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2013年10月2日水曜日

621:【戯れ言】ブロガーとしての質が問われている?の巻

先日、こちらのブログを拝見した。

@donpy 通信【590号:2013/09/29版】 | 覚醒する @CDiP
iOSアプリのアフェリエイトに関するお話。

ブロガーでない方々には全く関係のない話をここでさせていただくのは不本意であるし、非常に申し訳なく思うのだが、こちらのブログに書かれていることに共感を覚えたので、一言述べさせていただく気になった。


ふだんから色んなブログをご覧になっている方々なら、ご存知であろう。

便利なアプリを紹介する記事が世の中には溢れているのだが、そのいずれもに紹介しているアプリへのリンクが含まれている。

例えば、このブログでも過去にボク自身が実際に使って便利だと思ったアプリを紹介させていただいたことがある。

真☆煩悩の赴くままに: 570:【アプリ】iPhoneでFeedlyを使うならNewsifyを使うとイイに決まってるさっ!の巻〜設定・前編〜
例えばこれ。こちらは設定編の前半部分。

真☆煩悩の赴くままに: 571:【アプリ】iPhoneでFeedlyを使うならNewsifyを使うとイイに決まってるさっ!の巻〜設定・後編〜
そしてこちらが設定編の後半部分。

こういったアプリ紹介記事の中には、形や見映えは違えど、こんなリンクが必ずあるはずだ。

Newsify: Your News, Blog & RSS Feed Reader - Free iPhone & iPad App for reading News, Sports, Tech, Business, Magazines, Newspapers & More 2.1.1(無料)
カテゴリ: ニュース, 仕事効率化
販売元: Ben Alexander - Ben Alexander(サイズ: 8.9 MB)

何もアプリに限った話ではない。

読んだ本や、買った物、聴いた音楽や、観た映画など、様々な商品の販売元へと通じるリンクがほとんどのブログには含まれている。

こういったリンクをブログ内で表現する意図は、ブロガーの数ほどあるのかもしれないが、大別するとこんな感じになるのではないだろうか。

  1. 他の人にも使ってもらいたいから。
  2. 自分自身で使ってみて、これは便利だし、お得感があるし、こいつを使わない手はないでしょ!と思うから、他の人にも使って欲しいと思い、お節介でリンクを張って紹介するのだ。

  3. この商品を売る人を応援したい。
  4. 知り合いか何かなのかもしれないし、そうではないのかもしれないが、素晴らしい商品を世に送り出してくれた方を紹介したいとか、その方の売上に少しでも貢献したいとか、売る側買う側双方にお節介を焼きたいから、リンクを張って紹介するのだ。

  5. 紹介した商品を売って報酬を得たい。
  6. 商品をブログで紹介すると幾ばくかの報酬が入るようになっているし、読者がそのリンクから商品を購入すると売上の数%の報酬が入る仕組みになっているので、リンクを張って紹介するのだ。
思いついたのはこんなところなのだが、少なくともほとんどのブロガーが「3.紹介した商品を売って報酬を得たい」と思っているのは間違いない。

そうでなければ、アフェリエイトの提携先がLinkshareからPHGへと移行すると発表があった時点で、多くのブロガーが右往左往するはずがなかったからだ。

先ほどのブログから引用させていただくと、

あくまでも linkshare から PHG への移行はブロガーの中の人の「金儲け」に関わる話であって、その移行について色々言うよりも「稼ぎたいなら詳しい人に相談する」か「自力で解決」がよい選択肢だと思ったんですよね。そもそものエンドユーザーさんにはまったく関係ない話なわけです。
まさに仰るとおり。

多くのブログの読者には、アフェリエイトの話なんか関係ない。読者がブロガーであると想定して書かれているのであろうが、それをブロガーではない読者も目にすることになるのだ。

だからボクも先ほどのブログの筆者同様に、本件についてはブログでは触れないようにしていたし、そもそも未だ新しいアフェリエイト提携先との契約すら行っていない。

慌てれば慌てるほど、ブロガーでもアフェリエイターでもない人たちに余計な誤解を抱かせることになりかねないと思ったからだ。


いつの頃からか、アプリの紹介は基本的に無料アプリに限定するようになった。

理由はなんとなく、気分的にそんなゾーンに入ったからだと思う。

いや、そもそも基本スタンスとしては、アプリの紹介そのものを避けて通ってきた自覚はある。

その方面には、どこから見つけてきたのか解らない素晴らしいアプリを紹介するブログがあることを知ってるし、そんなブログには到底敵わないし、邪魔はしたくなかったし、それに同じ土俵で戦う意味を見出せなかったから、かな。

同じアプリをたくさんのブログで紹介すれば、そのアプリが如何に素晴らしいものなのかを訴求することに繋がる?と考えなくもなかったが、まぁそれはボクの役目でもなかろうと自ら放棄した、というワケだ。

先ほどの、このブログで紹介したNewsifyは、Feedlyに溜まったRSSフィードを消化するために毎日ボクが使っているアプリだ。もちろん無料。非常に使い勝手がイイし、重宝してる。

そのエントリーの中でも書いているが、このアプリの設定項目は多岐に渡り、どのような意図を持って今の設定にしたのかの備忘録として、自分のために書いたものでもある。それが誰かの目に止まり、何かのお役に立てたら、副次的ではあるが書いた意味を見出せるんじゃないかと思って公開したもの。

もちろん無料なので報酬が入るワケでもないし、開発者と知り合いだとか、開発元の会社と何らかの繫がりがあるということもない。

ただし、それをここで証明することは困難なのだがね。

いやはや、何とも難しい。

単なる言い訳に見えてしまう可能性もあるので、この話はシンプルにこの辺にしておくか。


あと、先ほどのリンクに『ダウンロードはこちらから!』のようなボタンを設置することも出来るが、それもやってない。

「その方が読者にとって便利だから」という理由で色んなブロガーさんがボタンを設置してるみたいだが、あれをやらない理由がボクにはある。

一番の理由は面倒臭いから。

あとは、そんなもんを設置しなくても、リンクが貼ってあることが判る人には判るし、解らない読者は自分でApp storeで検索すりゃ購入できるから。

あの一時期のブロガーだけで盛り上がったボタン設置の時も、今回と同じようは感慨を抱いたのだが、あの時は勇気が足りなくて書くことができなかったんだな。

「あのボタンは、ここから買え!という無言の圧力でもある」と思う読者はいなかったのかな?

それを想像したブロガーさんはいなかったのかな?

ボクはそんな風にブロガーとしてのエゴを全面に押し出す気になれなかったし、そんな風に思われたくなかったから、対応しなかったんだよね。

考え過ぎ?

病んでる?

まぁ確かに飲み過ぎで疲労困憊ではあるんだがね、歓送迎会シーズンだし。


たぶん、ボクはこれからも、自分で試してイイと思ったものしか推奨しないし、ダメだと思ったものは徹底的にどこがダメなのかを追求し、独自の理論を展開することを厭わないと思う。

多少の軋轢など物ともせず、言いたいことは言うだろうし、それをどう感じるかは全てを読者に委ねようと思っている。

もちろんその商品のリンクは貼るだろうし、そのリンクを辿って購入した場合には、ボクに幾ばくかの報酬が入るようになる仕組みを使う場面もあると思う。

が、今回の一連の騒動(?)のように、ボク自身が面倒臭さや胡散臭さを感じたら、そこで一旦止める選択をするんだと思う。

なんか、そんなことで慌ただしくするのは、浅ましいと思ってしまったんだな。

このブログから何らかの報酬を得ようと躍起になり、複雑な手間をかけてまでそれを実行することの根本にある原始的な欲求を見透かされてしまいそうでね。

だいたい、そのための作業をする時間があるのだったら、ネタを練りたいし、文章を書きたいからね(笑)。

また、ブロガーだけをターゲットにしたエントリーは、たぶんもう意図的でない限りはあまり書かないと思う。

ボクが想定しているこのブログの購読者はブロガーに限らないし、それほどブロガー諸氏に役立つ情報も持ち合わせていないし、ブロガー同志の横の繋がりを利用してまでこのブログを世に広めようという野望は持ち合わせていないし。

......偽善かな?

たぶん、このエントリーに書かれていること、全てが偽善に満ちてるな(笑)。

なんたって、ボクもお金は大好きだし、くれるんなら貰いたいのは当然だしね。

ただ、もう少し節度を持って......

いや、やっぱり偽善だ。

(おわり)

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