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2013年10月29日火曜日

639:【戯れ言】ブラック企業と決めるのはそこで働いてる人の主観で決めりゃあよくて、他人がとやかく言う話じゃないよね?の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のωブロガーこと、ひろさの(@Hirosano)です。

サラリーマンであるボクも、社内では腹黒い「ブラック・サラリーマン」などというありがたくもないあだ名をつけられているので、とても他人事とは思えません。

念のために断っておきますが、別に法を侵す不正を働いてるというワケではありませんので、念のため。

聖人君子ばかりの世の中じゃあ面白くもないですし、人間ちょっとくらい腹黒い方が生きやすいんですよ。これボクの持論。

ということで、今回は巷を賑わす(?)『ブラック企業論』について、ひと言物申してみたいと思います。


最近、とあるグローバルで低価格戦略を展開するアパレル関係の企業における過酷な労働環境を取材して記事にした出版社が、そのグローバルな服飾関係の企業から訴えられた裁判の一審判決が出ましたね。

「過酷労働」記事、ユニクロが敗訴 東京地裁判決 : 日本経済新聞
珍しく嫌いな日経新聞から引用させていただきます。

これは別に、そのグローバルで低価格戦略を展開するアパレル関係の企業がイコール「ブラック企業である」とする判決が出たワケではなくて、週刊誌の記事で名誉を傷つけられたとするグローバルな服飾関係の......あぁ面倒臭い!

つまりその週刊誌の記事の内容が嘘八百であるとした「ゆにくろ(仮称)」の訴えを棄却した、という話ですよね。いわば、週刊誌に書いてあることが嘘や捏造ではなく、関係者の証言などからも真実だと認定されたと、ただそれだけのことです。

要するに訴えた「ゆにくろ(仮称)」の訴えが間違ってて、週刊誌に書かれていることは嘘や妄言や捏造ではないという結論が出ただけ。

別に過労死した人の遺族が訴えた裁判ではないですし、証言した店長が原告となって起こした裁判でもないですし、裁判所が「ブラック企業」と認定したワケではないですよね。嘘が誠かと言われたらその話は本当だったと、そういうことです。

その企業の店長の労働環境が非常に過酷なもので、タイムカードを押していったん退社したことを装ってその後にサービス残業していたというのが事実で、それを会社も黙認していたのも指摘されただけです。


さぁ、ここで皆さんはどう考えるか?なんですが、「こいつは酷い!まさにブラック企業の典型だっ!」と思う若い人もいれば、「いやいや、そんなことは少し前なら当たり前で、俺たちが若かった頃はそれはそれは理不尽な.....」と自分の若かりし頃の武勇伝を頼んでもいないのに語りたがるおじさんもいらっしゃるかと。

でも、それでもその人たちは実際にその企業に勤めてるワケじゃないから、そんな外野がとやかく言う筋合いのものじゃないと思うんですよね。

仕事の内容なんて千差万別で、どれが楽しくてどれが苦しいのかなんて、人によって捉え方は異なりますし。

「今は辛いけれど、ある一線を越えるまでは頑張り続けよう!」と歯を食いしばって頑張ってる人もいれば、「あーもうこんな会社で働くのはくだらねぇ!組織の理論だか何だか知らないがいろんな制限や縛りばかりで、周りは常に上から目線でモノを言うヤツばかりでウンザリだっ!この際だから起業してやるっ!」ってプロブロガーを名乗って、一元的なモノの見方しかできないくせに時々で異なる一貫性のない主張を掲げたブログを書いて、一人悦に入ってるチンケな野郎もいるかもしれないじゃないですか。ちょっと話が逸れましたけど、別に特定の個人を想定して書いてるワケではありません。

社畜だとか脱社畜だとか騒いでる人たちもいますけど、中には立派な一流の社畜を目指して頑張ってる人もいたりするワケで、社畜だからダメだとか、社畜にだけはなっちゃいけないとか、ブラック企業にしか勤められないオマイらはかわいそうとか、大企業はぬるま湯だとか、とにかく世の中には余計なお世話を焼きたがる輩が非常に多いと思いませんか?

きっとよっぽど暇か、何かしら裏の企みがあるにちがいないんですよ。どうせ綺麗事を並べ立てた書籍を書いて、その売り上げを伸ばそうっては魂胆に違いな......いや、これも余計なお世話ですね。失礼しました。


結論はタイトルに書いた通りなんですけど、その企業がブラック企業か否かを決めるのは、そこで働く人たちの主観で決めればイイと思うんですよ。

もちろん、法に触れるようは行為は御法度なのは当たり前なんですが、たとえ残業時間が100時間を連続して越える月が何ヶ月も続こうが、企業側がそれなりに配慮して医学的にもちゃんとケアしてて、上司との面談とか人事の介入とかもしてて、本人もそんな状況に置かれてることをキチンと自覚も認識もしてて更に納得もしているのであれば(そんなの大手企業だけでしょうけど)、その企業はその人にとって「ブラック企業」なのかどうかは判らないんじゃないですかね。ぽっと出のアカの他人には決められないことだと思うんですけど。

横から斜めから時には上から目線で「そんな非人間的な生活を送っていてはダメだ!」なんて、その人のありのままの今の生活やら態度や人格などを全方位から否定しかねない余計なお世話やお節介は、あまり焼かない方がイイとボクは思ってしまうんですよね......。

まぁ、お節介でもお世話でも、焼きたい人はどこか知らない土地でその人の耳に届かないところで勝手に焼いてればイイと思うんですよ。

同じ企業に勤めている人でも、「ここはブラックだ!」と諦めちゃう人もいれば、「まだまだここで頑張って、もっともっと上に登りつめてやるんだっ!」って人もいると思うんですがね。

前者の人にはブラック企業でも、後者の人は「こんなもん屁でもない」と考えているかもしれないワケで、各々の主観で判断してもらえばいいんですよ。

辛いなら辞めるだろうし、辛いけどまだイケるなら留まるでしょうし。

客観的な結論や法的な判断とかは司法なり行政なりに任せておいて、人それぞれの考え方や立場にやたらめったらとやかく言うこの万人がいい人になりたがるお節介な世の中はどうなんだろうなぁ〜と、かつての長時間サービス残業経験者はみな思っていると思うんですけどね。

どうなんでしょうね、そこら辺?

どう思います?

(おわり)

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