へと進化した形、それがサイゴウドンです!
えーっと、そんな感じです、はい。
......ちなみに、今回のオチはこれです。
えっ?!
いや、ほら、スミトロドン、アメリカマストドン、ってわざわざ写真の順番を変えてまで「ドン」続きできたからね、最後もサイゴウドンって......。
ホント、すみません......。
あ、ちなみに西郷隆盛像は国立科学博物館にはありませんからね。こちらは屋外の上野公園にありますので、ご注意下さい。
それに、これがやりたくてわざわざ子連れでクソ暑い中、上野まで出向いたワケじゃありませんから。
そこのところ、誤解のないようにお願いします。
ってなことで、今回はここまでっ!
←さすがに気まずいのかさっさと終わる。 (おわり)
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